2015-01-01から1年間の記事一覧

今年を振り返って

劇場観賞した映画の中から、お気に入り10本を、見た順に。 ▼ジミー、野を駆ける伝説(感想) ▼バベルの学校(感想) ▼きっと、星のせいじゃない。(感想) ▼ソロモンの偽証(前編感想/後編感想) ▼ナイト ミュージアム エジプト王の秘密(感想) ▼パレードへ…

年末の記録

年末恒例の千葉行き。同居人の方のお墓参りとお正月の買い出し。 蓮沼の道の駅「オライはすぬま」にて、100円のいわし汁。大根とネギに、いわしのつみれじゃなく小さいの丸ごとのぶつ切りが入っており、私は子どもの頃、お味噌汁から取り出さずにおいた煮干…

消えた声が、その名を呼ぶ

ファティ・アキンの新作を、公開初日に観賞。1915年のオスマン帝国によるアルメニア人大虐殺を背景にしたドラマを、トルコ系ドイツ人の彼が、共同脚本にアルメニア系の祖父を持つマルディク・マーティンを迎えて制作。ドイツ・フランス・イタリア・ロシア・…

年末の記録

今年最後の週末のブランチに、ビタントニオのワッフルベーカーでワッフル作り。水切りヨーグルトに生クリームに蜂蜜にジャム、ベリーやナッツの類などを用意して、色々のせて食べる。一回目は縁が欠けちゃったけど、二回目は上手く焼けた。5分後に開けると湯…

ヴィオレット ある作家の肖像

女性作家ビオレット・ルデュックの半生を描く。同じ岩波ホールで見てその年のベストテンに入れた「セラフィーヌの庭」のマルタン・プロボスト監督の作品というので出向いてみたら、やはり面白かった。内容にも共通点が多いのに加え、ヨランド・モロー演じる…

平日の記録

24日はディズニーランドへ。カナダグースのダウンジャケットを満を持して下ろしたものの、快晴ということもあり寒くないどころか暑いくらい。でも帰りはありがたかった。 まず向かったのはスターツアーズ。同居人が「スパイ」に選ばれるわ、ダースベイダー&…

ひつじ村の兄弟

アイスランドの2015年作。とても吸引力のある映画だった。私にはこれは、他の人々はいわば「均された」世界に生きているが自分達はそうではない、という二人の話に思われた。 遠景の左端から羊が、右端から老人が中心に寄っていくオープニングに続いて、まだ…

平日&祝日の記録

先日の名古屋への行き帰りに買ったお菓子。 行きには東海道新幹線の車内販売でのみ扱っている、コロンバンの「東海道新幹線乗車記念のぞみんフールセック」。このカタチのフールセックは多々あるようだけど、これはJR東海のパーサーキャラクター「のぞみん」…

マイ・ファニー・レディ

「かつて娼婦は神聖な職業だった/心と体が一致していたいい時代だ」と言われて皮肉じゃなく「あなたってロマンチストね」と返すような女が語り手じゃ、今の私が見るにはぎりぎりかなと思った(昔から苦手だったけど「そういう映画」しか無かったから、今は…

週末の記録

名古屋にて結婚式。挙げるつもりは無かったけど、90を越えた祖母のためにと簡単な、いわゆる家族婚。とても喜んでくれて嬉しかった。本格的な式なら大変なんだろうけど、そんなものじゃなかったので、「花嫁さん」の歩き方や「牧師さん」のやる事など、へえ…

ガザを飛ぶブタ

イスラーム映画祭にて観賞、2010年のフランス=ベルギー作。パレスチナ人の漁師がブタを釣り上げてしまったことから始まる騒動を描く。終映後、80年代からパレスチナの取材を続けている古居みずえ氏をゲストに迎えたトークセッションあり。 司会の方によれば…

神に誓って

イスラーム映画祭にて観賞、2007年のパキスタン作。パキスタンで音楽活動に勤しむ兄弟、ロンドンで白人男性と付き合う従姉、それぞれが悲劇に巻き込まれていく様を描く。 メリーの父親と同棲している白人女性が「私がもっと強かったら」と口にするが、どこを…

白鳥・兼好を聴け!

三遊亭兼好「ねずみ」 三遊亭白鳥「落語の仮面第2話 嵐の初天神」 (中入) 座談会 (12/15・北沢タウンホール) 北沢タウンホールで開催されていた「この落語家を聴け!」のインタビュー部分をまとめた「『落語家』という生き方」出版記念の落語会。横目で…

独裁者と小さな孫

公開初日の初回を、新宿武蔵野館にて観賞。 終映後の想田和弘監督のトークイベント、とても面白かった。聞きながらふと、この映画は学校で演るのにぴったりだなと思った。「効率的に色々な意見を出し、もやもやさせて終わる」って、学校に必要なことばかりだ…

LENNON レノン

EX THEATER ROPPONGIにて観賞。写真はEXタワーのホリデーシーズンのイルミネーション。 端的に言うと「詞の行間を埋めることで『ジョン・レノン』を描く」舞台で、詩の朗読に近い(だから「Help!」なんかもあんなふうに「歌われる」)同居人はとても面白いと…

