落語ハンダ付け 小ゑん・白鳥 二人会


開口一番(三遊亭あおもり「スピード狂の詩」)
柳家小ゑん「幸せの石」
三遊亭白鳥豆腐屋ジョニー(浅草編)」
 (中入)
三遊亭白鳥(漫談)
柳家小ゑん「牡丹灯籠42.195km」
 (6/10・お江戸日本橋亭


しょちゅう見ている両人だけど、二人会は初めて。円丈師匠は最近どうですか、に始まるトークはとても面白かった。最近「浅草(演芸ホール)に出るということ」について色々聞いていたので、ちょうど出演中のどちらもがそれを下敷きにしてくれたのがタイムリー、いや「落語家にとって浅草の意味は大きい」って話だから必然だった。「豆腐屋ジョニー」の舞台が浅草だなんて初めてで驚いていたら、仕様もちゃんと変えられていた。小ゑんの「幸せの石」は聞きながら自分でも言いたくなってしまうから困る(笑)


トークの際に小ゑんが扇子を手にしているのに、普段見ている噺家さんは高座以外では離しているから、さすがだなと思う(笑)しかしこの日は私には扇子を見る会だった。まずは古典ふうに持ちながら喋った上で「新作落語家だけに与えられた二本目」も駆使するあおもりさんは円丈一門初のハイブリッドだと思った。白鳥さんの「この間教わった(誰に?)」とんとんも見られたし。終わってみれば「噛む」と「ゴッドファーザー」が被っていたのも嬉しい。