みなと毎月落語会



立川うおるたー「権助魚」
桃月庵白酒「笠碁」
三遊亭白鳥「座席無き戦い」
 (中入)
林家彦いち「あゆむ」
 (12/6・赤坂区民センター)


年末なのでもしや白鳥さんの女の立場版「文七元結」でも聴けるかと思っていたら(笑・嫌いな噺だけど白鳥さんのなら聴いてもいい)、一番に上った白酒さんの「今年のニュースを選んでくださいという仕事がきたんだけど、10ならともかく3つなら、軽くて楽しいものがいいかと…」との枕のように、三人共にしんみり度の低いネタで楽しかった。白酒さんの志ん朝の真似、というか口ぶりの再現が似ているのにぐっときた。内容がまたよかった(笑)
白鳥さんは三題噺の「三題」のネタ元(なぜそのお題を選んだのか、という理由)を話してから本編へ。何度か聴いてるけど、この日は寝姿の繰り返しに円丈を思い出していた。
彦いちは毎度の白鳥さんネタの枕の後、考えてきた重めのネタをやめてこちらに、今日は「こういう日」だからとその延長のような本編へ。しかし枕の「よしっ『寝床』か」が強烈すぎて、今その袖で生まれたネタだもんね(笑)その後も頭から離れず困った。