旅行の記録その2

松本に行くのは初めてだと思っていたのが、実家に泊まった晩に母に聞いたら4歳の時に行ったことがあるよとアルバムを見せてくれた。1977年の、日付はちょうどその日と同じ8月12日とあった。それで松本旅行の一番にお城の同じ場所で同じポーズで写真を撮ってみた…けれど楽しいながらいまいちだったので、普通のも一枚。昔の私がしぶい顔なのはあまりに眩しかったからだと分かった。
松本市美術館では特別展示「草間彌生 魂のおきどころ」を見てふうっと一息ついた後(そんな感じがした後)入り口脇の彫刻「幻の華」の前で一枚。風が吹いてきた。

同居人が昔行って美味しかったというそばのこばやしにて、彼はざる、私は天ざる、馬刺し、おすすめとあった「たまごやき」。食べたことのあるメニューでも全てが新鮮。同居人は店が記憶と違うと不思議がっており、帰り際に少し訊ねてみたところ火事により移転したことが分かった。
散歩の後は松本ホテル花月の喫茶室八十六温館で名物の「昔ながらのプリン」、とても優しい味がした。お店も丁度いい居心地。外に出たら気温がぐっと低くなっていて、夏が終わったと思った。