2018-01-01から1年間の記事一覧

週末の記録

今月末で閉館する東京タワー水族館へ、超久々に。学祭みたいな雰囲気でちょっと珍しい魚の数々を見られる楽しい場所。写真のポスターが欲しかったけど売っておらず残念。 秋の丸くて甘いもの。 TOHOシネマズ新宿で映画を見た後、割引サービスのある隣のクリ…

最近見たもの

▼妻の愛、娘の時 映画とは大体において「今こんなことが起こっています」という体でものを見せるわけだが、この映画は、まさにその、私の目の前で起きている、誰かと誰かが言い合いをしたり愛を確かめあったり、そんなことがかつてからこれまで無数にあった…

顔たち、ところどころ

幕開けはアニエス・ヴァルダとJRが「道で出会わない」場面。ヴァルダやドゥミの映画は道の使い方が楽しいものが多いから、おお、映画が始まったと思う。「道で出会わない、バス停で出会わない、パン屋で出会わない」と言い立ての映像化のような冒頭に引き込…

鈴本演芸場9月中席夜の部

開口一番(三遊亭ぐんま「たらちね」) 柳亭こみち「ガールトーク」 ダーク広和(奇術) 三遊亭天どん(「豊志賀の死」あらすじ) 柳亭燕路「もぐら泥」 翁家勝丸(太神楽) 古今亭菊太楼「祇園祭」 五明樓玉の輔「花嫁の父」 (中入) のだゆき(音楽) 古…

週末の記録

東京都庭園美術館にて開催中の「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」展に滑り込み。とても楽しかった。丸太をくり抜いて作った椅子はおよそ少しかたがって(方言、私の中では「かたむいて」とは少し違う)おり、よく見ると縦に座っていたか横に座ってい…

ブレス しあわせの呼吸

「僕は君にとって何の役にもたたない」と死にたがっていたロビン(アンドリュー・ガーフィールド)が、後に家でダイアナ(クレア・フォイ)に尿瓶をあてがってもらいおしっこをしながら楽しく会話するシーンが素敵だ。これはまず、人は役に立つだの立たない…

平日の記録

京王百貨店で開催されていた秋の大北海道展にて。 日曜の夕方は売り切れ続出の中、いかめしコロッケやスモークサーモンなどを購入。甘味の方は、食べてやろうと考えていた雪印のメロンパフェが未入荷だったこともあり、軽い箱菓子を見繕って買う。 翌日それ…

500ページの夢の束

見ている最中には初めて何かを食べるような、いや初めて何かを食べた時の気持ちを思い出すような、見終わってからは荷物を手に劇場を出る時に私もどこかに出発する気分になるような、そんな映画だった。 ピアノの鍵盤って、常に初めてのような新鮮な感触がす…

平日の記録

レモンのお菓子。 広島のアンテナショップで見繕ったレモンケーキあれこれ、よく目にする形のものからフィナンシェふうのものまで。感触それぞれで美味しかった。 浅野屋の、そろそろ終わりの夏限定レモンシナモンロールにはレモンピールがトッピング。くる…

寝ても覚めても

名古屋は東京と大阪の間にある。始めにメ〜テレ(名古屋テレビ)シネマと制作のクレジットが出てそうと知ったゆえの先入観かもしれないけれど、私にはこれは東京と大阪の間にちゅうぶらりんだったという話に思われた。だってこの映画の「東京」の色の無いこ…

週末の記録

8月末日の金曜の夜は「夏休み」の締めとして京王アサヒスカイビアガーデンへ。今年は電飾が施されており明るい。 美味しくはない揚げ物のセットや牛タンにいつもの地味なデザートを食べる。風が気持ちよく楽しかった。 土曜の夕方はやはり夏の終わりを惜しん…

輝ける人生

早々に出るタイトル「Finding Your Feet」、イメルダ・スタウントン演じる主人公サンドラの「(夫のナイト爵位授与により)レディって呼ばれるのも悪くない」「夫は労働者(「手に職のある人」)じゃない」とのセリフ、まさに「手」を使っているチャーリー(…

平日の記録

流行りのパン屋。 京王百貨店に春に開店したのを横目で見ていたジュウニブンベーカリーにて、看板商品?の風船パンとクロワッサンにくるみパン。どれも美味。 東武百貨店のサンチノでは池袋店限定のチクワパンとコーヒー牛乳パン。こちらはより、もちもち。…

クリミナル・タウン

アンセル・エルゴート演じるアディソンは、同級生のケビンが殺された事件の調査に対し「彼はギャングじゃない、読書をしてジャズバンドに入っていたから」と話すも警官がペンを動かす気配がないので「ちゃんと書いた?」と声を荒げる。警官は有益な情報を選…

週末の記録

八月最後の休日は箱根へお出掛け。 そもそもの目的はロマンスカーGSE。行きと帰りの特急券を確保して乗り込む。車内販売でGSE弁当(すてきな箱の蓋がしまらないのがご愛敬)とミニゴーフルを購入。 荒天で中止だったのが運航再開した箱根海賊船の中で、箱根…

