2020-01-01から1年間の記事一覧

幸せへのまわり道

映画は「君自身がやることが大事」(積木を形の合った穴に入れるってことでもね!)と歌うフレッド・ロジャース=ミスター・ロジャース本人の映像に終わる。確かにこの作品には、対話はあくまでも切っ掛けでありその後の全ては自分自身の中で起きる、起こす…

週末&平日の記録

としまえん最後の営業日に出向く(園内には入らず)。色々思い出がある。 作ってもらって初めて食べたもの。 夕食の冷汁に乗っていた卵の黄身の天ぷらは、中がねっとり柔らかい。冷凍してから揚げたんだそう。 韓国で流行っているというグリークモモは桃をく…

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー

「リフトの客評価が低い」モリー(ビーニー・フェルドスタイン)は、エイミー(ケイトリン・ディーヴァー)以外の運転する車に乗るのが苦手である。「私達には多面性がある、皆に私の色んな魅力を知ってほしい」と願いつつ自分は周囲を見ようとせず、世界を…

週末の記録

土曜日は紀尾井町のプリンスギャラリー最上階のオアシスガーデンにてハワイアンフェア。注文したのはココナッツ風味のフライドライスに海老をのせたシュリンプアントレと、蜂蜜とこれまたココナッツシロップをかけるハワイアン・ダッチベイビー。海老など特…

思い、思われ、ふり、ふられ

映画が始まるや、四人それぞれの心の声を押し出してくる作りが異様に感じられ驚かされる。でも次第に分かってくる、これは「口に出すか出さないか」の話なんだって。尤も高校生の彼らの「口に出すか出さないか」問題は四人の間、それこそタイトルの「思い、…

平日の記録

ソフトクリームで休憩。 メトロ食堂街の豆とろうにて豆あんソフト。苦手な白玉を抜いてもらって、初めてのきなこいんげん餡をトッピング。美味しかった。 コメダ珈琲店ではソフトクリームに練乳と粉糖の「まっしろノワール」。蜂蜜も挟まって甘くてコーヒー…

ポルトガル、夏の終わり

始まると黒いスクリーンにクレジットが出てまず音だけが、という映画はよくあるけれど、ここでは白に黒字。眩しさに、目を覚ましてよく見てねと言われているようだと思った。私が確認したのは、時間と場所を共にする時、人はそれぞれ局面を持ち寄っているの…

夏休みの記録

土曜日はお墓参りの帰りに立ち寄る味吟の「まじり」でお昼。夏なので稲荷寿司にけしの実がまぶしてある。 日曜日は所用で出掛けた銀座のわしたショップのお惣菜でお昼。スパムのおにぎりともずくの天ぷらと魚の天ぷらとゴーヤチャンプルーを半分ずつ。 再び…

母性

第3回東京イラン映画祭にて観賞。2017年、ロガイエ・タヴァッコリー監督。今回の上映作のうち女性監督の作品は二本、いずれも女だけの家の物語だった。イラン・イラク戦争を描いた「別荘の人々」(感想)に対し、こちらは現代のヤズドが舞台。姉妹とその叔母…

別荘の人々

第3回東京イラン映画祭にて観賞。英題「Villa Dwellers」、2016年、モニール・ゲイディー監督。イラン・イラク戦争の最中、軍人の妻子達が疎開施設となった前線近くの別荘に待機する姿を描く。映画は「トヨタのハイエース」が別荘に向かう道のりに始まる。運…

週末の記録

猛暑に作ってもらった麺料理。 私の大好きなコングクスは、豆乳や豆腐をミキサーで混ぜてスープにしたんだそう。冷凍卵を始め韓国仕様じゃ無いトッピングが楽しい。私は小皿として、ソウル市場で買って常備しているおでんをダシダで煮た。 蕎麦のペペロンチ…

ジョーンの秘密

スパイ(を扱った)映画の多くに登場するスパイはその時点で既にスパイであり自覚も備えているが、本作の主人公ジョーン・スタンリー(ジュディ・デンチ)はオープニング早々に逮捕されながら昔も今も自らをスパイとは思っていない。これは彼女がそう見做さ…

平日の記録

冷たい寄り道。 新宿西口を通りすがりに、しばらく前から横目で見てたキハチフードホールでコーヒージェリージェリーシェイク。バニラジェラートとコーヒーゼリーにエスプレッソが掛かっておりバランスがよい。 東武池袋に嬉しくもオープンしたヴェンキでは…

パパとマチルダ/少女ジュリエット

特集上映「サム・フリークス Vol.8」にて、父と娘の映画二作を観賞。振り返るとどちらも少女が自分の強い意思を示して終わるのだった。 ▼「パパとマチルダ」(1994/アメリカ/ギリーズ・マッキノン監督)はジョージ・エリオットの「サイラス・マーナー」を…

