「お嬢様が不良に憧れるんだろ、分かるよ」 「分かってないわ、スウェイジの野性的なところがいいのよ」 ロマン・デュリス＆ヴァネッサ・パラディによるラブコメ。いわゆる古き良き「映画」の引用やアメリカ的な作りの根っこに、フランスの心が流れてるとい…

なんてロマンチックで可愛らしい映画だろう！終盤のストップモーションに涙があふれた。 （以下「ネタバレ」しています） 冒頭、戦地の記憶から列車内で目覚めるという展開に「ジェイコブズ・ラダー」を思い出した。もっともこちらの電車は中二階席やダンキ…

バルト９にて、夜８時から朝６時までぶっ通しの「オールナイト寄席」。フジテレビの無料動画サイトの落語コンテンツによる企画。何度か眠気に襲われたけど、全席ちゃんと聴けた。映画館の椅子に10時間も張り付いてたのは勿論、コンセッションであんなに買い…

金曜の夜、同居人が行きたがってた西新宿の「すた丼屋」へ。私にはにんにく効きすぎだけど、結構美味しかった。それからバルト９にてオールナイトの落語イベント「新宿RAKUGO夜明け前」。記録を下に。 10時間はさすがにくたびれたけど、朝の冷気で少々すっき…

ガン宣告を受け「エンディングノート」を作成・実行してゆく父親を、娘がカメラで捉えたドキュメンタリー。 「本日はお忙しい中、わたくしごとで御足労いただき、誠にありがとうございます」 全篇に渡り、監督自身が、宮崎あおいみたいな声で、死んだ父親を…

三遊亭遊雀「強情灸」 三遊亭遊雀「岸柳島」 桂歌丸「火焔太鼓」 （中入） 三遊亭遊雀「三方一両損」 （10/24・内幸町ホール） 幕が上がり、歌丸の頭を確認した場内から大きな拍手。オープニングの師匠のトークは、先月の大須演芸場出演時に台風に遭った話。…

上段は、先週のお茶の記録。 池袋のタカセのコーヒーラウンジで手にした「いけふくろう」パンは、きんぴらとひじきの煮物とザーサイ入り。他のパンも含め全て美味だった。 渋谷では、今どき全席喫煙可のCo-Labo Cafeでベリーのタルトとコーヒー。 下段は「60…

「海を渡ってナチスをぶち殺したいか？」 「人を殺したくはないけど、悪人は嫌いです」 とても面白かった。「強さ」についてふと考えさせられる前半、ひたすらアメリカの馬鹿カッコいいを体現した後半、どちらもよかった。突っ込んだことは語らず、ただ滑ら…

冒頭、オヤジを馬鹿にする不良少年どもをどっかんどっかんいう音に合わせて殴り倒すジェイソン・ステイサムに、そういう映画なのかと思いきや、いい意味で期待は裏切られ、ステイサム無双じゃない、色んな男を揃えた刑事「ドラマ」となる。でもってラストに…

土曜日は「空の日フェスティバル2011」開催中の羽田空港に出掛けた。京浜急行で到着後、まずは第２・第１旅客ターミナル双方の展望デッキの眺めを堪能してから、一年前のオープン当時話題になった国際線ターミナルビルを一回り。「PLANETARIUM Starry Cafe」…

新宿ピカデリーにて観賞。 私は貝類が大の苦手なので、冒頭、役所広司が焼いたサザエをほじくり出してねちょねちょ食べるシーンで気分が悪くなってしまった。3Dで見なくてつくづく良かった。全篇に渡って「食べ物」は生々しく、そういう人間の業みたいなもの…

土曜日の夕方にお腹が空いて、ぶらついたあげく、思い出横丁の「カブト」へ。年季の入った鰻の串焼き屋。メニューの「一通り」は頭からヒレ、肝、レバー、蒲焼など七本。鰻10匹分で一串という「レバー」はうちらで最後だった。大将や周りの人とお喋りもして…

楽しかった〜上出来上出来！という感じ。「TSUNAMI」の監督がプロデュース、主役二人が再度共演したアクションもの。凄腕ライダーとアイドル歌手が、爆弾魔に脅され爆弾を配達して回るはめになる。 冒頭、アイメイクが涙で落ちて喜劇調になってる女の顔、や…

