柳亭こみち「四段目」
柳亭こみち「一眼国」
(中入)
柳亭こみち「締め込み」
(11/21・東寿司)
上ってまずの枕は、昼間に出演してきたという都電落語会について。噺家には体内時計が備わっているが…あるいは備わっているゆえ、電車の到着予定が1、2分狂うと、真打であってもサゲまで行けないんだそう(笑)次いで振られた亡くなったばかりの健さんの話は、同い年の私にはリアルな(すなわち全然濃くない)ものだった。寄席かどこかじゃ、思い出話をした噺家がいたんだろうか?ともあれ、健さんの映画を見終わった客達は健さんになったつもりで出てきたそうで…というフリから「四段目」。憎めない人ばかり。
こみちさんの「一眼国」は以前にも聞いたけど、見世物小屋を描写する枕が若干詳しくなったような気がする。「鬼娘」の口上や様子をたっぷりと。中入後の枕で、この噺は少々陰気だから演るところが限られると言ってたけど、私は好きだし、翌日酉の市へ行く予定だからタイムリーだった。
中入後は軽く「締め込み」。これは鉄板の楽しさ。