2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

北の果ての小さな村で

教員とは大体が政府の、すなわち何らかの政策の下で働くものだが、この映画の、グリーンランドの大地や海を捉えた映像からは、しかしそうであっても十分、私達は自由と強さを持って仕事に向かえるのだという(作り手はそこにはそうは込めていないであろう)…

平日の記録

池袋アイス。 開店準備中から宣伝文句を横目に楽しみにしていた蜷尾家にて、オープン記念の「台湾青茶フロート」。「ナノ状にした茶葉」がトッピングされているそうで、とってもお茶の味がした。気付かずうっかり頼んでしまったけれどタピオカは大の苦手なの…

存在のない子供たち

「スウェーデンへ行けば安心して暮らせる 私の部屋に入れるのは私が許可した人だけ 死ぬ時は自然な理由で死ぬ」冒頭、ゼイン(ゼイン・アル・ラフィーア/彼と監督ナディーン・ラバキーのみ本名と役名が同じ)含む少年達が戦争ごっこ、というよりも銃を模し…

白鳥ジャパン vol.5

全作「任侠流れの豚次伝」より 三遊亭白鳥「天王寺代官切り」 玉川太福(三味線・玉川みね子)「男旅牛太郎」 (中入) 三遊亭白鳥「悲恋かみなり山」 (7/18・東京芸術劇場プレイハウス)

週末の記録その2

京急のよこすか満喫きっぷを使って、生まれて初めての横須賀へ。目的は横須賀美術館で開催中の「『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展」。道中含めとても楽しかった。 せなけいこ展の撮影可能な最後の一室にて。最後の最後に控えているせなけいこ…

週末の記録その1

「夏休み」始めの週末は、上野の森美術館にて「子どもの本の100年展」→京橋のギャラリーにて「クム・ボソン展」→新宿高島屋にて「特別展りぼん」。どれも面白かった。 「ちびまる子ちゃん」は一学期の終業式の話に始まるので、りぼんの展覧会がこの週末から…

RRTで見たもの

第28回レインボー・リール東京にて観賞した三本についてのメモ。 ▼シンシア・ニクソンがエミリー・ディキンスンを演じた「静かなる情熱」(2017年イギリス)もとても面白かったのでぜひ見たいと思っていた「エミリーの愛の詩」(2018年アメリカ/マデリーン…

田園の守り人たち

これは面白かった、次から次へと違った様相が現れる稀有な映画。馬車を降りたフランシーヌ(イリス・ブリー)が閉じられた扉を自らの手で開いてドアを叩く時(ナタリー・バイ演じるオルタンスがそこには居ないのが示唆的)、ルグランの曲が不意に鳴り響いて…

平日の記録

恒例、浅草寺のほおずき市。いつもと同じような時間に出向いたのにいつものお店のほおずきが売り切れていた。全体的に、昨年の売れ行きや天候の影響などで仕入れを減らしていたらしく、これまたいつも写真を撮る場所から見下ろしてみてもちょっと寂しい感じ…

サマーフィーリング

「アマンダと僕」(2018/感想)のミカエル・アース監督の2015年作。「アマンダ」でも印象的だった公園と開かれた窓に映画が始まるのに、作家とはモチーフを繰り返すものだと思う。しかし同じものが違うことを語るために用いられている。冒頭、身支度を済ま…

こみち堂

開口一番(林家彦星「からぬけ」) 柳亭こみち「反対俥」 柳亭こみち「堪忍袋」 (中入) マグナム小林(バイオリン漫談) 柳亭こみち「応挙の幽霊」 (7/9・なかの芸術小劇場)

平日の記録

夏前のコーヒーとアップルパイ。 渋谷のシンクス内のポールバセットにて、「クラシックスイーツ」シリーズからアップルパイのセット。アイスクリームの下にかすかにコーンフレークがまぶされていたのが嬉しい(笑) 池袋でアップルパイと言えは穴場はジュン…

まどろみのニコール/ステーション・エージェント

特集上映「サム・フリークス Vol.5」にて二作を観賞。今回も素晴らしいイベントだった。 ▼「まどろみのニコール」(2014年/ステファヌ・ラフルール監督)で描かれるのは、両親不在の家で夏を過ごすニコールの不眠症の日々。「どこへでも行ける、何だってで…

週末の記録

雨の週末の甘いもの。 所用で渋谷に出た際、久々の渋谷西村にて金のカトラリーも輝く特選桃パフェ。旬の桃が美味しいのは勿論、その下のシャーベットやバニラアイス、ムース等の組み合わせがいい。 池袋の東武百貨店のマカロン専門ダロワイヨで買ったのは「…

Girl ガール

映画の終わりの病室の場面にふと、自分の体をどうにかしようと必死に手を伸ばしても届かないことがある、大なり小なり誰しも…とは間違ってはいないが決して言ってはいけないのだと思った。だってこれは、他人、特に大人の言うことは優しく正しいかもしれない…

ニューヨーク 最高の訳あり物件

予告編に遭遇するたび「『ハンナ・アーレント』のマルガレーテ・フォン・トロッタによる…」にそういやそうだったと思っていたのが、見てみたらやはり(邦題から連想させる)ダイアン・キートンが出てくるような作品では全然なかった。今回は「母」役のカーチ…