新宿RAKUGO夜明け前


バルト9にて、夜8時から朝6時までぶっ通しの「オールナイト寄席」。フジテレビの無料動画サイトの落語コンテンツによる企画。何度か眠気に襲われたけど、全席ちゃんと聴けた。映画館の椅子に10時間も張り付いてたのは勿論、コンセッションであんなに買い物したのも初めて(笑)ラストは円丈「遥かなるたぬきうどん」。終了後、サービスの振舞酒を飲んで外に出たら円丈に遭遇、手拭いにサインをもらえたのが嬉しい☆以下に記録&感想を少し。



・開演後、まずは若手6人が挨拶がてら一席ずつ披露。一之輔の「鈴ヶ森」はオハコだけあってさすがに面白い。わさびには華がある。たまさんの「猿之助歌舞伎」はほぼネタ下ろしだそうだけどとてもよかった。「10分で終わる」情緒無+下ネタ有の「火焔太鼓」も、私は気に入った(笑)「猿之助」とこみちさんの「のみのかっぽれ」は鳴り物入り
・たまさんはフジテレビ側に依頼して見台を作ってもらったそうだけど、伝達がうまくいかなかったのか、えらく高いばかりか、膝隠しの方が小さくて後ろが見えてる始末。後半は使用せず。
・ゲストの談笑はまず日付越えで「時そば」。時間が押してたこともあり?いつもよりスピーディで楽しかった。中野の「あの」そば屋の素性が明らかに(笑)後半は「寝ているお客さんを起こすなら『ガマの油』だけど、気持ちよく寝かせておくならこっち」と「金明竹」。その通り同居人がすやすや寝始めた(笑)ちなみに出囃子はともに野球拳。
・肝心の円丈は出番(午前3時半)の前に少し寝てきたとかで元気。「強情灸」は喬太郎の「粋ダネ!」で観たものと枕も本編もほぼ同じだったけど、ナマだとやっぱり嬉しい。「遥かなる」は短縮バージョン、活き活きしてて良かった。
・映画館(というかシネコン)は客席に傾斜があるから観易いな〜と思ってたら、円丈が「見上げなきゃいけないから首が疲れる」と言うので、演者にしてみればそうなのかと気付いた。ただし高座が低すぎたこともあるだろう。加えてホールに慣れてる噺家、例えば談笑にとってはそうでもないんだろうなと思った。
・うちらの席は前方中央近くだったんだけど、右手の非常口が開けっ放しでその奥が控え室になっており、そこから始終、おそらく出演者とスタッフの話し声が聞こえてたのが耳障りだった。


(プログラムの記録は、長くなるので畳みます)


春風亭昇吉「桃太郎」
柳亭市楽「悋気の独楽
春風亭一之輔「鈴ヶ森」
柳亭こみち「のみのかっぽれ」
笑福亭たま「猿之助歌舞伎」
春風亭鯉枝「おのぼりさん」
 (お楽しみ&中入)
柳亭こみち「辰巳の辻占」
古今亭菊六「欠伸指南」
キングオブコメディ「ホテル出張中」
立川談笑時そば
 (お楽しみ&中入)
春風亭昇吉「安いお店」
柳家わさび「出待ち」
エレキコミックやっつんブライダル」
立川談笑金明竹
キングオブコメディレンタルビデオのクレーム」
 (お楽しみ&中入)
古今亭菊六「権助提灯」
春風亭一之輔粗忽の釘
春風亭鯉枝「アパート探し」
三遊亭円丈「強情灸」
 (お楽しみ&中入)
笑福亭たま「火焔太鼓」
柳家わさび「だくだく」
エレキコミックやっつんクリーニング」
柳亭市楽「雛鍔
三遊亭円丈「遥かなるたぬきうどん