2019-01-01から1年間の記事一覧

今年を振り返って

今年劇場で見た新作映画の中からお気に入りベスト10を、観賞順に。▼マイ・ブックショップ(感想)▼ビリーブ 未来への大逆転(感想)▼ブラック・クランズマン(感想)▼僕たちは希望という名の列車に乗った(感想)▼氷上の王、ジョン・カリー(感想)▼風をつか…

年末の記録

年末の洋食。 同居人が作ってくれた、能生で買ってきた蟹の爪を使ったドリアの夕食。寒くもなってきて年末気分高まる。 銀座に買い物に出た際には、何年ぶりかの不二家レストラン数寄屋橋店でランチ。同居人はステーキとピラフのプレート、私は明太子と海老…

平日の記録

[食]平日の記録 to goにて。 銀座にオープンしたてのヴェンキでジェラート。ヘーゼルナッツにチョコレートを合わせたクレミノにピスタチオの二種のフレーバーと、ラズベリーのグルメコーンを選択。一番小さいサイズでも食べごたえ十分。 ニュウマンの一角の…

サイゴン・クチュール

1969年と始まってしばらく、ここで描かれるのはベトナム戦争と無縁の世界なのだ(おそらくそういう一面も実際にあったのだろう)と了解すると同時に、「ミス・サイゴン、西洋文化を広める」という新聞の見出しや背景に流れる音楽に昨年の東京国際映画祭で見…

平日の記録

同居人の誕生日、北陸新幹線に乗って再び能生へ。通過した軽井沢は雪だったけれど、新潟の寒さは東京とそう変わらなかった。日本海を見るとやはり落ち着く。 マリンドリーム能生にて蟹やらイカやらハラスやらを焼いて食べる。二階の食堂で大好きなたら汁も飲…

ダゲール街の人々/アニエスによるヴァルダ

「アニエス・ヴァルダをもっと知るための3本の映画」にて観賞。写真はシアター・イメージフォーラムの外の壁にいたヴァルダ。「ダゲール街の人々」(1975/フランス、原題「Daguerreotypes」)はジャック・ドゥミと暮らしていたパリ14区のダゲール通りを捉え…

ある女優の不在

私は悪くない、悪くなかったよね、だって、だって…と女優ジャファリ(ベーナズ・ジャファリ)が確認のためにこれまで縁のなかった場所に向かおうとしている冒頭は、私には時が止まっているように、あるいは進むべき時が進んでいないという意味で後退している…

家族を想うとき

「配達先のやつらが元気かと聞いてくるのは心の底からか? 客が求めているのは値段の安さと配達の確実さだけだ このblack boxに全てが入ってる」職歴を語る際「庭師はよかった、毎日違うところに行けた」と言うリッキーは人との触れ合いを好む。配達の仕事を…

SWAリターンズ

オープニングトーク 柳家喬太郎「八月下旬」 春風亭昇太「心をこめて」 林家彦いち「泣いたチビ玉」 三遊亭白鳥「奥山病院奇談」 エンディングトーク (12/14・よみうりホール)

週末の記録

芝公園で開催中の東京クリスマスマーケット。東京タワーとクリスマスピラミッドを一緒に望むとなかなかの眺め。行列に並んで同居人はオレンジとりんごの、私はいちごのグリューワインに、特製ブルストとターキーレッグ。 丸の内エリアで開催中のSTAR WARS Ma…

ラスト・クリスマス

故郷ユーゴスラビアでの名を捨てたケイト(エミリア・クラーク)は、ジョージ・マイケルの「Heal the Pain」(「まず自分によくしなきゃ」「君を幸せにできるのは君だけだから」「僕にできることがあるかな」)にすがりながらも酒とセックスを消費するだけの…

バウハウス・スピリット/バウハウスの女性たち

「バウハウス100年映画祭」にて同時上映の二作を観賞。「バウハウスの精神は生き続けている」と数々の活動を紹介する「バウハウス・スピリット」(2018/ドイツ/ニールス・ボルブリンカー、トーマス・ティエルシュ監督)は、「垂直」へと手を伸ばすドキュメ…

幸福路のチー

「その顔で何々語を喋るなんて」という差別が昨今の日本映画において取り上げられているのか否か、SNSや何らかの記事では特に最近よく見られるようになったけれども、日本映画をあまり見ない私には分からない。他のアジアの国の映画ではよく見る。「スーパー…

スーパーティーチャー 熱血格闘

「のむコレ3」にて観賞。ここ数年、いかにも映画的な筋書きを綿密な調査やら何やらで裏打ちした作品が増えてきているけれど、これもその潮流にある一本と言っていい。準備した器が大きすぎてすかすかになっている感じは受けたけれども、荒唐無稽に見えながら…

週末の記録

作ってもらった秋メニュー。 この時季恒例の練馬スパゲティは、練馬大根の葉を炒めたものをおろしに混ぜたことと、ツナ缶を使うところを燻製チキンに変えたところがいつもと違う。食べごたえあっていい。 オニオングラタンスープパンは、バゲットラビットの…