週末の記録

恒例の神宮外苑のいちょう祭りに出掛けてから二週間、どうなったかとふらりと行ってみた。朝からの雨があがって、いちょうの絨毯はふかふか。遅ればせながらなのかそういうわけでもないのか、思ったより人通りもある。オープンしたてのハンバーガーショップ…

SAINT LAURENT/サンローラン

オリヴェイラの「アンジェリカの微笑み」が肉体と魂が仲良くしている映画なら、こちらは仲良くできずにいる(者の)映画だった。イヴ・サンローラン(ギャスパー・ウリエル)の指示により眉を抜かれている、「ジョーン・クロフォード」になるモデル(カメラ…

アンジェリカの微笑み

映画が始まってまず、文章が出て音楽が流れるその感じに、無声映画みたいだとわくわくしていたら、そんな思いはすぐぶち切られ、水面越しの夜景にショパンのノクターンがかぶる「だけ」のオープニングクレジットが延々と続く、そのリズムに痺れる。オリヴェ…

週末の記録2

移転後初めての「たばこと塩の博物館」へ。リニューアル記念展「浮世絵と喫煙具」に滑り込み。前者については、前日「春画展」に行ったばかりなので同じ人の描く女の体つきの違いなどが面白かった。後者については、こういう展示は「うちに一つ置けるとした…

黄金のアデーレ 名画の帰還

面白かったけど、色んな要素がバランスよく盛り込まれていて、あまりに出来すぎていて、映画そのものにはそれほど肩入れできなかった(笑)美しすぎるヘレン・ミレンとライアン・レイノルズが横並びになり、時に相手を引っ張りながら、背中を押しながら進む…

週末の記録

永青文庫で開催中の春画展へ。始めの部屋では「学祭みたい」という印象を受けるも、見ていくうち、清長の「袖の巻」の展示の仕方など素敵で、あのまま部屋に飾りたいくらい(図録やポストカードで見てもそこまでわくわくしない)。画の数々については、陳腐…

ハッピーエンドの選び方

(携帯から覚書) (弱冠「ネタバレ」あります) ラストシーンの、愛する人を撮っていたカメラを手から放し自分が映像の中に入り込む様子が、不思議なことに私にはまるで、死ぬ時にはどうやったって独りなのだということを強烈に表しているように感じられた…

Re:LIFE〜リライフ〜

(携帯から覚書) ヒュー・グラントの魅力に負った映画かと思っていたら、チャーミングにとどまらない、はみだしているところもある楽しい一作だった。いまいち納得できない部分もあれど、ヒューの授業での言葉を借りるなら、一番大切なのは「主人公がどこへ…

円丈十番勝負

(携帯から覚書) 開口一番(三遊亭ふう丈「電気ショック」) 三遊亭円丈「稲穂のじゅうたん」 昔昔亭桃太郎「金満家族」 (中入) 三遊亭円丈「ドラマチックENJO」 (11/25・日本橋社会教育会館) ・円丈を追ったテレビ番組「ザ・ノンフィクション」は「こ…

ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション

(携帯から覚書) 超面白かった!終盤「目覚めて」からのジェニファー・ローレンスの顔の素晴らしさは筆舌に尽くし難い。ジョシュ・ハッチャーソンも彼女の相手役、頑張った!とってもよかった。 役職の地位や意思決定の場に置ける女性の数の多さには作り手…

ローマに消えた男

(PCの調子が悪いので、スマホから覚書として残します) 面白かった!「古き良き映画」を思わせつつの「よく出来てる」具合は、今年なら「マイ・インターン」に匹敵するなと思いながら見てたんだけど、途中から、作り手の趣味こそ発揮されているも「理」で作…

二十才の微熱/渚のシンドバッド

キネカ大森にて、「恋人たち」公開記念・橋口亮輔特集の二本立てを観賞。 時間の都合で「渚のシンドバッド」→「二十才の微熱」の順に見た。93年制作の「二十才の微熱」に出てくるのが大学生、95年制作の「渚のシンドバッド」の登場人物が高校生というだけで…

平日の記録

コーヒー専門店で休憩。 人形町で見つけたサニーコーヒーにて、まず「普通」のコーヒーを頼むべきだと思いつつ、季節限定とあったキャラメルアップルパイラテ。ちょこっとスパイスが効いてて美味。 ミカドヤ珈琲店では、アトレ大森10周年記念メニューという…

最近見たもの

▼クライム・スピード ヘイデン・クリステンセンとエイドリアン・ブロディの共演とは珍しいので出向いてみた。エイドリアンは見てる間中ずっと、何やってんだよと思わずにはいられない役。終盤ヘイデンが実際にそう口にするのが可笑しい。髪がすぐ乱れてしま…

平日の記録

秋のお菓子。 ヨックモックの「りんごとキャラメルのしっとりケーキ」は超しっとり。箱がいまいちだけど見た目も味もよくてお気に入り。 メリーズカフェの紫いものシェイクは、どうもちょっと、私には甘すぎた。 チェーン店のホリデーメニュー。 クリスピー…