2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ティエリー・トグルドーの憂鬱

公開二日目に観賞。とても堅牢な映画で、私は好きだなあ。 この映画の、ある程度の長さを持つ場面場面は、他人と何らかの場を共にすることで主人公ティエリー・トグルドー(ヴァンサン・ランドン)の心に起きる変化を描いているのだと分かってくる。オープニ…

神様の思し召し/リトル・ボーイ 小さなボクと戦争

▼主人公が「キリスト教」に触れる話、二作。「神様の思し召し」は「『最強のふたり』再び」が宣伝文句だけど、私が(部分的に、だけど)見ながら思い出していたのは「潮風のいたずら」。あれのおじさん×おじさん版。それにしても、先日引き合いに出した、同…

末廣亭八月下席

(昼席中入後) 五明樓玉の輔「宗論」 ロケット団(漫才) 桃月庵白酒「茗荷宿」 橘家円太郎「浮世床」 柳家小菊(俗曲) 入船亭扇辰「ねずみ」 (夜席中入前) 春風亭一蔵「猫と金魚」 ストレート松浦(ジャグリング) 三遊亭吉窓「本膳」 宝井琴調「寛永三…

ゴーストバスターズ(3D吹替版)

先行上映の初日に2D字幕版を観賞(感想)、3D吹替版にも興味があっての二回目。超楽しくて、終わるのが寂しかった。以下、主にセリフの吹替にまつわる感想。 本編最後のパティ(レスリー・ジョーンズ/くじら)の「まとめてのせればいいんじゃね?」には、自…

はじまりはヒップホップ

「君のクルーには100歳のメンバーがいるんだろう?」 「100歳はいないの、最高齢は96歳なの」 オープニング、何の音だっけ、懐かしいと思っていたら、一人の高齢の女性が布でピアノの鍵盤を拭いている。それから腰掛けて、流麗なシューマンを披露してくれる。…

早稲田こみちの会

柳亭こみち「反対俥」 柳亭こみち「武助馬」 (中入) 柳亭こみち「祇園会」 (8/26・東寿司)

ソング・オブ・ザ・シー 海のうた

予告からは「民話そのもの」のような内容を想像していたんだけど、実に「現代」の話で、面白かった。曲線に直線や角を活かした絵は、何だか流麗なフォントのようにも見えた。その感じは、エンドクレジット時のいわば「オマケ映像」によって、いい意味で消え…

平日の記録

スターバックスが今月頭に「日本上陸20周年」を迎えたとのことで、アニバーサリー期間中に銀座松屋通りの一号店に滑り込み。注文したのはラテとパッションフルーツクリームドーナツ。ラテはいつもながら美味しいけど、ドーナツは手で割るなりコーティングが…

[映画]イレブン・ミニッツ

スコリモフスキの映画を見た直後の感想は「何だこりゃ」というのが殆どだから、期待通りというかいつも通りだったとも言える。 「労働は恥じゃない」 「ポルノ映画の役者でも?」 (以下「ネタバレ」あり) 男が女に耳打ちするも「何と言っているか分からな…

週末の記録

富山出身?者としては気になっていた「日本橋とやま館」へ。 バーラウンジ「トヤマバー」にて、銀盤酒造の大吟醸とかまぼこ食べ比べセット、氷見はとむぎジェラート。ジェラート、はとむぎの味がする!かまぼこは、バーにも売り場にも「青」いのは置かないん…

ニュースの真相/ロング・トレイル!

