2016-01-01から1年間の記事一覧
劇場観賞した映画の中から、お気に入り10本を、見た順に。 ▼ブリッジ・オブ・スパイ(感想) ▼偉大なるマルグリット(感想) ▼これが私の人生設計(感想) ▼人生は小説よりも奇なり(感想) ▼さざなみ(感想) ▼山河ノスタルジア(感想) ▼ゴーストバスター…
「練習に遅く来て早く帰る、週に二度はマッサージする、 そうすればキャリアをよりエンジョイできる」 「自分自身の喜びのために踊るんだ、 観客が見ているのは裏方の僕じゃなく君達だ、 個性を出すんだ、 コンテンポラリーとクラシックとを区別するな」 「…
年末に出掛けた旧作上映。 ▼恵比寿ガーデンシネマにて「スモーク」(1995)デジタルリマスター版を観賞。 今見ると、思っていたより「マッチョ」な映画に感じられた。だからつまらないという意味ではなく、公開当時からの20年の時の流れを思った。 冒頭オーギ…
三連休最後の日は、恒例の千葉でのお墓参りと年末年始の買い出し。 私の好きな道の駅「オライはすぬま」にて、今年の買い食いはいわしスティック200円。美味しかった。写真の右は買ってきたものの中から幾つか。いすみ鉄道の「い鉄揚げ」の新商品・チーズ味…
オープニング、鋭く切れ切れに映る列車の車窓から軍用機の飛ぶ姿が見える。主人公エンデル(マルト・アバンディ)がエストニアの小さな町、ハープサルに到着すると、頭上をまた飛行機が行く。若い身でこんな田舎にやってきた理由を校長に問われ「都会は合わ…
サーブが「消える」来年を前にして、日本でも今年「ハロルドが笑う その日まで」と「幸せなひとりぼっち」という「サーブ映画」が二本ちゃんと劇場公開されたのは、喜んでいいものだろうか。「車が前に進むのは、簡単に見えてそうじゃないんだ」 「母」が一…
同居人の誕生日の恒例ディズニー、今回はランドの方へ。 着くなりまずはスター・ウォーズのポップコーンバゲットのワゴンの列に並ぶ。今年の春から販売再開となったR2-D2のと、秋から発売されているBB-8のと。前者はかなり混んでいて、30分くらい掛かったか…
1940年代のリオデジャネイロの精神病院で、「芸術療法」を取り入れんと闘った女性医師ニーゼ・ダ・シルヴェイラの姿を描く。 映画が始まってしばらく、動物が鳴いたり乗り物が走ったりといった「のどかで平和な」音だけが続く。そこへバスがやってきて、「画…
コーヒーチェーン店の年末商品。 ニューヨーカーズ・カフェのクレーマカフェドルチェは、エスプレッソ味のホイップが美味しくて、甘すぎかと思いきや最後まで飲み切れた。 エスプレッサメンテ イリーではドルチェプレッソ・フラーゴラ、こちらは苺味のクリー…
公開初日、TOHOシネマズ新宿にて2D字幕版を観賞。面白かった。写真はロビーに飾られていた監督のサイン入りポスター。 昨年の「フォースの覚醒」と同じ「ストームトルーパーが勤務中に無駄話をしている」という小ネタがあるんだけど、あの、はじけてない、も…
国立劇場開場50周年記念の「仮名手本忠臣蔵」完全遠し上演にて、ナマの歌舞伎を初体験。三か月に渡っているのを始めからと思いつつ、チケットを取りそびれて第三部のみになってしまった。席は一階のど真ん中あたり、前のおじさんが姿勢を正さず少しだらけて…
パルコミュージアムで開催中の「大ラジカセ展」へ。何時間でも居られそうな展示内容だったけど、ひとまず入口のアイワの「日本初、世界初のラジカセ」に、「ローグ・ワン」を見た時、コンピュータの「赤と青」にとても(ep4が作られた)時代を感じたのを思い…
振り返れば、「作家」が少しずつ自己を解放してゆく物語だった。おかしな邦題だと思ったものだけど、好みじゃないけど間違ってはいない。終盤、アラン・ベネット(アレックス・ジェニングス)が夜道を自転車で「モノローグ」劇の上演のために走りゆく軽やか…
北欧コーヒーチェーン。 麻布十番のオスロコーヒーでは、「クイーン」(「サードウェーブの流れを汲んだフルーティーフローラルなもの」)と北欧ワッフル・2種のベリージャム添え。ジャムの種類はリンゴンベリーとブルーベリー。かなり小ぶりで、さくっと食…
新作公開を控えてのイオセリアーニ監督特集にて観賞。もっと「今」から「遠い」、古いものがいいかなとも思ったけど、時間も合ったしセットで見た。例えば「出ていく(帰ってくる)者を高所から見下ろす」など同じ「事」が繰り返されるが、その「意味」は違…
