「姥捨山」の「ウラ」を描いた物語。「捨てられた老婆たちによる共同体『デンデラ』」を説明する前半と、動きののろい熊と戦う後半。なんだかふにゃっとした映画だった。 最初から最後まで、面白い話だと思う。まずは「新参者」のカユ（浅丘ルリ子）の側。村…

ギレルモ・デル・トロが製作し、スペインでヒットしたという作品。進行性視力低下の病を抱える主人公フリア（ベレン・ルエダ）が双子の姉の自殺の謎を追ううち、自らも不穏な影につきまとわれるようになる。原題「フリアの眼」。 予告編からクールな印象を受…

バルト９にて観賞、土曜の夜の回は満席。 「SFもの」ということしか知らずに観たけど、面白くって驚いた。私にとっては全てが、これ以上ないほど「的確」だった。 もっとも、楽しめた理由としては「『宇宙』『クリーチャー』に興味やセンスがないので造形そ…

公開二日目、ミラノ１にて観賞。 生まれて初めて映画館で観たのが「E.T.」ということもあり、謳い文句に惹かれて楽しみにしてた。予告編からは、たんなる列車つながりだけど「世にも不思議なアメージング・ストーリー」の「幽霊列車」を思い出してた。ルーカ…

土曜日は曇り。新宿のトップハウスに入ったハヌリで、チャミスルに石焼ビビンバとチヂミのお昼ごはん。それからミラノ１にて「SUPER8」。劇場出た途端に不満を言いまくり、のつもりが同居人の盛大な文句の聞き役に回る、それはそれで楽しい（笑）お茶の後、…

ポーランドの田舎町、老婦人アニェラは愛犬フィラデルフィアと古い屋敷に暮らしている。 「誰かに紅茶を入れてもらえたら…」と思いながら独り暮らす主人公が、自身の意志でもって、そうした環境を得て「天に召され」る物語だった。 冒頭、町の女医に不躾な言…

三遊亭遊雀「十徳」 三遊亭遊雀「不動坊火焔」 立川志の輔「バールのようなもの」 （中入） 三遊亭遊雀「包丁」 （6/22・内幸町ホール） シークレットゲストは志の輔。本人いわく、こうしたゲスト出演は年に一度あるかないかだそう。「始めに揃って挨拶する…

立川談笑「代書屋」 立川談笑「岸柳島」 （中入） 立川談笑「居残り佐平次」 （6/21・国立演芸場） 最初のトークで30分！内容は「町で見かける人々」「自分が思う『東京人』」など。後で同居人いわく「今日は『これを伝えたい！』って気持ちが強かったみたい…

最近の、チェーン店でのお茶の記録。 左上から時計回りに、クリスピーにてレモンチーズケーキ。いつもの味。 池袋ルミネ内のオランジェ・カフェドクリエで、クリームトッピングしたカフェオレとクロワッサン。ここはもう行かない（笑） 夜のスタバのテラス席…

公開二日目、バルト９にて観賞。すごく面白いわけじゃないけど、楽しく観た。 韓国でヒットしたミュージカル「キム・ジョンウク探し」を演出家自身が監督したもの。 ミュージカルの舞台監督として忙しいジウ（イム・スジョン）は、初恋の相手にこだわり恋愛…

公開初日、ワーナーマイカルシネマズ板橋にて観賞。近所の上映館より大き目のスクリーン、観客は半分ほどの入りと、ゆとりを持って観られたので、足を伸ばしてよかった。 原作のアーロン・ラルストン「奇跡の６日間」は既読。一人でロッククライミングに出掛…

「佐野元春のザ・ソングライターズ」キリンジがゲストの回を観た。やたら兄ボーカル曲ばかり取り上げられるので、お兄ちゃんはクセのある詞は自分で歌うようにしてる（よく言えば「盾になってる」）のかな？と思った。「エイリアンズ」について埼玉の話が出…

土曜日、ワーナーマイカルシネマズ板橋まで足を伸ばしたついでに、東武百貨店池袋店で開催中の「大長崎展」に寄ってみた。まずは吉宗の冷凍茶碗蒸しを見つけて購入。銀座店には何度か行ってるけど、こんな商品があるなんて知らなかった（ただしお店ほど量は…

「X-MEN」シリーズ初体験でも支障なく楽しめた。ただ少々がちゃがちゃした感じがする上、中盤まで、エリック以外の人々が何のために頑張ってるのかよく分からず…いつの間にか「第三次世界大戦を止めなければ！」なんて話になってるので驚いた。 「自分の他に…

