2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

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「ジャーナリズム」の中にいながらセンチメンタルな男と、ジャーナリズムを利用して「本物」になろうとする男。変なやつに一杯喰わされた男のオフビートなコメディにも見えた…最後のカウンターでのシーンまでは。 川本三郎による同タイトルの原作は未読。 19…

遊雀玉手箱

三遊亭遊雀「粗忽長屋」 三遊亭遊雀「宿屋の富」 高田文夫(漫談?) (中入) 三遊亭遊雀「宿屋の仇」 幕が上がると、シークレットゲストに高田文夫。遊雀さんの言う通り、確かに客席の反応のでかさはこれまでで一番。「先生」の近況などを聞いてオープニン…

早稲田こみちの会

柳亭こみち「動物園」 柳亭こみち「死神」 (中入) 柳亭こみち「紙屑屋」 高座に上がるなりなぜか「落語は健康によい」件につき、調べて扇子にメモしてきたのを教えてくれる。円丈のマクラを思い出してた(笑)それから、就職活動の思い出話をマクラに「動…

週末の記録

金曜日、東京は入梅。小雨の中、早稲田のお寿司屋さんで落語会。時間に余裕があったので、ボワ・ド・ヴァンセンヌでバゲットと最後のタルトタタンを買ってから(写真は汚いけど超美味)、会場近くのボレロで休憩。学生時代には気付かず通り過ぎてた喫茶店。…

アウェイク

冒頭「術中覚醒」に関する一文。「一年に全身麻酔を受ける○万人のうち、なんと○万人は意識がある」(人数どっちも忘れた)とかなんとか。予告編からも分かるこのモチーフに興味を持って出掛けたところ、それどころじゃなく面白かった。 亡き父から大企業を受…

ファースター 怒りの銃弾

面白かった。とくに前半は、的確にツボ突かれてにやにやしっぱなし。 10年の刑期を終えて出所した男(ドウェイン・ジョンソン)が、兄と自分を陥れたやつらに復讐する話。邦題通り、ロック様が(肉弾じゃなく)「豆鉄砲」一つでガンガン敵をやっつける。 独…

平日の記録

今週食べたお菓子から。左上から時計回りに、コンビニで見つけた「東北応援」(一商品あたり10円が赤十字に寄付されるそう)のキットカットずんだ風味。豆好きだから、もっと枝豆の味が濃くてもよかった。 それから、最近色んなとこに置かれるようになったマ…

シンパシー・フォー・デリシャス

マーク・ラファロの初監督作。日本版ポスターじゃバンドのボーカリスト役のオーランド・ブルームがメインだけど、そういう映画じゃない。ラファロの親友、クリストファー・ソーントン演じる主人公が体験する、障害+オカルト+音楽+犯罪もの…というには各々…

奥さまは名探偵 パディントン発4時50分

アガサ・クリスティー 奥さまは名探偵~パディトン発4時50分~ [DVD]出版社/メーカー: ファインフィルムズ発売日: 2011/05/03メディア: DVD クリック: 11回この商品を含むブログ (5件) を見る パスカル・トマによる、アガサ・クリスティ三部作の最終章。「奥さ…

平日の記録

先週のお茶の記録。 左上から時計回りに、渋谷の喫茶店、ハンモックにてケーキセット。シナモン風味のチョコケーキ、だったかな?ここは穴場、たいてい空いてるし(ってお店にはよくないか)、ケーキは美味しいし、コーヒーのお代わりも出来る。 六本木では…

ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー

最高に楽しかった!「今」の「本物」にかなうものなし。 平日の劇場は半分程の入りだったけど、ヤバイヤバイ!と囁き合ったり笑い合ったりする女子達が後ろにいて嬉しくなる。私もジャスティンに興味が湧いたし、ああいう歌手が日本にもいたらいいなあと思っ…

立川談笑 月例独演会

立川談笑「看板のピン」 立川談笑「饅頭とか恐い」 立川談笑「復讐おんな」 (中入) 立川談笑「黄金餅」 (5/17・国立演芸場) 最初の枕は、番組の取材で岩手に行って気付いたことなど。 「看板のピン」から、「のどかな噺がやりたいなあ」と「饅頭」。「恐…

ジュリエットからの手紙

「男と女!」「恋愛って素晴らしい!」というベタベタのオープニングには乗れなかったけど、次第に楽しくなってきた。恋におちる二人のチャーミングさ、片方の恋の真摯な終え方、いったん落胆させておきながらロマンチックなラスト、たまにはやっぱりこんな…