現在、ロバート・レッドフォード主演作が二本、劇場公開されている。その「ニュースの真相」でも「ロング・トレイル!」でも、彼の登場シーンは「番組前」だった。でもっていずれも「手」から、というか「手」が前面に出て感情を表していた。前者では手の甲…

新作落語お盆寄席

開口一番(三遊亭あおもり「鯛島伝説」) 三遊亭わん丈「こじらせ親分」 川柳つくし「オバマさん」 桂枝太郎「タイムカプセル」 座談(三遊亭円丈・清麿・三遊亭ふう丈) (中入) 林家彦いち「あゆむ」 三遊亭白鳥「落語の仮面 第二話 嵐の初天神」 (8/14…

週末の記録

夏の週末のお昼の記録。 ミツカンミュージアムで購入した限定商品「山吹」を使ったお寿司。酒粕だけで作ったというお酢を混ぜたご飯はきりっとした味。具は海老にサーモン、グリルドパプリカ、薄焼き卵。焼いたパプリカの万能なこと、お刺身と一緒に食べても…

ゴーストバスターズ

先行上映の初日、TOHOシネマズ新宿にて観賞。小さなスクリーンながら満席。とても楽しく、踊ったり拍手したり、したかった。 開始早々、クリステン・ウィグの「動き」ににんまりしていたら…順に登場する4人がとにかく最高。メリッサ・マッカーシーの、前日に…

祝日の記録

東急ハンズ新宿店で開催された「曲げわっぱ制作ワークショップ」に参加。長野県の南端に位置する根羽村(地図で確認したら本当に「端」で、隣接する愛知県出身者としては親しみが湧いた・笑)の、林業絡みの活動の一環だそう。 写真の右が完成品で、蓋を取っ…

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ

この作品には、「教室」が限定された場でありながら実は開かれており、それを教えるのが教員の仕事であるということが描かれていた。そんな意図は無さそうだけど、映画が「教員歴21年」になったゲゲン先生(アリアンヌ・アスカリッド)の自己紹介で終わるこ…

平日の記録

夏のシュークリーム。 池袋駅構内のマイクリームミッケにて、ショーケースに並んだクリームの中から「ピーチメルバ」を選んで、ホイップクリームをトッピング。「立ち食い」しなきゃならないのが残念だけど、場所が場所ならもっと混雑してもいいような味。 …

太陽のめざめ

公開初日、シネスイッチ銀座にて観賞。面白かった。昔のフランス映画の体に新しい内容が入っているよう。マロニー役のロッド・パラドが凄くて、山岸凉子の描く少年が実在した!という感じ。ちょこっとだけ見られる笑顔も最高。 映画は判事フローレンス(カト…

週末の記録

「いすみ鉄道ランチクルーズ」へ。 新宿を出て外房線の大原駅まで二時間超、いすみ鉄道に乗り換えて集合場所の大多喜駅まで30分ばかり。外房線も佳境に入ると扉が開く度に子どもの頃の夏の匂いがし、いすみ鉄道からの眺めは旅行気分を高めてくれる。写真はク…

めぐりあう日

「ママなの?」 「どこにいたの?」 自分の涙腺が信頼できるなと思ったことに、とある場面でふと涙が滲んだら、その後、とある重要なセリフがアンヌ・ブノワ演じるアネットの口から吐き出されるのだった。二つの横顔の後ろに、大輪の赤い花。大人になる機会…

DOPE ドープ!!

ファレル・ウィリアムス製作総指揮というのは大きく宣伝されていたけれど、上映前の、「フルートベール駅で」で知ったフォレスト・ウィテカーによる「Significant Productions」のクレジットに期待が高まった。 「90年代のヒップホップ」おたくの主人公マル…

平日の記録

映画とコラボ。 時間が空いた際に立ち寄った人間関係にて注文した、「ハイ・ライズ」絡みの「トム・ヒドルスコーン」セット。ホワイトチョコレートの入ったスコーンもカカオティーもどちらも美味(お店の人が「甘くないから」とガムシロップを付けてくれたけ…

あなた、その川を渡らないで

オープニングにいきなり「道」のラストシーンを思い出しながら(予告からそんな話でないと重々承知だけども)、「ドキュメンタリー」と「韓国」についてもっと知っていたらなあと思う。スクリーンの隅に背を向けてしゃがんでいるおばあさんの慟哭が、あまり…

平日の記録

実家に帰省。写真は夕食後に皆で花火をやるのに浴衣を着た、というか着せてもらったところ。今年はそれ程でもないと思いきや、やっぱり暑かった(笑) ▼以下、写真が多いので畳みます。