ライラ フレンチKISSをあなたと


パパにはヒ・ミ・ツ2」、日本語を喋るデヴィッド・スペードにもだいぶ慣れてきた。今回はいきなり裸(にジカ布団)でソファーに寝そべっての登場。なんだかんだいってしょっちゅう脱いでる。ぺらぺらの上半身もすっかり見慣れました。


「パパには〜」でのデヴィッドは一家に居ついてる無職の甥っ子という役柄なのですが、今回の放送で「恋人が迎えに来たら、あったかいカリフォルニアに行くんだ〜」と言う場面があった(その後、当然のごとく振られてしまう)。
でもってその後、先日廉価盤を買った「ライラ フレンチKISSをあなたと」を観たら、舞台があったかそうなロサンゼルス(デヴィッドが「ここじゃあ(金や地位より)頭の回転が決め手なのさ」というようなことを言う)。偶然だなーと思っちゃった。

ライラ~フレンチKISSをあなたと~ [DVD]

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海辺の町でちいさなレストランを経営するディラン(デヴィッド)は、同じアパートに越してきたチェロ奏者のライラ(ソフィー・マルソー)にひとめ惚れ。脱走癖のある彼女の犬をダシに仲良くなろうとたくらむが、色々トラブルに巻き込まれ…
デヴィッドの魅力満載なお話で、これが日本じゃ「ソフィー・マルソー主演」としてしか出せないんだから、「Joe Dirt」のソフト化は今後も期待できないな…
犬と一緒におフロでシャンプー、チェロが大きくて運べない等々、多くのツボシーンが。ワンちゃんを「ウォシュレット」させるシーンは、なんかエロい。


冒頭デヴィッドが、アパートに居ついてるオバサン連中にカードで負かされて裸にされちゃうくだりがあるのですが(やたら何度も物を落としては拾い、テーブルの下から下半身を覗こうとするツワモノも…)、彼は年上の人にいいように可愛がられるのが似合う。子供にはバカにされてばかりだけど(笑)
ソフィー・マルソーのキャラクターは、自分のことばかり喋ってる女性に思えてしまうんだけど、ソフィー自身の表情は昔のまま、キュートでした。ほぼ全篇、日に焼けた肌にスリップドレスというカッコなんだけど、途中白いパジャマを着てるのもとても良かった(中の下着が黒ってのがまた可愛い)。
その他の出演者も面白くって、ちょろっと出てくるのがマーティン・シーン(久々だ)やジョン・ロビッツ(「リトル・ニッキー」の冒頭、不届きなことをして地獄におちる男/「ディッキー・ロバーツ」でディッキーの健気すぎるエージェント)など。


ところで、この映画で最初に流れるのがヴァンヘイレンの「Runnin' with the Devil」なんだけど、アメリカの、というかSNLのこの世代って、やっぱりこういうのなのかなあと。「リトル・ニッキー」でも冒頭の曲がコレだし。デヴィッドは「Joe Dirt」でも(このご時世に、という設定で)ヴァンヘイレンのファンというキャラクターみたい。
ソフィー・マルソーの役柄がフランスからやってきたチェロ奏者なので、ポピュラーなクラシックの曲の数々も聴けます。私は弦楽器に疎いので、彼女の弾き具合がどんなもんだかわからないのですが、チェロ弾く人って、地にがばっと足つけてるカンジがカッコいい。
(ちなみに私が映画に出てくる「チェロを弾く人」で一番に思い出すのは、「ハンガー」のデヴィッド・ボウイ
あと、サントラに入ってたニール・ダイアモンドの曲(デヴィッドが歌ってるの)は、ああいう場面で出てくるのかと。ヘタだけど良かった。


imdbみたらデヴィッドは「レーシング・ストライプス」にも声の出演してるみたいなので、楽しみ。