2016-01-01から1年間の記事一覧

祝日&平日の記録

54年ぶりに都心で11月の初雪が観測された日…の前日の祝日が、そもそも私には上京以来の珍しい日だった。外苑でいちょうを見るのと花園神社で熊手を買うのが同じ日だったんだから(「二の酉」までしか無い年だとしても)。例年なら順に済ませて冬を迎えるのに…

聖の青春

松ケン素晴らしかった。変なことを言うようだけど、最後に至り、村山聖って生きてたのか!と思ってしまった。 「村山聖という人はいかに愛らしかったか、皆がいかに彼を愛したか」というのが原作の主旨なので、映画は違うことを描きながらも一応沿っている、…

週末の記録

国立新美術館で開催中のダリ展へ。土曜に行ったら入場待ちに長蛇の列だったので引き返し、日曜のもう少し早い時間に出直した。 初期の、祖母を描いた絵などもいいけど、私はガラの部屋、以降の作品が好き。晩年になるほど見ていて楽しい。それにしても、2016…

マイ・ベスト・フレンド

公開初日に観賞。楽しく見たけど、キャサリン・ハードウィック監督のファンとしては少し物足りなかったかな。死んでゆく者こそが「変わる」のを、「私の証人」である親友が見届ける話だったから、躍動感のようなものに欠けるというか何と言うか、そういうと…

遊雀式スペシャル

三遊亭遊雀「反対俥」 三遊亭遊雀「三枚起請」 (中入) 三遊亭遊雀「富久」 (11/19・深川江戸資料館小劇場)

週末の記録

ボージョレ・ヌーボーを開ける木曜日の夕食は、同居人が燻製したエビとゆで卵、豆腐、実家で採れた柿とさつまいものサラダ、カニクリームコロッケ、ゴルゴンゾーラのラスク。どれも美味しい。 途中で、いただきますと同時にオーブンにセットしたオニオングラ…

誰のせいでもない

ヴェンダースが「人の心こそ3D映像で語るにふさわしい」と本作を撮ったというので、3D版を観賞。面白かった。私の代わりに目覚めたジェームズ・フランコが生きて、微笑みかけてくれる話だった。 上記のように言われたからこそ、3D映像であることを意識しない…

早稲田こみちの会

柳亭こみち「蝦蟇の油」 春風亭正太郎「三方一両損」 (中入) 柳亭こみち「御神酒徳利」 (11/11・東寿司)

平日の記録

新しめのパイのお店にて。 行ったのは少し前だけど、東急プラザ銀座のグラニースミス アップルパイ アンド コーヒーで、アップルキッシュのランチ。三種類の内からパンプキンアップルを選択。平日限定なのでなかなか機会が無く、ようやく注文できた。美味し…

この世界の片隅に

気持ちが悪いと言われそうだけど、前日にオルミの「緑はよみがえる」を見たせいか、朝方、戦争に行った、十年以上前に亡くなった祖父が夢に出てきて、今日は映画でも見よう、アニメーションがいいんじゃないかな、なんて言う。まあ夢は自分が自分に見せてい…

木靴の樹/緑はよみがえる

学生時代以来の早稲田松竹にてオルミ特集。そんなに好きな監督じゃないけど、行くつもりだった岩波ホールでの「緑はよみがえる」を逃したのが引っ掛かっていたので。まずは「木靴の樹」「聖なる酔っぱらいの伝説」、後日滑り込みで「緑はよみがえる」を観賞…

ジュリエッタ

・新宿ピカデリーにて観賞。アルモドバルの映画を見てももう心踊らないことを改めて確認した。そもそも昔から、この人の「真面目なやつ」にはぴんとこない。 ・主人公ジュリエッタ(エマ・スアレス)の、男の名を口にする第一声に、アルモドバルのこの類の映…

エブリバディ・ウォンツ・サム!!

・リニューアルオープン初日の武蔵野館にて観賞。混んでるかなと思いきや、お昼過ぎの回は7割くらいの入り。 ・冒頭10分位は嫌な男の嫌なところが凝縮されており、車に手榴弾を投げ入れたかったけど(笑)時間の経過と共に、彼らがちょこっとばらけたところ…

平日の記録

コーヒーショップでかぼちゃのお菓子。 Scrop COFFEE ROASTERSにて、かぼちゃのシフォンケーキとラテ。ビスコッティがおまけについてきた。ケーキ、美味しかった。 ロースターでは、新商品とあったかぼちゃのチーズケーキと自家焙煎コーヒー。二層のシンプル…

92歳のパリジェンヌ

最後に示される、一枚の写真と「この作品は尊厳死を求めて戦ったミレイユ・ジョスパンの実話を元にしている」との文章にはっとする。確かにこれは一人の女性の戦いの記録でもあった。マドレーヌ(マルト・ヴェラロンガ)が「二ヶ月後に私は逝きます」と告げ…

