夏の旅行の記録


土曜日から私の実家へ。いつもならおみやげに、祖母の好きな舟和の芋ようかんか、最近ならグランスタで日本橋錦豊琳のかりんとうなど買ってたけど、今回は同居人の提案で都電もなか。朝から都電に乗り込み、梶原駅の「明美」で購入して新幹線に。
名駅高島屋で開催中の「不思議の国のアリス展」に寄ってからうちへ。名鉄のホームで新聞の束が車内に投げ込まれると、帰ってきたなあと思う(都内で見かけないだけで、他の地方にもあるのかな?/「ちょっと見てきて」にこんな質問してる人がいた)。夜は近所のお祭り。夕方の豪雨が止んだので、貸切の小舟に乗る。気持ちよかった。



いったん東京に戻り、富士登山に出掛ける。
悪天候のため「御来光」は見られなかったけど、頂上まで行けた。環境や体調、運などによるんだろうけど、疲労も辛さも全く無かった。一番楽しかったのは本八合から頂上までの道のり(アスレチック遊具みたい。朝イチで元気だったからかな)。でも、どんな登山もだけど(なんて、経験ないけど)「下山」はつまらなく苦痛だ。それから、私は動くとすぐ暑くなるので、八合目を過ぎても半袖一枚でちょうどよかった。前知識は必要だけど、当然ながら、行ってみなきゃ分からないこともたくさんあるなと思った。また「富士山」の特殊性も強く感じた。


河口湖駅からバスで河口湖口五合目に出て、昼食の後、午後1時に登山道を出発。小雨が降ってたけど、ツアーの団体で結構混んでいた。
所々で休憩しながら、本八合目の山小屋「トモエ館」に着いたのが5時くらい。夕食の後ベッドに入るも当然眠れず、そのうち外はどしゃ降りになり、頂上で「御来光」を見るのをあきらめ、朝食後7時半に風雨の中、宿を出る。悪天候でツアー客が皆引き返したので、人はまばら。
8時半に頂上に到着。嬉しくて最後は駆け登った。豚汁であたたまったり(向かいに座った男の子二人が、牛丼一杯1200円という値段に驚きつつがっついてたのが良かった)、おみやげを見たりした後、台風並みの天気の中を下り始める。風が強いのは山頂だけだったけど、ずっと同じような道で飽きてしまった。
河口湖口でおみやげ購入&温泉行きの予定が、間違えて須走口の下山道に来てしまう。トレイルランナーが一人、声をかけて追い抜いて行った(自分では絶対に!やらないと思うけど、最近はトレイルランニングに興味がある…)。延々と続く砂下りは始め面白かったけど、次第に頭がぼーっとしてきた。そのうえ足の親指外側のでっぱりが登山靴の中で痛くなり、最後の山小屋から下は、同居人にザックを持ってもらう。左足のみ外反母趾気味なので、今後の登山の際はインソールか何かで補正しないといけない。
須走口五合目で休憩の後、御殿場駅経由で新宿に帰った。


▼以下は富士登山の写真とこまかな記録。



河口湖口五合目でお昼ごはん。写真だといい陽射しに見えるけど、窓の外は雨。そんな中、次から次へとツアーバスが到着。周囲の人の身仕度の様子も楽しい(ザックカバーを3人がかりで着けてもらってるおじさんがいた/ザックカバーといえば、頂上の小屋にて、外国人男性がザックにかぶせてたゴミ袋に、お祭りの金魚みたいに水がたまってたのも可笑しかった)



小雨の中を出発。食事してたのが、後ろの建物。



本七合目で休憩中、同居人が「髪に霜が…」と撮ったもの。ちなみに着いてすぐヘアブラシを落としてしまったため、道中ずっと手ぐし。それから、私の髪は彼に結んでもらってるんだけど、小屋での朝、ゴムが無くなったというので捜したけど見つからなかったのが、夕方銭湯に寄った際、男湯から「腕にはまってたよ!」と声がしたので笑ってしまった。



八合目、標高3200メートルの白雲荘前。歩くと暑いのでレインウェアを脱いで半袖一枚だったけど(周囲にそんな人は誰もおらず…)、雨も強くなったので、これ以降はまた雨具を着用。ちなみにこんな天気だからとすっぴんに加えて日焼け止めも塗らなかったところ、顔が焼けてしまった。



そこから上を見上げたところ。今日の宿はまだ先で見えない。



翌朝、宿を発つところ。ちなみに五合目のレストハウスモンベルショップが入っており、このネックゲーターなど都内のアウトドアショップより品揃えが良いほど。暑がりの私にはこの夏用も防寒用として十分すぎるほどで、登り始めてすぐ外した。



8時半、頂上に到着。おつかれさまでした☆
(山小屋のおじさんと行商のおばさんみたい…)



食べたもの。左から、朝ごはんに、新宿から大月までのあずさ内で食べた「中央線120周年記念弁当」。きのことデザートの羊羹は(どちらも苦手なので)同居人にあげた。
河口湖口五合目に到着し「みはらし」でお昼。手前が同居人の麻婆かけごはん、奥が私のピラフで、どっちも富士山?のカタチ。次いで山小屋「本八合目トモエ館」での夕食・ハンバーグカレーと、朝食・おこわ+鮭。米ばかり(しかも美味しくはない)で飽きてきたけど完食。下山して須走口五合目に着いた際には、きのこづくしで食べられるものがなく、持参した塩あられに、たこ焼きと熱燗、コーヒー。屋根の下のベンチでも雨がカップに入り、ぬるくなった。
河口湖口に戻るつもりが道を間違えたので、目をつけていた「富士山メロンパン」が買えず残念。バスで御殿場に出たら、駅前に食事を取る所がなかったので、新宿まで戻ってライオンのビアホールでしこたま注文して食べた。


自分で用意した食べ物は、M&M'sとロッテのマカダミアチョコ(レインウェアのポケットに入れておいたら体の熱でえらいことになった。M&M'sなら溶けないと思ったのに)、豆源の塩あられ(登山中には向かないけど、登山後には良かった)、山小屋での夕食用にとウリの漬物。同居人が用意してくれたのがクッキー(「アリス展」で買ったマクミランの)と、凍らせたカップゼリー(これはいつも嬉しい☆)、頂上用のカップラーメンとカップスープ(風雨がひどくて残念ながらお湯は湧かせなかった)、水3・5リットル(洗顔&歯磨き用含む。重かったらしく次は2リットルにしようと言っていた)。


他の装備について。同居人ともども五合目からCW-Xを履いた。着用しないのと比較はできないけど多分助けになったろう。帰宅後の筋肉痛もなし。ただし歩いてる最中も夜も暑くて、就寝時は布団をはいでしまった。ストックは同居人が持って行ってくれたけど、使い方が分からないので持たなかった。それから、おそらく下山の砂走りのためか、スパッツの紐が擦り切れた。他では使わないから、まあいいか。失敗したのは、ザックカバーがベルト部分のポーチをカバーしないので、入れておいたものがびしょ濡れになってしまったこと。
アウトドアショップには色んなものが売っていて、あれもこれもと欲しくなっちゃうけど、肝心な物以外は気軽な装備でやれたらいいと思うし、そういうほうが好ましく感じる。