週末の記録


金曜の夕方、ゲートシティ大崎で開催されていた「英国ドール・ハウス展」に立ち寄る。展示品中最古のハウスの横に飾られていた、子どもと一緒の古い写真が印象的だった。物販コーナーで見た、小物の作り方の本も面白かった。
帰り際にふと見ると、駅前で盆踊り大会が始まる直前。近くのビルのテナントがいろいろ出店しており、エビマヨ(フリッターに袋マヨネーズが付いてくる)や空豆、チヂミなどを買ってビールで休憩。オフィスビルの谷間なのに親子連れが多く、お囃子もナマで、いい雰囲気だった。



金曜の夜から、立山黒部アルペンルートに出かけた。
両親が富山出身の私は子どもの頃に訪れており、黒部ダムでクマの剥製と並んだ30年近く前の写真を部屋に飾っている。今回は同居人が、この場所を探しに行こうと提案したもの(結果は見つからなかったけど)。「夜行列車」「アルペンルート内の乗り物」に乗ることと、室堂での散策が目的。
金曜の夜、11時57分新宿発「ムーンライト信州」。昭和の香り。車内では、持参のポータブルプレイヤーで列車がテーマのオムニバス「明日へのチケット」を観た(ケン・ローチ編がたまらなく好き。劇場公開時の感想はこちら)。


▼以下、アルペンルート旅行の写真とメモ。



早朝5時すぎ、長野県の信濃大町駅に到着。路線バスの発車まで一時間あったので、髪をまとめてもらい、自販のコーヒーで目を覚ます。
バスに乗ると少し降り出した。扇沢駅2階の、開いたばかりのレストランで「朝定食」。冷酒も付けて。お客はうちらだけ。窓の外ははげしい雨。



関電トンネルトロリーバスで破砕帯を通過し、黒部ダムに到着。雨の中、展望台に向かう。レストハウスでコーヒーを飲んでいるうち(このあたりは生産物がないからか、「名水」利用のコーヒーばかりが多い。美味しいけど)晴れ間が出てきた。写真は堰堤から。気持ちいい眺め。



上の写真はこうして撮った。乗せて(&下ろして)もらったけど、かなり腰が引けてる(笑)



黒部湖から黒部ケーブルカー立山ロープウェイを乗り継ぎ、大観峰に到着。



立山トンネルトロリーバスで室堂へ。団体客で混み合っていた。駅の中の「りんどう」で名物のアルプスカレーを食べてから、みくりが池周辺を1時間ほど散策。ガスが出たり消えたりという状態で、面白かった。



高原バスとケーブルカーを乗り継ぎ、立山駅から富山地方鉄道に乗車。混んでいたので床に座った。車窓から、防雪林、黒い瓦、用水路のきれいな水など富山らしい風景が見える。乗り換えた寺田駅の待ち合い小屋?が古くて見ごたえあった。



電鉄富山駅に到着。電車の行先板?がたくさん並んでるのが面白かった。
JR富山駅に移動し、特急「はくたか」で越後湯沢まで、「Maxとき」に乗り換え東京へ。前者は乗り心地がとても良かった。後者のグリーン車の、うちらの後ろの席に具志堅用高が座っていた。


帰宅後、事前に買ったガイドブックを見て「これ見た〜」「これ買った〜」と確認するのが楽しい。私は旅行に積極的なほうではないけど、どこかに出かけるといつも、当たり前だけど、本で読むのと体験するのとは全然違うと実感する。


同居人はいつも荷物をまとめて持ってくれて私はラクだけど、10キロ近いリュックを一日しょってさすがにくたびれていた。おつかれさまでした☆



旅行中に食べたもの。左上から時計回りに、
扇沢駅レストランの「朝定食」。お味噌汁以外不味かったけど楽しい。梅干しが小さすぎて、中の種まで噛み砕いて食べてしまった。
・室堂駅レストラン「りんどう」のアルプスカレー。デザートにフルーツ付き。
・「りんどう」の水出しコーヒーに付いてきた、お菓子「星の雫」。気圧のため個包装の袋がぱんぱん。美味しかったのでおみやげに買った。
立山駅の売店で買った、こしひかりアイス最中と美女平ヨーグルト。どっちも美味。
・富山の駅ビルに入っている喫茶店で食べたフルーツパフェと、同行者のあんみつ(平たいお皿に入っているのに驚いていた)。パイナップルが凍ったままだった。
・同じく駅ビルで買った、白えびの天ぷらと宇奈月ビール。特急「はくたか」内で。
・車内販売のかに飯弁当。固くて酸っぱかったけど、バランがカニの形に切り抜かれており可愛かった。
富山駅で買った「ますずしもどきクッキー」。ひとめ見て気に入った。味はふつう。