週末の記録

新宿高野の創業135周年記念ケーキ「コンセルフリュイ~シャインマスカット~」。

ストレンジ・フィーリング アリスのエッチな青春白書

「未体験ゾーンの映画たち2020 延長戦」にて観賞。原題「Yes, God, Yes」、2019年制作。全然こっちに語りかけてこない映画だなとぴんとこないまま見ていたら、それもそのはず、これは主人公アリス(ナタリア・ダイアー)が目覚めるのと同時に全てがこっちに…

海底47m 古代マヤの死の迷宮

こんなによく出来た映画は久々だと思うくらいよく出来ており、見ているこちらの体の感じを丁度よく、最初から最後まで保ってくれた。その晩「小さな窓からリュックを背負って逃げようとする(けど躊躇する)」夢を見たのはこの映画のせいに違いあるまい。全…

落穂拾い

岩波ホールセレクション第三弾のアニエス・ヴァルダ傑作セレクションにて観賞。原題「Les Glaneurs et la Glaneuse」、2000年制作。ヴァルダは音楽家の友人が拾わなかった時計を引き取り「針が無いなんて私にぴったり」と飾ってみせるけれど、この映画には時…

グレース・オブ・ゴッド 告発の時

開始早々、体感では10分程度でアレクサンドル(メルヴィル・プポー)とかつて彼に性的虐待を行ったプレナ神父とが顔を合わせる。映画は神父による性的虐待の被害者達の行動を順を追って淡々と描く。それら全ては本来彼らがする必要なんてないこと。被害を受…

週末の記録

東銀座にオープンしたコメダ珈琲店の新業態、コメダイズへ。 昼下がりの段階でフードが全て品切れとのことで、同居人ともども自家製珈琲ジェリーを注文。全メニューがプラントベースなのでクリームは豆乳使用、下にコーヒージェリーとバナナというシンプルな…

パブリック 図書館の奇跡

「あなたは本が好きですか、人が好きですか、もしそうなら図書館員に向いています」というオープニングにそれなら私も向いている、いや自分を過大評価しているだけか、図書館員とは一体何だろうと見始める。あらゆる人、という箇所でふと、「ホームレス ニュ…

白鳥ジャパン Vol.8

三遊亭白鳥「流れの豚次伝 第8話」 (中入) 三遊亭白鳥「流れの豚次伝 第9話」 (7/17・なかのZERO 小ホール)久々のホール落語、超楽しかった。白鳥さんもとても楽しそうだった。何をもってそう判断したかって、随所からだけど、このギャグが受けてあのギ…

平日の記録

同居人が、ドラマ「愛の不時着」とコラボレーションしたSoohyangのリ・ジョンヒョク(演・ヒョンビン)キャンドルを買ってきてくれた。とてもいい匂いがする。つけてみたいけれど、つけると無くなってしまうのでしばらくはと飾って眺めているところ。 初めて…

透明人間

「透明人間」なんて何だか気持ち悪くて扱った作品をこれまで見たことがないので比べられないけど、この映画は面白かった。でも目がくたびれた。見てくるだけ見てくる卑怯なやつをこっちも見てやると目を凝らしまくるんだから、そりゃそうだよね。二度と見た…

平日の記録

できたてのカフェ。 池袋ショッピングパーク内にカルディのカフェ、カルディーノがオープンしていた。早速オリジナルコーヒーと、注文してから揚げるという店内限定のあんドーナツを注文。間抜けな写真だけど味はなかなか。 銀座ロフトに期間限定で出店して…

マルモイ ことばあつめ

「韓国は第二次世界大戦後に独立した中で自国の言語を取り戻した唯一の国である」。何てすごいことだろうと思う。次に韓国に行ったら、映画の終わりに紹介される実際の辞典が所蔵されている国立ハングル博物館を訪れてみたい。できれば寄付など何かしたい(…

チア・アップ!

キャロル・キングの「Bitter with the Sweet」にのせてダイアン・キートンがスバルのワゴンを運転するオープニングタイトルに面白いキートン映画の匂いを嗅ぎ取っていたら…尤も今世紀に入ってからの彼女の主演映画は大体面白い、お金持ちの話ばかりだけどね……

週末の記録

蟹ご飯の週末。 蟹とたけのこの炊き込みご飯には、同居人が野菜の天ぷら(ズッキーニ、パプリカ、茗荷)を揚げてくれた。思い付きを試したという二種のソース(マスタードと生クリームを混ぜたものと、みぞれあん)で食べたら美味。 炊き込みご飯の残りは翌…

イップ・マン 完結

武蔵野館にて、上映前の「追龍」の予告で「1974年以前の香港は暗黒時代だった」と聞いてからの、冒頭サンフランシスコでとある席に着いた師匠の顔が何だか沈んで見えてからの、64年の香港。映画の終わりの字幕に師匠は74年を知らずして死んだんだと改めて思…

平日の記録

IKEA原宿を初訪問。2階のスウェーデンカフェにてツンブロードの、同居人はクラシック、私はベジチーズソーセージを注文。土地柄クレープを意識して導入したメニューだと聞いていたけれど、まさに隣の女子高校生が二人して甘いツンブロードを食べていて、楽し…