2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

クレイジー・リッチ!

小説「クレイジー・リッチ・アジアンズ」は話が面白いわけじゃなく、いわば「映画に出来ない」要素が肝。本作は映画にしか出来ない、生身の人間の愛らしさ、ベタベタだけどベタじゃない選曲、ロマコメを躍動させるセリフなど考えうる全ての領域で頑張ってい…

第201回長崎寄席

三遊亭白鳥「アジアそば」 立川談幸「井戸の茶碗」 (中入) だるま食堂 立川談幸「片棒」 三遊亭白鳥「初めてのフライト」 (9/29・ひびきホール) (写真は長崎寄席に行くと整理券を取った後にお茶する珈琲オリーブの「イブニングセット」、トーストとドリ…

平日の記録

秋ならではの紫芋スイーツ。 スタバのアメリカンスコーン スイートポテトは蜜っぽいダイスのトッピングとしっとりした生地が合って美味、コーヒーにもいい。 クロッカンシューザクザクの紫芋ザクザクパフェにはクロッカンがトッピングされており、こちらも食…

極北のナヌーク/モアナ 南海の歓喜

岩波ホールにて、ロバート・フラハティ「モアナ 南海の歓喜」サウンド版のデジタルリストア版と、それに伴い特別上映されている「極北のナヌーク」を続けて観賞。 ▼まずは「極北のナヌーク」(1922)。序文、すなわちフラハティが観客を映画に誘う口上が面白…

平日の記録

コーヒーショップにて。 神保町のグリッチコーヒー&ロースターズではハンドドリップの中からケニアを選択。ドライトマトのような香り。クッキーも何だろう、フルーツめいた味がして新鮮だった。 池袋ではポンデコーヒーでカフェラテと「ぽんで」のシナモンと…

バッド・ジーニアス 危険な天才たち

まずは最高の父娘ものだった。父が娘との関係をよくせんと頑張る映画が濫発されるのに辟易していたところだから、娘の側からの、変わらず父は素晴らしかったという物語を新鮮に感じぐっときた(変わらず素晴らしい母の話があるなら、父のだってもっとあって…

週末の記録

今月末で閉館する東京タワー水族館へ、超久々に。学祭みたいな雰囲気でちょっと珍しい魚の数々を見られる楽しい場所。写真のポスターが欲しかったけど売っておらず残念。 秋の丸くて甘いもの。 TOHOシネマズ新宿で映画を見た後、割引サービスのある隣のクリ…

最近見たもの

▼妻の愛、娘の時 映画とは大体において「今こんなことが起こっています」という体でものを見せるわけだが、この映画は、まさにその、私の目の前で起きている、誰かと誰かが言い合いをしたり愛を確かめあったり、そんなことがかつてからこれまで無数にあった…

顔たち、ところどころ

幕開けはアニエス・ヴァルダとJRが「道で出会わない」場面。ヴァルダやドゥミの映画は道の使い方が楽しいものが多いから、おお、映画が始まったと思う。「道で出会わない、バス停で出会わない、パン屋で出会わない」と言い立ての映像化のような冒頭に引き込…

鈴本演芸場9月中席夜の部

開口一番(三遊亭ぐんま「たらちね」) 柳亭こみち「ガールトーク」 ダーク広和(奇術) 三遊亭天どん(「豊志賀の死」あらすじ) 柳亭燕路「もぐら泥」 翁家勝丸(太神楽) 古今亭菊太楼「祇園祭」 五明樓玉の輔「花嫁の父」 (中入) のだゆき(音楽) 古…

週末の記録

東京都庭園美術館にて開催中の「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」展に滑り込み。とても楽しかった。丸太をくり抜いて作った椅子はおよそ少しかたがって(方言、私の中では「かたむいて」とは少し違う)おり、よく見ると縦に座っていたか横に座ってい…

ブレス しあわせの呼吸

「僕は君にとって何の役にもたたない」と死にたがっていたロビン(アンドリュー・ガーフィールド)が、後に家でダイアナ(クレア・フォイ)に尿瓶をあてがってもらいおしっこをしながら楽しく会話するシーンが素敵だ。これはまず、人は役に立つだの立たない…

平日の記録

京王百貨店で開催されていた秋の大北海道展にて。 日曜の夕方は売り切れ続出の中、いかめしコロッケやスモークサーモンなどを購入。甘味の方は、食べてやろうと考えていた雪印のメロンパフェが未入荷だったこともあり、軽い箱菓子を見繕って買う。 翌日それ…

500ページの夢の束

見ている最中には初めて何かを食べるような、いや初めて何かを食べた時の気持ちを思い出すような、見終わってからは荷物を手に劇場を出る時に私もどこかに出発する気分になるような、そんな映画だった。 ピアノの鍵盤って、常に初めてのような新鮮な感触がす…

平日の記録

レモンのお菓子。 広島のアンテナショップで見繕ったレモンケーキあれこれ、よく目にする形のものからフィナンシェふうのものまで。感触それぞれで美味しかった。 浅野屋の、そろそろ終わりの夏限定レモンシナモンロールにはレモンピールがトッピング。くる…

寝ても覚めても

名古屋は東京と大阪の間にある。始めにメ〜テレ(名古屋テレビ)シネマと制作のクレジットが出てそうと知ったゆえの先入観かもしれないけれど、私にはこれは東京と大阪の間にちゅうぶらりんだったという話に思われた。だってこの映画の「東京」の色の無いこ…

週末の記録

8月末日の金曜の夜は「夏休み」の締めとして京王アサヒスカイビアガーデンへ。今年は電飾が施されており明るい。 美味しくはない揚げ物のセットや牛タンにいつもの地味なデザートを食べる。風が気持ちよく楽しかった。 土曜の夕方はやはり夏の終わりを惜しん…