柳亭こみち「堀の内」
桂吉坊「鹿政談」
(中入)
柳亭こみち「宿屋の富」
(8/22・東寿司)
珍しいゲストの出演に、二人の繋がりって?と思っていたら、こみちさんいわく「縁もゆかりもないんです」。しかも後に吉坊さんが言うには、互いに相手の高座に接するのは初めてなんだそう(笑)何でもこみちさんがテレビ番組で見た彼の「七段目」に感動し、稽古をつけてもらったんだって。熱意ありき。
会場に着いてからの話題に「水屋の富」がたまたま上ってたので、掛けてくれて嬉しかった。「二番を当てる」男を冷やかすのが(男じゃなく)姐さん二人組、更にその後に「一番が当たったら…」と語る女が出てくるのは、白鳥落語から学んだ芸?だよね(笑)
吉坊さんは上るなり(「堀の内」について)「こみちのドキュメンタリーかと(笑)」。近くなったとはいえ東京に出てくるのは旅行のようなものだ、と話してくれた「鹿政談」の、奈良の大仏や鹿の小噺の枕に、こちらこそちょっとした旅行気分で楽しくなる。それから、こんなふうに感じたの初めてなんだけど、枕の時に上下を切る(?とは言わないか)のが、きれいで規則的で、目の前で振り子を振られてるようで、催眠術に掛けられてるみたいだった(笑)