コーヒーショップのフォンダン・オ・ショコラ。 エクセルシオールのフォンダンショコラは食べやすかった。それにしてもこのお菓子って、フォークを入れないと見た目が全然楽しくない(笑) ドトールの方はココット入り。しかしお昼を食べ損ねた午後だったの…
川崎市市民ミュージアムで開催中の「ケン・ローチ初期傑作集」にて観賞。上映される5本全てを見たいところだけど、予定があるため今回はこの二作のみ。初めて見たいずれも面白かった。いい組み合わせだし、どちらも「代表作」たり得ると思う。 ▼「キャシー・…
伊豆大島マラソンに参加。万年初心者なので例によってハーフの部。フルの海岸線に沿っての島一周に対し、ハーフは激しいアップダウンを避けたサンセットパームライン往復のコースなんだけど、終盤は緩やかな起伏がきつかった。分かっちゃいるけど自分の体が…
フローレンス・フォスター・ジェンキンスを題材にした映画が二作、日本で同じ年に公開されるとなれば、どうしたって比べてしまう。年頭の「偉大なるマルグリット」(感想)があまりに素晴らしかったものだから、こちらを見ている間中、頭をよぎりまくってし…
立川うおるたー「権助魚」 桃月庵白酒「笠碁」 三遊亭白鳥「座席無き戦い」 (中入) 林家彦いち「あゆむ」 (12/6・赤坂区民センター) 年末なのでもしや白鳥さんの女の立場版「文七元結」でも聴けるかと思っていたら(笑・嫌いな噺だけど白鳥さんのなら聴…
「練馬大根引っこ抜き競技大会」に初参加。知らなかったけど人気の大会で、会場は大混雑の大賑わい。実家の小さな畑でも色んな野菜を作っていたものだけど、大根を抜くのは初めて、しかも「普通」のと違うためか難しかった。採った大根は翌日の練馬区内の小…
第二次世界大戦直前、ユダヤ人の子ども達をナチス・ドイツによる迫害から救うための「キンダートランスポート」を行ったニコラス・ウィントンの後半生を元にしたドキュメンタリー。 私にとっては謎解きめいた映画でもあった。「人は物語を観賞するだけでなく…
柳亭こみち「浪曲社長」 柳亭こみち「鰍沢」 (中入) 柳亭こみち「七段目」 (10/11・赤坂会館)
数年ぶりの八王子市夢美術館にて「イギリスからくり玩具展」。同居人にオートマタの数々の「機構」について聞くのも面白いし(例えば「腕が動いて見える」のは「腕が動いている」わけではない、とかそういうこと。「自重」を使っているのが多いのも面白い)…
とても面白かった、陳腐な言い方だけど「優しい」映画だった。 イザベル・ユペール演じる母を亡くした後の男三人、boysが、それぞれの世界を生きている。それらがぶつかり合い、爆ぜ、触れ合い、後に分かれるとしても、ラストシーンで一本になり前進する。こ…
栗のお菓子。 ルミチカのマドレーヌラパンにて、オープン記念限定商品のモンブランクリームサンド。マドレーヌに何か挟まってるのを食べたのは初めてだけど、まずは普通のを買ってみればよかった(笑) ヒカリエではリベルターブルの栗のシュークリーム。こ…
映画は警察官のローレル(ジュリアン・ムーア)の仕事の一幕から始まる。そのうち色々「分かっ」たつもりになる。例えば彼女の無謀にも見える行動は、後に自身で言うように「警察で女は出世できない、ましてや『gay woman』は論外」だからゆえの無茶なのだと…
春風亭べん橋「つる」 柳家喬太郎「花筏」 (中入) 中島弘幸(奇術) 柳家喬太郎「文七元結」 (11/26・ひびきホール) 10か月ぶりの長崎寄席、この日は喬太郎独演会。福引では八幡屋礒五郎の七味唐辛子が当たった。 高座に上ってすぐのトランプ(米大統領…
久々に、ジャパンカップの開催される東京競馬場へ。 写真はレースの公式パートナーであるロンジンのブルーホース。この日はアンバサダーのサイモン・ベイカーが賞のプレゼンターを務めるとのことで、見たかったけど、午前中に来たのでそれまでの長居はしなか…
▼胸騒ぎのシチリア リメイク元の「太陽が知っている」('69)と輪郭は同じながら、随分とアップデートされていた(だからといってそう面白くは感じなかったけど)。クリスティが晩年に「終りなき夜に生れつく」を書いた理由がまた脳裏に浮かんだ、「事件」は…