2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧
▼叔・叔(スク・スク)レインボー・リール東京にて観賞、2019年香港、レイ・ヨン監督作品。引退するかしないかというタクシー運転手パクと既に職を退いたホイの恋物語。おそらく何かに気付いている息子の「音量を下げて」にベッドに小さくなるホイの姿に被る…
夜景を見る三人の後ろ姿。息子ヨウユーを肩車したリーウェイ(ヤオ・チュエンヤオ)の手が、並んだジエンイー(モー・ズーイー)の手と繋がれている。これだけで、リーウェイ亡き後にジエンイーがヨウユーの、加えてリーウェイの母シウユー(チェン・シュー…
白いおやつ。 同居人が作ってくれたマリトッツォはミニバーガーバンズを使ったもの。アーモンドと、案外生クリームと合うスイカを切ってどこかで見たように貼ってみた。楽しく美味しい。 私が作ったブラマンジェは片栗粉で作る簡易版。餅の苦手な自分にはも…
オープニングクレジットでキャットコールしてくる奴らをキャシー(キャリー・マリガン)がじっと見るのもそうだけど(経験上、確かにこの行為には一定の効果がある)、彼女の、私達を見据えて誘導してからの「お前は何をした/してるんだ」との問い掛けによ…
梅雨明けの麺。 上島珈琲店にて。
旅行をする時には同居人が荷物をまとめて持ってくれる。私より身体が大きく体力もあるからという理由だろう、ありがたいことながら、荷物を預けるのにも覚悟が要る、持ち物は「自分」でもあるから。この映画のスカイラー(タリア・ライダー)が二人分の荷物…
映画で一億回は見てきた「データ転送中」の場面でナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)が炎の中に一人残って取り戻すのが「女の顔」。ドレイコフ(レイ・ウィンストン)が彼女の話術にのせられ嬉々として「おれは有り余る資源、girlsを上手く利…
「入管に嫌味ばかり言われるけど(嫌味どころじゃないけど、それでもまだ「嫌味」と言えたのだ、この時は)安全なだけ、いい」と9歳の時に日本へ渡ってきたラマザン。その「根拠」は冒頭に置かれた2015年の在外投票時に起きたトルコ人とクルド人との間の暴力…
苺とメロン。 いちびこのいちごのビスキュイといちごのモンブランタルト。後者は栗のペーストと合わさったねっとりした感触、どちらも凝った味。 ロイヤルホストでは焦がしメロンのブリュレパフェ。私は実はメロンがそんなに得意じゃないんだけど、色んな素…
映画が始まるや「当局の検閲を受けた修正版である」との文章。となれば最後に出る「デー(正規の宝くじ制度を利用した闇くじ)はベトナムの労働者を苦しめる社会問題であった」との過去形の一文は検閲対策であり、今なお大きな問題なのだろうと考えた。もし…
新文芸坐のアニエス・ヴァルダ特集Part4にて観賞。▼「壁画・壁画たち」(1980/フランス=アメリカ)。ロサンゼルスに入ったヴァルダは「広告」との対比で「壁画」の紹介を始める。すなわち壁画とは広告の逆の存在…「目立たず、急に表れて、微笑んではいない…
オープニングから印象的な、ダフネ(カロリーナ・ラスパンティ)の赤く染めた髪とピンクのジャケット。作中にはスーツケースや枕など彼女の持ち物だけじゃなく病院の案内線から建物のエレベーターの扉まで、濃いピンクが頻出する。彼女が「私は自分のお金も…
東急プラザ銀座地下の台湾カステラケーキ専門店・台楽蛋糕にて、その時間帯、最後の一つだったプレミアムプレーンを購入。箱を開けたら何とも言えない昔っぽい匂い。 そのままでもいいけれど、生クリームに缶詰のパインと桃を添えてもらったら可愛く美味しか…
「ネッド・ケリー」というと、虐げられている者達にとっての家長とは、という考えがふと浮かぶ。国が後ろ盾にならないのだから家の中ばかりを向いていられなかったはずだ。アイルランド女のエレン(エシー・デイヴィス)は立派な男とは「力を世界に見せつけ…