週末の記録



連休最終日、オープンしたばかりの原鉄道模型博物館へ。世界的に著名な鉄道模型製作・収集家の原信太郎氏のコレクションを公開するもの。横浜駅近くの閑静なビルの中には「入場60分待ち」の行列。施設内は撮影禁止なので、入口で一枚。


まずは原氏の手による代表作の数々。小学生の時に「初めて作った」機関車がすごい!オリエント急行の食堂車の、天井の絵や網棚の精巧で可愛いこと!
「ヴィンテージ・コレクション」の部屋には、様々な「一番切符」や貴重な鉄道模型が。最近の映画じゃ「Pina」で目にしたヴッパータールの懸垂電車の模型は、世界に一つだけの品だそう。面白いのは展示に添えられた、それらを求めてのお金持ちエピソード。何せ小学生の頃から「おもちゃはツケで」、銀行員の月給以上の値段の模型を買ってもらってたんだから。
クライマックスは、1番ゲージの室内ジオラマとしては世界最大級の「いちばんテツモパーク」。よそではあまり見られないヨーロッパの風景と電車が楽しい。原氏の模型は実際の鉄道と同じく架線から電気を得て走る…なんて説明もちゃんと示されているので、走行音が本物みたいな理由が分かる。


そういや昨年の「海の日」は帰省の折にリニア・鉄道館に出掛けたんだった(その時の日記)。原氏個人の魅力を感じられるこちらには、そうした施設とは異なる面白さがある。