2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

みかんの丘

オープニングは削られる木と、その作業をする手。かなりの粉塵で、次いで映る主人公イヴォ(レムビット・ウルフサク)の横顔はゴーグルを付けている。箱を作っているようで、外に出ると幾つも置いてある。小屋の中でとるパンとチーズの食事(自分で作ってい…

池袋演芸場九月下席

三遊亭ふう丈「電気ショック」 春風亭百栄「フェルナンド」 三遊亭丈二「リサイクル課長」 笑組(漫才) 林家彦いち「マイナンバー〜お前はもう死んでいる〜」 柳家小ゑん「本田宗一郎物語」 (中入) 古今亭駒次「生徒の作文」 林家しん平「鬼ヶ島伝説」 ス…

平日の記録

いわゆるサードウェーブコーヒーのお店で一休み。 虎ノ門コーヒーにてカプチーノ、蓋をするか否か聞いてくれるのが嬉しい。おともには迷ったあげく、ベイクドカスタードのキューブ。「コーヒー菓子」と謳っているだけありコーヒーに合う。テーブルはお洒落だ…

歌声にのった少年

「アメリカン・アイドル」のエジプト版「アラブ・アイドル」に出場し、アラブのスーパースターとなったムハンマド・アッサーフの実話を元に制作。昔の少女漫画でよく読んだようなストーリー、というだけだって楽しいのに、切っても切り離せない大きな要素が…

平日の記録

渋谷ヒカリエシンクスの、リニューアルしたばかりのフードフロアを一回り。 「和」がキーワードというジェラテリアたいあんにて、「豆腐クリーム」と「枝豆ラズベリーチョコレート」。軽いお煎餅付き。私にはちょっと、優しい味に過ぎたかな(笑) キッシュ…

ハドソン川の奇跡

冒頭、「悪夢」から目覚めたサリー(トム・ハンクス)がジョギングを終えて曇った鏡に映す姿に、例によってイーストウッドによる「サリーのテーマ」がかぶる。単音の時点で「イーストウッドの映画」だと分かる今回の曲は懐かしいような、過去、といっても実…

週末の記録

こちらも恒例、芸協らくごまつり。 秋雨続きが久々に晴れて、久々の蒸し暑さ。落語会のチケットは当日売りのみというので、開会直前に出向いたら長蛇の列。あと少しでお目当てを逃したので、一周してご贔屓のサインだけもらい、早々と帰る。この夏に出た鯉昇…

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years

様々な証言により、当時の「社会」も浮かび上がるけれど、それでもこんなにも、「ビートルズ」が主役の映画って無いと思った。キャンドルスティック・パークでのライブの護送車の中で「The Touring Years」が終わり、「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Ban…

エル・クラン

実際に起きた事件を元に作られた本作は、親から逃げずにいると取り返しのつかないことになるという話だった。最後に出る文章が、家族の離散以上のその後を表しているのが何とも皮肉だ。 オープニングの「実際の」映像で、アルゼンチンに新たに誕生した民主政…

平日の記録

定番甘味をお店で。 千駄ヶ谷のユーハイムにて、「切り立てバウムクーヘンとコーヒー」のセット。ここは店内でパンを焼いているのが売りだけど、折角だからこちらを。駅前なのに空いてる穴場だけど、音楽がうるさいのが難点。 高田馬場のふなわカフェでは、…

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント

とても楽しかった。ロアルド・ダールによる「オ・ヤサシ巨人BFG」の白眉は何と言っても終盤の「朝食」の場面。あれを映像で見られただけでも大満足(原作には出てこないコーギーがあんなことに!笑)。ここでソフィー(ルビー・バーンヒル)が「クリームたっ…

週末の記録

前から興味のあった、燻製作りに挑戦。といっても同居人が三時間掛けて全部やってくれた(温度を上げればもっと短時間で済みそうだとのこと)。まずは加工品からということで、煮卵の他はソーセージとチーズ。どれもまごうかたなき燻製で、美味しかった。 こ…