オーケストラ・クラス

序盤にアーノルドが自分よりもバイオリンが上手いヤエルに頼んで弾き方を教えてもらう場面がある。ここに指を置いて、次はこっち、もう一回、という程度の教授だが、終了後に彼女は「笑っちゃう」と口にする。それまで二人きりになったこともないのが突然、…

週末の記録

国立新美術館で開催中のルーヴル美術館展へ。この顔ハメというか顔出しスポットはよかった。 ルーヴル美術館展のグッズ売場には最近出掛けた展覧会の中では一番、欲しいものがたくさんあった(と言いつつこれだけしか買わないケチぶり・笑)。とらやのパリ店…

カメラを止めるな!

(少々「ネタバレ」しています) 顔合わせの一幕を締める日暮監督の困り顔にふと多幸感を覚え、そうか、皆がこの映画を好いているのは、全ての人、大仰に言えば森羅万象への愛があるからなんだと思い至った。でもそれは何者も批判しないことと紙一重、つまり…

週末の記録その2

酷暑のためかベランダでしょんぼりしていた去年からのハイビスカスが、二つ同時に花を咲かせた。嬉しい。 所用で渋谷から東急バスに30分乗って二子玉川へ(お休みの日に地下の電車に10分乗るよりそっちの方がいいから)。二子玉川ライズのバビーズでステーキ…

英国総督 最後の家

監督がグリンダ・チャーダであることから予想はしていたけれど、「歴史は勝者によって語られる」の後に勿体ぶらずすぐさま「Viceroy's House」と原題が出て始まるこの映画は、インドの分離独立をこれまでとは違う視点で捉えた物語であり、例え誠実なイギリス…

週末の記録その1

イケアのザリガニフェア、今年のメインはジャンバラヤとのプレート。剥いてもらった身をご飯に乗せてお寿司のようにして食べたら美味しい。セットで置いてある「ザリガニに合うお酒」は口に合わないので白ワインにして、リブロースとサーモンも注文、お腹い…

ストリート・オブ・ファイヤー/ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ アディオス

▼ストリート・オブ・ファイヤー 滑り込みでようやく観賞。内容を全く覚えておらず初見みたいなもんだと思いきや、ツアーバスの中でソレルズが歌い始める場面でそうそう!と鮮やかに蘇った。あそこいいよね、作中リック・モラニスの笑顔が見られるのはあの時…

平日の記録

東京芸術劇場内にオープンしたビチェリンへ。看板メニューのビチェリンとタルトのセットを頼んだら、ビチェリンにも焼き菓子が付いてきたのでお菓子だらけになってしまった。肝心のビチェリンは三層の一番上の冷たいミルクがまず美味。その下にコーヒー、一…

結婚まで1%

「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018」にて観賞。映画が終わってクレジットでレベッカ・ホールがプロデューサーの一人でもあると知り、なるほどあの主人公の造形に惹かれたに違いないと思う。ベッドでさかさまに映る時、目をぱちぱちさせ…

週末の記録

国立科学博物館で開催中の特別展「昆虫」、とっても楽しかった! 入ってすぐの二メートル大の標本の中から、二ホンミツバチの前で写真を一枚。ショップでは、可愛いTシャツや大好きなフンコロガシのチョコクランチなどを購入。 有楽町の中園亭で初めて食べた…

ミッドナイト・アサシンズ

オープニングの市場に吊るされた肉の断面やしばらく後に登場する少年トトのシャツの背中の破れは妙に作り物めいており、私は作り手の親切と受け取りながら見ていたんだけど、最後に挿入される正反対の質感のいわば実録映像に、全編のあの小綺麗さは、落差で…

スターリンの葬送狂騒曲

冒頭の文の字幕に(恐らく字数の問題で)「恐怖で支配した」とだけあるのを見てふと、例えば「歌う」は二項動詞で「何を」歌うかを必要とするが、ただ歌うとしか言い様がない時がある、「支配する」だってもしかしたら、ただ支配というものがあるだけの一時…

ウインド・リバー

「誰に宛てた文でもいい、彼女から出た言葉なら」 (始めに語られるこの「文」に「my perfect world」とあるのでイーストウッドの「パーフェクト・ワールド(A Perfect World)」を思い出していたら、どことなく彼の映画に似たところもあった) 満月の下に凍…

週末の記録

実家へ帰省。写真はいいなと思って撮った勝手口(うちらの写真と絵ハガキが飾ってある)。全国的に涼しく、新幹線のホームに降りて拍子抜けする程だった。 浜松で途中下車してバスに揺られて30分、フラワーパーク向かいの民宿松一にて「鱧かば丼」を食べる。…

人間機械

「起きろ、カメラが来たぞ」が(字幕の付く)第一声であることからしても、ここに存在しているのは機械ではないと訴えている映像なのだが、それでもやはり、特に序盤は人が機械のように見えたものだ。映し出されている工程の目的が分からないからというのも…