ぶら〜り金曜寄席


三遊亭時松「替り目」
鈴々舎馬るこ「鼠穴」
 (中入)
鈴々舎馬るこ「看板のピン」
三遊亭時松「井戸の茶碗
 (9/29・ミュージックテイト西新宿店)


ミュージックテイト西新宿店で始まった、二つ目さんによる会の第三回。馬るこさんのこと応援してるのに、なかなか会には行けず…ってそれじゃあ意味ないから、いい機会だと思って。時松さんの酔っ払い→馬るこさんの頑張り屋→馬るこさんの与太というか間抜け→時松さんのお侍、とバランスよくあれこれ観られて楽しかった。


馬るこさんの一席目の枕は「修行」について、自身の一門の「残さず食べる」ネタをたっぷり。続く「鼠穴」が極めて「普通」の演り方なので、先に笑いを提供するために長くしてくれたのかな?若々しさが主人公にはまっており楽しかった。寝不足だった同居人いわく「(声がよくて)眠くなった」(笑)でも何と言っても素晴らしいのは「看板のピン」、短く明るく、私にとって理想の落語。いわゆるドヤ顔は「死神」のそれ、遊雀さんで言ったら金坊のそれ。
時松さんの「井戸」に遭遇したのは意外にも初めて。屑屋が品定めされる場面が強調されており、高木氏と付き人が悪者みたいだった(笑)