だれかの木琴

とても面白かった。原作は知らないけれど、お話をそのまま映画にしたら、言外の意味(お話が持っているものでも映画の作り手が持っているものでもなく、「反応」によって生まれたとでもいうようなもの)が溢れ出てしまったというか、そういう感じを受けた。 …

国立演芸場九月中席

三遊亭ふう丈「ビニールカサロウ」 三遊亭究斗「動物園」 ホームラン(漫才) 柳家甚語楼「高砂や」 林家正雀「親子茶屋」 (中入) 夢月亭清麿「東急駅長会議」 柳家小ゑん「鉄の男」 ダーク広和(奇術) 三遊亭円丈「藪椿の陰で」 (9/15・国立演芸場) ・…

平日の記録

東銀座の甘味よしやにて、夏を惜しんで、季節限定の「水もち」。和菓子全般、特に餅が苦手な私にも、水もちって全然美味しい。「黒みつきなこ」を選ぶと黒蜜ときなこが付いてくる。大事に食べた。

ジャニス:リトル・ガール・ブルー

とても面白かった。私にはこの映画のジャニスは、「普通」の苦悩を数多く背負った者に見えた。 薬物についても、彼女が特別なんじゃなく、誰にでも起こりうることとして描かれていた。彼女が薬物を使っていたのは、たまたまあったから、変な言い方だけども「…

アスファルト

映画の中と外、宇宙と地上に大して距離なんてないのだ、という映画だった。だから劇場を出てふと、映画の中に居るような気持ちになった。冒頭、薄明るい中を登校する少年ジュール(ジュール・ベンシェトリ)の自転車を低い位置から見上げる画がとても優しく…

アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲

見ながら「イレブン・ミニッツ」(感想)のことを思い出していた。世界のあちこちに、同じような映画を撮り続けている爺さんがいるもんだ。本作にはそうぴんとこなかったけど、恵比寿ガーデンシネマで来月上映される「男と女(製作50周年記念 デジタル・リマ…

平日の記録

昔ながらのチェーンの喫茶店で食べたケーキ。 新大久保駅前、山手線から看板も店内も見えるシュベールにて、ブレンドコーヒーにレモンタルト。超お手頃なランチの数々を、いつか食べてみたい。 中井のカフェ・コロラドではコロラドブレンドにかぼちゃのタル…

ソング・オブ・ラホール

パキスタンの一都市ラホールの伝統音楽の演奏者達が結成したサッチャル・ジャズ・アンサンブルを取り上げたドキュメンタリー。とても面白かった、これが「混じる」ってことなんだとぐっときた。 サッチャル・ジャズ・アンサンブルが作中初めて「Take five」…

日本演芸若手研精会

開口一番(柳家小はぜ「狸の鯉」) 古今亭志ん吉「七段目」 柳亭市童「壺算」 桂宮治「饅頭怖い」 (中入) 春風亭正太郎「棒鱈」 柳亭こみち「唐茄子屋政談」 (9/5・日本橋劇場) 数年ぶりに研精会に出向いてみたら、前座の小はぜさんからして、続く全員が…

ストレンジャー・シングス

Netflixオリジナルドラマ。シーズン1の全8話を、ちょこっと遅ればせながら観賞。 アンブリン・エンターテインメント育ちの私としては、冒頭からたまらなく惹き付けられた(理由は「見れば分かる」と言いたい)。「ゴーストバスターズ」を楽しめる今だから、…

週末の記録

落語協会の「ファン感謝デー」、謝楽祭へ。 御徒町から夫婦坂を上って湯島天神に入ると、ちょうど目当ての円丈のお店があったので、早速、先行販売の「円丈落語全集1」を買い、サインの横に名前を入れてもらう。 その後、今年の福扇を楽一さんから購入。何人…