2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

死の谷間

見終わって思い出したのは、「そのままでは分けられない幾らかの数量の何かを分けるにはどうしたらいいか」という類のなぞなぞである。答えは、そこにあと一つのそれを加えて分け、余ったそれを減じる(適切な具体例が思い浮かばず訳の分からない文になって…

平日の記録

本屋併設のカフェ。 神保町の絵本専門店ブックハウスに出向いた際、内部のカフェに入ってみた。「今日のデザート」のコーヒーゼリーとコーヒー。カップが可愛くて思いがけず気分があがる。居心地がよかったのでまた行きたい。 小田急百貨店内のSTORY STORYで…

ブリグズビー・ベア

オープニングにジェームス(カイル・ムーニー)が見ている「ブリグズビー・ベア」第何回だかの内容からして、マーク・ハミル演じる「父」テッドは自分の所業を自覚しているのでは、終盤の再会時に「来週プレミア上映なんだ」と脚本を渡された時の表情からし…

毘沙門寄席 夜席

開口一番(柳家門朗「からぬけ」) 橘家文蔵「千早ふる」 柳亭燕路「安兵衛狐」 (中入) 真打昇進披露口上 柳家三三「しの字嫌い」 柳亭こみち「稽古屋」 (6/23・毘沙門天善國寺) 「披露興行、あと二、三回あるんです」のうちの始めの一回。毘沙門寄席の…

週末の記録

雨の神楽坂、毘沙門寄席がはねてから、にんにく料理店「はじめの一歩」へ。注文したのは定番のにんにくの丸揚げ、岩中豚のフレッシュトマトソース、一日限定三皿のまぐろのラザニア、イイダコのトマトソースパスタ。味が色々被ってしまったけれど気にならず…

母という名の女

「それは母ではなく女という名の怪物」(宣伝文句)というふうには思われなかった、私もあのくらいのことをするかもしれない(あの行動という意味ではなく、あのレベルの、と言おうか)。あるいは「同じ穴の狢」達が、新しい命の誕生に何か変わるかなと思っ…

ラヤルの三千夜

「イスラーム映画祭3」に掛かった際に見逃したのを一週間限定上映にて観賞。1980年、怪我をしたテロ犯の少年を助けたことでイスラエルの刑務所に収監されたパレスチナ人女性の三千日を描く。一枚の写真とやりとりから教師であると分かるも大した意味はないと…

平日の記録

コーヒーショップでパン。 グランスタ内の5 CROSSTIES COFFEEにて、カフェオレと「ブラウン塩バターブレッド、豆乳ソース添え」。甘そうに見えるけどおかずパンとおやつパンの中間といった感じの一品で、砕いたグラハムクッキーのトッピングがよかった。 比…

ワンダー 君は太陽

予告から想像していた百倍はよかった。たまにあるものだ、紋切り型の、感傷的な描写の数々が、気にならないばかりか何らかの柱になっているようにすら感じられる映画というのが。 映画がまず示唆するのは、誰かにとっての初めては周囲の誰かにとって、ひいて…

週末の記録

同居人が杏ジャムを作る時節になった。これまでで一番手を掛けたとのことで、美味しいだけじゃなく写真じゃ分からないけどぴかぴかの出来。 お昼のそばに添えたのは、ちょこっと離れた所に開店したスーパーに足を伸ばした際にお惣菜売り場で見繕った鯵の唐揚…

30年後の同窓会

新宿が満席で出向いた日比谷の劇場も混んでいた。ドク(スティーヴ・カレル)の話を聞いたリチャード(ローレンス・フィッシュバーン)夫妻が自然と手を重ねるのに(この時、男同士の心はまだ寄り添い合ってはいないが)、私とパートナーでもそうするだろう…

オンネリとアンネリのおうち

マリヤッタ・クレンニエミの同名小説を元にした2014年作。見終えてトイレに入ったら、女の子が二人、全部のドアをノックして笑いながら走り抜けたのがよかった(ノックし返した、一応・笑) オープニング、太陽の光に輝くピンクのバラに「アキ・カウリスマキ…

落語ハンダ付け 小ゑん・白鳥 二人会

開口一番(三遊亭あおもり「スピード狂の詩」) 柳家小ゑん「幸せの石」 三遊亭白鳥「豆腐屋ジョニー(浅草編)」 (中入) 三遊亭白鳥(漫談) 柳家小ゑん「牡丹灯籠42.195km」 (6/10・お江戸日本橋亭) しょちゅう見ている両人だけど、二人会は初めて。円…

平日の記録

甘味処の甘いもの(って当たり前だけど、ちょっと珍しいやつ)。 京橋に出た折、榮太樓總本鋪のカフェ雪月花にて日本橋どらやきとブレンドコーヒー。あんこが苦手なのにレジ脇のをつい買ってしまい、同居人は糖質制限中だしと食べてみた。ちょこっと羊羹ぽい…

万引き家族

この映画と「フロリダ・プロジェクト」(感想)には、テーマも話も違えど幾つもの共通項がある。家族で見上げる花火、母と子のげっぷ(花火は見えずげっぷをするのはおそらく初めてらしきところが「日本人の特性」なのかもしれない・笑)、中でも最も強く心…

レディ・バード

楽しく見たけれど、あまりに「最大公約数」的な話だと思った。そんな物語は星の数ほどあれど、少々反発を覚えるほどそう感じたのは、「よくある話」だと説明するセリフが私には目立ってしまっていたから、それ以上の言葉が作中に無かったからかな。 母と娘の…

平日の記録

分厚い系サンド、の中でも甘味もの。 ニュウマン新宿のワズサンドイッチにて、今の季節のフルーツサンドは「水切りヨーグルトと八朔」。とにかく八朔が美味しくて嬉しくなる。 ポタスタで見つけた「杏仁ゼリースイートポテト」は杏仁ゼリーにスイートポテト…

キッツ先生の子供たち

「EUフィルムデーズ2018」にて観賞した、2016年オランダ映画。移民・難民クラスを担うキッツ先生のまっとうな仕事ぶり、子ども達の生き生きした姿とその変化、今まで見た学校ドキュメンタリーの中でも一番ってくらい面白かった。 ドキュメンタリーでもそうで…

三遊亭円丈独演会

開口一番(三遊亭あおもり「八九升」) 三遊亭たん丈「代脈」 トーク(川柳&円丈) 三遊亭円丈「豊竹屋」 川柳川柳「首屋」 三遊亭円丈「ガマの油」 (中入) 三遊亭円丈「百年目」 (6/2・東洋館) 「圓生噺三席」との副題と内二席のネタ出しがされていた…

早稲田こみちの会

柳亭こみち「稽古屋」 柳家そのじ(太田その)(寄席囃子) (中入) 柳亭こみち「七度狐」 (6/1・東寿司) 初めて見たそのさんの「高座」、素晴らしかった。風邪で喉を傷めたと言っていたけれど見事だった。出囃子についてのよもやま話から幾つか披露、リ…

週末の記録

先週上京した両親へのお土産に同居人が選んでくれた(自宅用も買ってくれた)パンダ春日山を食べた日に、花園饅頭の自己破産のニュース。嬉しい偶然じゃ全然ないけど、パンダは可愛く美味しかった。よく使っていたし会社のことは残念だ。 探し物で訪れた銀座…