フィンランド映画祭で逃したのを、ヒューマントラストシネマ渋谷のレイトショーにて観賞。お馴染みの姿とは全然違う「本物のサンタクロース」に挑む少年と大人たちの物語。 普段見慣れた映画とは少々勝手が違うので、たまに放り出されたようになるのも含め（…

柳亭こみち「旅行日記」 柳亭こみち「女泥棒」（三遊亭白鳥・作） （中入） 柳亭こみち「崇徳院」 （10/13・道楽亭） 体調万全！という感じで、いつもに増してまずは枕が楽しかった。一席目の前に振った、「宿」に泊まった際に仲居さんや女将さんの…という話…

東京都庭園美術館の建物公開「アール・デコの館」に出掛けた。例年行事ながら未体験で、今回は工事休館前の大公開というのでいい機会だと思って。どこを見ても楽しく、時が経つのを忘れてしまった。美術展開催時には気付かなかった、通気孔や蝶番など全てが…

銀座テアトルシネマにて、ニュープリント版を観賞。20代の頃のオールタイムベストの一つ。今観てもやっぱり楽しいけど、できれば、もっともっと大きなスクリーンで見たかった。 オープニング、薄明るい海の水面と小さな汽船にマーラーの交響曲。クレジットの…

14日は「鉄道の日」だそうで、JR東日本（略）の幾つかの商業施設に「トレインフェスタ」商品が並んでいる。通りがかりのエキュート品川サウスで、ベーグル＆ベーグルの「スタートレイン」と、風と土の「贅沢窯出しブリオッシュ」を購入。前者はパンプキンの…

武蔵野館にて公開初日に観賞。面白かった。ソイ・チェン監督、ジョニー・トー製作。 事前に当館でも上映予定の「ゴーストライター」（感想）の予告が流れたんだけど、どうってことない話（だけど主人公にとっては大した話）を面白く観せてくれるという点では…

金曜の夕方、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて公開初日の「猿の惑星：創世記」。観てる間中ずっと「猿があんなことを！こんなことを！」という気持ちばかり。前半は脱獄もの、後半は動物パニックものとして楽しんだ。猿を「主役」に、ジャッキー・チェンだった…

フィンランド映画祭2011にて観賞。上映前に監督の挨拶、後にティーチインあり。 失業中の主人公が恋人を引き止めるために仲間とデジタルチューナーを買いに行く、一夜の旅の物語。面白かった。 上映前に監督が「この作品は友人の脚本家の体験から作った」「…

ブエノスアイレスで夫と息子二人と暮らす主婦マリア。50歳の誕生日プレゼントを切っ掛けにジグゾーパズルの面白さに目覚めた彼女は、パズル大会のパートナー募集の告知に目を留め連絡を取る。相手の富豪紳士は彼女を気に入り、週に二度のレッスンが始まった…

東京駅のキッチンストリートにオープンした果実園で、ミックスフルーツズコット。とにかくでかくて食べるのが一大事。中の柿がとても美味しかった。本店にはなかなか行けないけど、ここなら手軽だから、また寄りたい。

武蔵野館にて、公開初日に観賞。「映画の日」ということもあってか結構な人手。 「恋愛映画って、最後に流れる中途半端なポップスのおかげで、 内容はどうでも、見てよかったと思わせられるのさ」 途中から何だ、こんな話かと思ってしまったけど、ジャスティ…

三遊亭時松「替り目」 鈴々舎馬るこ「鼠穴」 （中入） 鈴々舎馬るこ「看板のピン」 三遊亭時松「井戸の茶碗」 （9/29・ミュージックテイト西新宿店） ミュージックテイト西新宿店で始まった、二つ目さんによる会の第三回。馬るこさんのこと応援してるのに、…

志ん朝の命日である一日に発売された、「文化放送アーカイブス 志ん朝十三夜」を買ってもらう。「初商品化の『二十四孝』、20代の頃の『紙入れ』、希少な『王子の狐』などを収録」というので早速それらから聴いた。何てことないんだけど、ほんとに華がある。…