2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ブレイク・ビーターズ

主人公フランク(ゴードン・ケメラー)の「僕の人生が始まった」というナレーションと同時に、東ドイツの一都市デッサウの若者達の「ビート・ストリート」初体験が始まるオープニングクレジットはとても気持ちがいい。それが体を貫くというより心にぐっとく…

週末の記録

亀戸天神の茅の輪くぐり。年末年始でも藤の時季でもない時に、あるいはスカイツリーが完成してからここを訪ねるのは初めてだから、何とも新鮮な気持ちになった(写真の左端に写ってるのがツリーの先っぽ) 通りすがりに立ち寄った「純喫茶」サヴォイアには、…

恋恋風塵

ユーロスペースでの「冬冬の夏休み」(感想)に続けて、ケイズシネマでのデジタルリマスター版上映に出向いてみた。 鉄道。オープニング、暗いトンネルを抜けて単線を進んでゆく映像は、ちょっとした「体感装置」。その後の数分で、山間の村での暮らしが身に…

平日の記録

新宿のカフェで食べたフレンチトースト。 新宿西口のかどやホテルのカフェ・ラ・ヴォワはこれが看板メニュー。以前食べた時はそうでもなかったものだけど、忙しかったのかべちょっとしていた。 通りすがりに見つけた大久保のゆめいろカフェは学園祭の会場み…

トリプル9 裏切りのコード

これは面白かった。格別クールなわけでも逆に泥臭いわけでもなく、ごくごく「普通」の内容が丁寧に撮られている。私はこういう映画、好きだなあ。 オープニングは暗闇の中での男達のやりとり。まず声が響き、次いで顔が映し出される。そのうちその場が、「し…

平日の記録

併設のカフェで食べた甘いもの。 この春リニューアルオープンした南池袋公園内のRacines FARM to PARKにて、アイスコーヒーに、ワッフル・クラシック。クロテッドクリームとメープルシロップが添えられているもので、かなり時間がかかった。居心地はよく、店…

鏡は嘘をつかない

ポスターなどから勝手にしんみりした映画だと思っていたけれど、見てみたら、まるで「天然コケッコー」のようだった(映画の方にあらず)。主人公の境遇が似ているとかそういう意味ではなく、「都会ではない」処に暮らす子どもの日常が、生き生きと丁寧に描…

週末の記録

土曜日は銀座トリコロール本店でモーニング。一度、朝に来てみたかった。パンが大きくて、結構お腹にたまる。通りを挟んだ銀座コアの従業員口から和装の店員さん達が出勤するのを眺めるのが楽しかった。 映画を見た後、有楽町の中園亭でお昼を食べてから(レ…

二ツ星の料理人

私にはどうも、この映画は、全ての人間が、ブラッドリー・クーパー演じる主人公アダムの魅力、しかも例えばワークアウトして得られる類の美でも料理の才でもない、生まれながらに備わった匂いとでもいうようなものに魅せられ、関わらずにはいられないという…

平日の記録

最近食べた、ちょこっと珍しいフレーバーのジェラート。 ニュウマンのAKOMEYA TOKYO内に期間限定で出店している島旅ジェラートにて、ゴボウのジェラート。当たり前だけど本当にゴボウの味がする。ゴボウのチョコレートだって美味しいし、これだってやっぱり…

裸足の季節

(以下「ネタバレ」しています) オープニングは女性教師が女子生徒を抱きしめている場面(予告を見ていれば、これがラストに繋がると分かる)。これは5人姉妹の末っ子のラーレが、自分を守ってくれる胸を発ちその胸に帰るまで、いや引き離されてまた辿り着…

週末の記録

新宿歴史博物館の「戦後 昭和の新宿風景」に滑り込み。開催される度にちょこちょこ出向いていた新宿風景写真展の集大成だそうで、「昭和」最後の日で締めくくられる。二丁目の「赤線」地区のその後の写真が展示されていたのが珍しかった。また前日に同居人と…

サウスポー

オープニング、大音量で流れている音楽が、ビリー(ジェイク・ギレンホール)がヘッドフォンで聴いているものだと分かる、よくある演出だけど、この場合、彼の「自分本位」さを表しているようにも思えていたら、控室に入って来たモーリーン(レイチェル・マ…

平日の記録

美味しかったロールケーキ。 高田馬場のアヴァンソンにて、ご当地スイーツ?の「馬場ロール」。米粉を使用した生地で小豆入りのクリームを巻いてあり、ふわふわで、とても好きな味。 ニュウマン内のSAWAMURAのベーカリーでは、ごてごてしているところに惹か…

ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出

バッキンガム宮殿の外観などを模して作られたという赤坂離宮を見学した後に観賞(尤も本作のロケは違うお城で行われたとのこと) 私にとっては、赤坂離宮を「見学」するのも、バッキンガム宮殿をスクリーンで見るのも、そう変わらない。自分がそこで何かをす…

週末の記録

迎賓館赤坂離宮の一般公開へ。「本館及び主庭」の見学には事前申込か当日配布の整理券が必要とのことで、同居人が朝一で後者を取りに行ってくれた。 見学できるのは4つの公用室だけど、途中の廊下の窓枠やカーテンを見るのも楽しかった。「花鳥の間」の、ま…

冬冬の夏休み/山猫

▼ユーロスペースにて、「冬冬の夏休み」デジタルリマスター版。スクリーンで見るのは初めて。 先日シーに行ったところだから、冒頭の台北の駅のホームでの友達と冬冬の「あいつは東京のディズニーランドに行くんだよ、僕も来年連れてってもらうんだ、15にな…

早稲田こみちの会

柳亭こみち「真田小僧」 柳貴家小雪(大神楽) (中入) 柳亭こみち「竹の水仙」 (6/3・東寿司)

或る終焉

「さざなみ」(感想)がシャーロット・ランプリングが家とせいぜい近所に出掛けるだけの映画ながら強烈に「生」を感じさせたのと同じく、本作はティム・ロスが殆ど他人の家に居るだけの映画ながら、彼の手による幾つもの冒険…冒険するのは彼ではなく「患者」…

平日の記録

誕生日前日、とあるイベントに興味を持って出向いてみたら、荒天のため中止。ちょこっと移動して、豊洲からお台場まで水上バスに乗った。権八でお昼を食べて、数年ぶりのシネマメディアージュで映画を見る。 それから、今年も西武線に乗って川越プリンスホテ…