サンキュー


ありがとうを言わない国というページを教えてもらって今読んだんだけど、以前、これも薦められて読んだジュンパ・ラヒリ「停電の夜」(ASIN:4105900196)の一編「ピルサダさんが食事に来たころ」を思い出した。
この話は、71年のバングラデシュ独立を背景に、アメリカ育ちのベンガル人である著者の少女時代を思わせる主人公が、家に食事に来る「ピルサダさん」の思い出を語るというもの。途中、パキスタンから国費で研究しに来ているピルサダさんが「またサンキューか。銀行でも店でもサンキューと言われる、この国で死んだら、サンキューと言われながら埋められるんだろうね」と言う。印象に残ったくだりだったのが、上記の文章読んでなるほどなーと思った。