渋谷に福来たる vol.1

おしゃべり 立川志の吉「牛ほめ」 柳家三三「笠碁」 (中入) 林家彦いち「青菜」 柳家三三「三枚起請」 (5/13・伝承ホール) 幕があがるとめくりに「おしゃべり」。「口上を述べるのかと思って」黒紋付に袴姿の三三と、いつものように(三三いわく)ジャー…

週末の記録

金曜の夕方、昨年も訪れた、東急百貨店東横店で開催中の「名古屋でらうま市」へ。金しゃちビールに、若鯱家のカレーうどん。その後、渋谷区文化総合センター大和田の伝承ホールにて落語会。記録を下に。 土曜日は簡単なブランチの後、東村山へ。先週、前から…

ブラック・スワン

公開初日、新宿ピカデリーにて観賞。ほぼ満席。 「私」の、私の、私の映画。笑っちゃうほど怖くて、面白かった。 冒頭「白鳥の湖」を踊るニナの、床にこつこつあたる足音、彼女の部屋の「異様」さ、地下鉄の騒音、全てに不穏な予感がする。 ミラ・クニス演じ…

マーラー 君に捧げるアダージョ

パーシー・アドロン(とその息子)の新作を劇場で観るなんて、なんだか感慨ぶかい。昔は「流行ってた」こともあり、ビデオ屋で全作借りて観たものだ。まぶしい光、がちゃがちゃした画面、セックスの軽み、などを懐かしく感じた。 冒頭「起こったことは事実、…

平日の記録

今月入ってからのお茶の記録。 左上から時計回りに、小平に行った際、駅近くで見つけた「ぽえむ」で紅茶のシフォンケーキとアメリカンのセット。どちらも美味。 京橋の穴場、ペンステーション・カフェにて、この日は東京洋菓子倶楽部のモンブランが食べられ…

4月の涙

ポスターから「ククーシュカ」のハード版みたいな内容かと思ってたら、めんどくさい詩人のおっさんの話だった。主役男女の容姿が小奇麗すぎ、おっさんの芸術と苦悩がベタすぎの感はあったけど、面白かった。 20世紀初頭、内戦時のフィンランド。赤軍の女性兵…

戦火のナージャ

ニキータ・ミハルコフの「太陽に灼かれて」('94)に続く、三部作の二作目。「太陽〜」は昔観たもののほとんど覚えておらず。かりに未見でも支障ないように思う。 KGBの幹部ドミートリ(オレグ・メンシコフ)と陸軍大佐コトフ(ニキータ・ミハルコフ)との間…

週末の記録

土曜日は、西武線に乗って東村山へ。昨年いつの間にか開店してたコメダ珈琲に行くため。お昼過ぎの店内はほぼ満席、なんだか帰省してる気分(笑)新メニューのハンバーガーなどを頼み、卓上にあったコメダ新聞なんてのをためつすがめつ読む。 名古屋つながり…

キッズ・オールライト

「レズビアンカップル」のニック(アネット・ベニング)とジュールス(ジュリアン・ムーア)は、精子提供によりそれぞれ子どもを設けた。15歳になった息子レイザー(ジョシュ・ハッチャーソン)は「生物学的な父親」を知りたく思い、18歳の姉ジョニ(ミア・…

八日目の蝉

既婚者の子を身ごもるも中絶した希和子(永作博美)は、相手の妻の産んだ赤ん坊・恵理菜を誘拐。薫と名付け、母娘として「幸せに」暮らすが4年後に逮捕される。十数年後、大学生となり一人暮らしをする恵理菜(井上真央)の元に、ライターを名乗る千草(小…

連休後半の記録

連休後半、運転再開したロマンスカーに乗って江の島へ。お弁当購入時に見つけた、新しいパッケージのワインが嬉しい。 片瀬江ノ島駅で降りると、これまで見たことないほどの人手。まずは新江ノ島水族館、かなり混んでたけど楽しかった。島に渡って遅めのお昼…

ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男

ラッセ・ハルストレム×リチャード・ギアの2006年作。二人は本作が切っ掛けで「HACHI 約束の犬」でも組んだのだそう。 ギア演じる三文作家のクリフォードが、大富豪ハワード・ヒューズのニセ自伝でもって出版社や世間を騙すという、史実に基づいた物語。クリ…

連休前半の記録

連休初日は、久々に都電でお出掛け。まずは始点の早稲田から一時間揺られて、終点の三ノ輪橋へ。商店街・ジョイフル三ノ輪をぶらついて、カレーパンを買い食いした後、再度乗り込んで飛鳥山まで戻る。公園で蒸気機関車に乗るなどした後、飛鳥山博物館で「ノ…