昨年を振り返って


面白かった劇場観賞10作を、公開順に。


▼(500)日のサマー(感想)…唯一、二度以上観た映画。びっくりしたことに、感想を書いた際の「記事を書いた日数」がちょうど500日だった!


▼ミレニアム(3部まとめて)(「1」感想「2」「3」感想)…原題「女を憎む男」に全てが表れてる。そういう男はそういうふうに、そうでないミカエルはそうでないふうに、という描き方がとても気持ちいい。映画としても面白い。テロップも有難かった(笑)


恋するベーカリー感想)…そりゃあ股間を隠して出てこられるならアレック・ボールドウィンよりキャム・ギガンデット(「バーレスク」)の方がいいけど、アレックもあれでなかなか可愛げがある。腐ってもボールドウィン兄弟。


モリエール 恋こそ喜劇(感想)…ロマン・デュリスのエネルギー、ラウラ・モランテの美しさ、お茶の間(じゃないけど)シーンの楽しさ。ローラン・ティラール監督は昨年日本公開のこれと「プチ・ニコラ」、どちらも原作からエピソードを抜粋してオリジナルのストーリーを作るという作業をしている。


17歳の肖像感想)…オリヴィア・ウィリアムズ演じる先生に尽きる。昨年唯一劇場で号泣したのは、彼女がパリみやげを断る時のセリフ。


ブライト・スター いちばん美しい恋の詩感想)…貧乏なために結婚できない二人、というだけの話。風景や調度がすてきで、見ているだけで楽しい。


レポゼッション・メン感想)…さしずめ逆予告編サギ(予告編からはこんなに面白いなんて思わなかった/ちなみにその逆は「シャーロック・ホームズ」)。気持ちが乗りに乗る。音楽も最高。


▼シスタースマイル ドミニクの歌(感想)…これも予告編から内容が想像できず。とあるピュアな女性が世間と衝突しまくる話。セシル・ドゥ・フランスの熱演が素晴らしい。


セラフィーヌの庭感想)…昨年は女性の伝記ものが多く、どれも主演女優が良かった。ヨランド・モローは「いっちゃってる」大賞。自室でろうそくを前に次から次へと自分の絵を見せるシーンも圧巻。


フェアウェル さらば、哀しみのスパイ感想)…アクション皆無のスパイもの、この地味さが好み。エミール・クストリッツァはブサカワ大賞。


・気付いたら「12本」だったので「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」(感想)「ブロンド少女は過激に美しく」(感想)を抜いた。
・邦画も結構観たけど…とはいえそれほど観てないけど、あまり心惹かれるものがなかった。一番面白かったのは「ちょんまげぷりん」かな?
・旧作の劇場鑑賞も何度か。とくに感動したのはブレッソンの「抵抗」(感想)と、大好きな「刑事ジョン・ブック 目撃者」(感想)。
・劇場でドヌーヴの作品を2本。顔が苦手なのでスクリーンで観たいと思ったことなかったけど、今の彼女は好き。ジュリエット・ビノシュに対しても数年前からそう思ってる。
ドールハウスを持ってたのは「ずっとあなたを愛してる」の主人公の姪、「ラブリーボーン」のスージー、「クリスマス・ストーリー」の長女。
・「貧乏人」はテレビを観る。「フローズン・リバー」「プレシャス」「エリックを探して」などにおいて、色々な側面を見せる。
サッカーくじを当てる「ウィニングチケット」はサッカー映画でなく、「君を想って海をゆく」がサッカー映画だった。
・ギャグシーンじゃないのに爆笑→「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」でショーン・ビーンが海から出てくるところ。
ルパート・フレンド+犬(「ヴィクトリア」)、アシュトン・カッチャー+犬(「バレンタインデー」)、おまけでラッセル・クロウと犬(「ロビン・フッド」)。男+犬=最強。
・どうなるのかと思ってしまう若手男優→ジョシュ・ハッチャーソン。とくに好きってわけじゃないけど、気になる作品に出続けてるから。「ダレン・シャン」の役には泣けた。
・しょっちゅう観てたのが、やっと名前を覚えた若手女優→ブレイク・ライヴリー(「旅するジーンズ」の一人。「50歳の恋愛白書」「バレンタインデー」にて)、ヴァレリー・ティアン(「JUNO」で中絶反対のプラカード持ってた子。昨年見かけたのは「ジェニファーズ・ボディ」「きみがくれた未来」、DVDレンタルにて「シャオ夫人のお葬式大作戦」)