2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ミステリアス・スキン

2004年アメリカ、グレッグ・アラキ監督作品。「ハリウッドはぼくらを絶対に描かない」とはスコット・ヘイムによる原作小説のセリフだが、確かにこのような、過去は消せない、未来は分からない、加害者はどこでどうしているか生死も不明だなんて現実、世に多…

プロフェッショナル

毎話のラストで「ジェリー・アダムズはIRAのメンバーであると決して認めなかった」と念押しする、パトリック・ラーデン・キーフの著書が原作のドラマ『セイ・ナッシング』(2024)はIRAでの女の仕事が男の世話だったところ初めて戦闘員になった若い姉妹が主…

自由光州/はじけ鳳仙花

「画家・富山妙子と2本のドキュメンタリー映画」。『自由光州』(1981年日本・前田勝弘監督)『はじけ鳳仙花』(1984年日本・土本典昭監督)の二作を続けて見ると、詩人・高銀の「韓半島の鉄条網は、武器は、憎しみは我々のものではない、アメリカと日本の…

週末の記録

恒例の羊山公園、芝桜まつりへ。これまでで一番というほど満開だった。武甲山もきれいに見えた。秩父駅ではぢろばたでコーヒー、安田屋で味噌漬けというこれもいつものコース。後者では売り切れのことが多いメンチドックも購入。道すがらセリや苺も買ってき…

パーティーガール

4Kレストア版を特別上映にて観賞。1995年アメリカ、デイジー・フォン・シャーラー・メイヤー脚本監督、ハリー・バークメイヤー共同脚本作品。「悪気はない、まだ好きだけど、自分の価値を下げたくない」からシャワー中におしっこするあなたのような男とは別…

ここではないどこかで/小さな心に祝福を

アメリカ黒人映画傑作選にて二作を続けて観賞。 「アフリカ系女性監督による最初期の長編映画」だという『ここではないどこかで』(1982年アメリカ、キャスリーン・コリンズ脚本監督)のオープニング、落ち着いた音というか音楽を聞きながら、ラナ・ゴゴベリ…

シンディ・ローパー レット・ザ・カナリア・シング

アリソン・エルウッドが手掛けたシンディ・ローパーのドキュメンタリーを期間限定上映にて観賞。「自分のルーツを知らければ、どこへ向かえばいいか分からない」。シンディが「これで終わり」と言うまで自身について語るこの映画は、彼女がその生まれや育っ…

ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今

前作『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(2016年、シャロン・マグワイア監督)もその年のベストテンに入れたけど、今作も最高だった。同じ時代にミニスカートを履いていた同士の「今」を確認できる貴重なシリーズを(今回のお洋服もど…

ガリレアの婚礼

シネマブルースタジオの特別上映にて観賞。1987年ベルギー・フランス、パレスチナのミシェル・クレイフィ脚本監督作品。イスラエル軍により戒厳令の敷かれたナザレ近くの村で、村長の息子の結婚式が行われる。地雷とは何であるかが一目で分かる場面が衝撃的…

終わりの鳥

地球上の「苦しみ」を絶えず聞かされている死神の鳥(he、アリンゼ・ケニ)と殆ど家にいないママの足音に耳をそばだててしまう病身のチューズデー(ローラ・ペティクルー)、いずれもその相手とまともなコミュニケーションが取れず飢えている二者が仲良くな…

HERE 時を越えて

「よかったら今夜ここに泊まらない?」「ずっとここに住もうかな」。いわゆるプロポーズのひととき、抱き合った二人のようにぴったり一致したリチャード(トム・ハンクス)とマーガレット(ロビン・ライト)…映画独自の「主人公」とその妻…のhereへの気持ち…

平日の記録

和の甘味。 新宿センタービルのおかげ庵に寄ってみた。初めてのほうじ茶シロノワールには黒蜜、ほうじ茶オーレにはほうじ蜜が合って美味。周りは名物のおだんごを焼いている人が多かった。 銀座三越のみのる食堂では、抹茶パフェ・季節のフルーツ添えに国産…

ベイビーガール

サミュエル(ハリス・ディキンソン)いわく「ぼくがイメージしていたのは戯れる二人の子ども」。子どもとは(実際そうでなくとも、大人からすれば)権力から解放された存在だ。冒頭のエレベータ―で年嵩の白人男性に囲まれる図に象徴されているようにロミー(…

平日の記録

春に食べる、老舗のデザート。 池袋のヤマダ電機のカフェレストにて、西洋銀座のショートケーキにカフェレストブレンド。この倍食べたいくらい美味しい。 銀座ウエスト本店では喫茶限定のミルフィーユ。これもこの三倍くらい食べたかった笑。