わびさび皆無、どんくさいアクション、不思議なグルーヴ感…って、キャサリン・ハードウィック監督の前作「トワイライト」一作目と同じ印象。大好きなそちらにはかなわないけど、結構面白かった。 アマンダ・セイフライドの「赤ずきん」が、狼に脅かされる村…

伊勢丹で開催されてた「チアアップ！ニッポンの“食”展」で、米粉ロールケーキのブースをのぞく。最終日の終了間際、残ってた数少ない中から「こめパンダロール」「枝豆とひとめぼれのロールケーキ」を購入。 MUJI Cafeでは今月のおすすめ「マンゴーと琉球紅…

冒頭、タイプが異なる二人の男が、淡々と、双子のように作業をこなしてゆく。店で一人があれを取ればもう一人がそれを取り、一人がカーテンを吊ればもう一人も吊り、一人がドリルを使えばもう一人も使う。車の運転席と助手席でしばらく黙っていた後、年かさ…

林家しん歩「最後のデート」 三遊亭玉々丈「ニワトリ」 三遊亭白鳥「台所の隅で」 （中入） 三遊亭白鳥「隣の街は戦場だった」 （6/11・お江戸日本橋亭） 前座のしん歩さんは初見。後で白鳥さんいわく「僕も昔は、あんな変な新作ばかりやってた」。ピンクの…

土曜日は小雨。出掛けるついでに池袋に寄り、開店したてのコメダ珈琲へ。２階以上ということもあってか（「店の前」でしか宣伝してないせいか）、二日目なのに店内はがらがら。ブレンドにウインナーコーヒー、ビーフシチューを注文。帰りに「粗品」として可…

マルコ・ベロッキオの2009年作。いわゆる「愛人もの」というより、権力によって尊厳を奪われた者が声をあげる話、さらに広義には、ファシズムとは何かという話。 宣伝に使われてる蓮實重彦のコメントは、観る前には意味が分からず、観た後には納得させられ、…

左上から時計回りに、麻布十番に開店した「ねりたてアイス」屋さん、リタティーノで完熟マンゴーと煮出しバニラ。作り置きできないため店頭には３、４種類しかなく、その中から選択。マンゴーが超美味。でも、アイス屋に来るといつも思うんだけど、食後に濃…

導火線 FLASH POINT [DVD]出版社/メーカー: アクセスエー発売日: 2011/06/03メディア: DVD クリック: 280回この商品を含むブログ (18件) を見る ウィルソン・イップ監督、ドニー・イェン主演の2007年作。 特典映像にてドニーいわく「ぼくたちは『映画の好き…

東劇にて、シネマ落語・第二弾を観賞。プログラムは、古今亭志ん朝「船徳」／金原亭馬生「臆病源兵衛」／三遊亭円生「引越しの夢」／林家正蔵「中村仲蔵」。 一席目から志ん朝なんて！と思ったけど、観終わってみれば、志ん朝がフレッシュな二つ目に感じられ…

土曜日は晴れ。午前中から西武線に乗ってボルダリングのジムへ。休み休み数時間取り組んだ後、近くのコメダ珈琲で休憩。「珈琲ジェリー」と「ミルクセーキ」。ゼリーの下にバナナ、もう立派な「パフェ」だ。ミルクセーキはでっかいガラスの瓶入り。 銀座に出…

今年劇場公開された他のドニー・イェンものと比べると、「イップ・マン」の体温上昇度にはかなわないけど、「孫文の義士団」よりは一万倍面白かった（あれはドニーものじゃないか）。 冒頭、実在した「錦衣衛」（原題）の説明。彼らは明王朝の時代、反体制派…

第一次世界大戦で活躍したドイツ軍のパイロット、マンフレート・フォン・リヒトホーフェンの半生を描く。 よく出来た「伝記」で楽しかったけど、遠近感に欠けるというか、こういう映画って途中でふと冒頭を思い出して「ああ遠くまで来たなあ」なんて感慨にふ…

梅雨の晴れ間に誕生日。 前回の同居人の時と同じく、東京タワーで、大展望台への入場＆カフェでケーキの無料サービスを受ける。正式な？バースデーケーキはキルフェボンの、一人で４分の３食べた。プレートの字が汚いのにちょっとびっくり（笑） プレゼント…