週末の記録

リニューアルオープンしたての新宿武蔵野館へ。上京時からずっと、一番馴染みの映画館なので初日に行けて嬉しい。建物自体はそのままだし、すごくおしゃれになったわけでもないけど、それが却って丁度いい感じ。フードを色々、試してみたい。 見たのはリンク…

最近見たもの

▼ザ・ギフト 「こんな話」ながら、変な言い方だけど、映画としてはすがすがしいというか、風通しがいい感じを受けた。手の内を全て明かして真っ直ぐ向かってこられたような。見た後に嫌な気もしない。 ジョエル・エドガートン演じるゴードからの最初の贈り物…

祝日の記録

玉川高島屋で開催されていた「切り絵作家 アグネータ・フロックの世界展」に滑り込み。作品の手段も手段も様々だけど、私はやはり、童話をテーマにした切り絵が好き。すてきな図録やポストカードなどを購入。 デパ地下を見て回ってから、二子玉川駅の改札前…

ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期

ブリジット・ジョーンズを初日に見たがるなんて今どき私くらいのものだろうと思いきや、新宿の劇場にはもう席が無く、有楽町に出て日劇にて観賞。こちらもほぼ満席。 古い、全てが古い、でも超楽しかった。レネー・ゼルウィガー演じるブリジットの、スタジオ…

手紙は憶えている

冒頭、施設内のゼヴ(クリストファー・プラマー)の部屋を出たところのカウンター内のモニタの映像がモノクロというせいもあり、「昔の恐怖映画みたいだな」という思いが加速する。ゼヴが乗り込む列車からの車窓風景が一瞬合成のように見えたり、「子ども」…

週末の記録

休日のお茶。 土曜日は所用で久々に出向いた豊島園のスターバックスにて、ラテとアップルパイ。テラス席であったかいものを飲むのに丁度いい時節。スタバのアップルパイは毎年少しずつ違いがあるので食べるのが楽しい。 日曜日は高田馬場のコーヒーショップ…

奇蹟がくれた数式

オープニングは、インドの事務員ラマヌジャン(デブ・パテル)がまだ見ぬケンブリッジのハーディ教授(ジェレミー・アイアンズ)に宛てて送った手紙。最後に「S・ラマヌジャン」とのサイン、私達がその「S」の実を知るのは映画の終盤である。作中のラマヌジ…

第一回 羽田落語会

雷門音助「時そば」 桂宮治「お見立て」 三遊亭遊雀「四段目」 (10/27・TIAT SKY HALL)

平日の記録

秋仕様のデザート。 御苑のマエストロベーカリーにて栗のワッフル。栗のクリームじゃなく甘煮とアイスクリームが乗っているのは案外珍しく、ワッフルも好みの硬さで、嬉しかった。 サンドッグイン神戸屋ではハロウィンパイのセット。パイを割ってアイスクリ…

ジェーン

公開二日目、新宿ピカデリーにて観賞。とても面白かった。 (以下「ネタバレ」あり) 「おとぎ話」の後に「JANE GOT A GUN」とタイトルが出て、真っ白い生地をこねる手。カメラが上ってゆくと、ナタリー・ポートマン演じるジェーンの視線は手元になく、窓の…

週末の記録

澤乃井の蔵開きへ。 11年前に同居人と私が初めて出掛けた時は曜日を問わず10月1日に行われていたものだけど、その後、休日の開催に変更されたようで、久々に出向いてみたらかなりの人手。まずは腹ごしらえと、座る隙間も無い澤乃井園にて、山菜きのこそばや…

われらが背きし者

ジョン・ル・カレの原作小説は未読。面白かった。面白い小説を適切に映画にしたという感じ。 まずは結婚生活十年を経たペリー(ユアン・マクレガー)とゲイル(ナオミ・ハリス)の「旅」(「実際」にも、「比喩」的にも)の物語である。始めそれに隠れて見え…

六人の深夜

柳亭こみち「反対俥」 桂三木男「時そば」 柳家花ん謝「粗忽長屋」 古今亭志ん八「警察23時頃」 古今亭駒次「さよなら、ヤンキー」 (10/21・新宿末廣亭) 「六人」の中から「四人」が出演するはずが、この日は下席に出ている三木男を「ゲスト」に迎えて「五…

何者

TLに流れて来た通り、確かにまずは「Twitter映画」だった。最初に出てくるTwitterの画面がTLじゃなくプロフィールと他者同士のやりとりって、利用していない人にはその意味するところが分からないもの。それにしても手が滑ってお気に入り登録しちゃわないか…

平日の記録

小田急百貨店新宿店の、リニューアルした地下2階を一回り。 まず目を惹いたのは、ルビアンのクロワッサンにヴィタメールのクーベルチュールショコラを挟んだ記念の一品。美味しくないわけなかった。 「東日本初出店」とあったビスキュイテリエ ブルトンヌで…