ファイティング・ファミリー

冒頭、地元ノリッジでサラヤ(後のリングネーム・ペイジ/フローレンス・ピュー)が戦う間、オープニングタイトルが出るまで、モトリーの「Wildside」がほぼ丸々流れるが、ヴィンスのボーカルは無し。続くメイデンの「Bring Your Daughter to the Slaughter…

早稲田こみちの会

柳亭こみち「茗荷宿」 春風亭一左「ふぐ鍋」 (中入) 柳亭こみち「植木屋娘」 (11/22・東寿司)

平日&週末の記録

秋から冬へ。 花園神社酉の市本祭。それこそボジョレーの宣伝文句みたいに今年が一番…といつも言っているような気がするけれど、ほんとにほんとに、今年は超混んでいた。屋台にも近付けないほどだったので、脇の居酒屋清龍に寄って焼きそばとお好み焼きを食…

少女は夜明けに夢をみる

オープニングは黒いインクとローラー、少女更生施設入所時の指紋採取と登録が行われている。叔父の性的虐待が原因で家出してきたハーテレが隔離室に入れられる音と同時に、少女の誰かが題字を書いたと思われるタイトル「Starless Dreams」と、監督の名前メヘ…

池袋演芸場11月中席昼の部

橘家文蔵「時そば」 橘家円太郎「浮世床」 丸山おさむ(声帯模写) 柳亭燕路「粗忽の釘」 柳家小里ん「睨み返し」 米粒写経(漫才) 古今亭志ん橋「出来心」 (中入) 隅田川馬石「元犬」 柳家小さん「勘定板」 ダーク広和(奇術) 柳亭こみち「寝床」 (11/…

週末の記録

二子玉川より向こうに行ったことのない田園都市線に乗って渋谷から30分、オープンしたての南町田グランベリーパークに行ってみた。飲食店はどこも長蛇の列だったので、スギモトの牛めしと成城石井のイートインメニュー「自家製ソフトクリームのクランベリー…

ランド・オブ・ホープ

フィンランド映画祭2019にて観賞、2018年/フィンランド/マルック・ポロネン監督作品。今回見た「アウロラ」(感想)と本作、舞台は全く違うけれど共にセックスにおける女の意思と逃避のための酒の害悪がはっきりと描かれていた。立ち退き要素があるのも同…

スペインは呼んでいる

あるネタの最中にロブ・ブライドンが「好きな音楽家は」と問われてブルース・スプリングスティーンと返すのに、「Blinded by the Light」(感想)への彼の出演につき、悪目立ちしすぎだろ、何してるんだよと笑ってしまったものだけど、実際ファンなのかもと…

平日の記録

チェーン店のホリデーメニュー。 ドトールのいちごとラズベリーのミルクレープは少し前から横目で見てたものだけど、そろそろ食べ頃かなと(笑) タリーズでは初のパリブレスト。これは美味しくなかった、タリーズだからしょうがない。 スターバックスではメ…

アウロラ

フィンランド映画祭2019にて観賞。2019年/フィンランド/ミーア・テルヴォ監督作品。映画は朝方、男の部屋から裸で逃げるように帰るアウロラ(ミモサ・ヴィッラモ)の姿に始まる。よくあるオープニングだ、この一幕から彼女がセックスを、敷衍してその他の…

週末の記録

弥生美術館で開催中の「創刊65周年記念『なかよし』展」へ。私は超!りぼん派(だけど友達に借りてなかよしも読んでいた派)だし接していたのはほんの数年間だけど、とても面白い展示だった。たかなししずえのレターセットに、これ欲しさにこの号を買っても…

グレタ GRETA

予告には全くもってそそられなかったけれど、見てみたら、流麗、寂しいけれどしなやか、音楽はベタながらわざとらしくなく品があるといういつものニール・ジョーダン映画だった。エンドクレジットによると撮影はアイルランドとカナダとアメリカで行われたそ…

Blinded by the Light

東京国際映画祭にて観賞、2019年/イギリス/グリンダ・チャーダ監督。1987年のロンドン郊外、ルートンを舞台に、ブルース・スプリングスティーンの音楽に出会って変わってゆくパキスタン系青年の姿を描く。主人公ジャベド(ヴィヴェイク・カルラ)が高校の…

人生、ただいま修行中

ニコラ・フィリベールがフランスの看護学校の学生達を撮ったドキュメンタリー。原題は「De chaque instant」(全ての瞬間から)だそうだけど、邦題の「ただいま修行中」とは奇妙だ、仕事をする限り修行は続くものじゃないかと思いながら見始めるも、面白かっ…

週末&平日の記録

横浜にお出かけ。 崎陽軒本店にて私はマロンパフェ、同居人はコーヒーゼリー。わりかしぞんざいな作りだったけどお店の居心地もよく、楽しく過ごした。 桜木町駅では「生チョコレート発祥の店」シルスマリアのシァル桜木町店にて定番「公園通りの石畳」を買…