古今亭文菊「締め込み」
古今亭菊之丞「反魂香」
(中入)
柳亭こみち「茶の湯」
(10/8・湯島天神参集殿)
この日は皆既月食。中入時がちょうど皆既食半ばの刻だったので、参集殿のベランダに出てみると、雲が切れて、きれいなところが見られた。
文菊が「落語家に上手いも下手もなし(「ニーズ」に合わせることが必要)」という枕において、客にいちゃもんを付ける噺家の例として故・円菊師匠の真似をしたところ、(兄弟子の)丞ちゃんにそっくりで、菊之丞って師匠に似てたんだなあという、当たり前のことに改めて気付いた。落語会って、こういう時が一番面白い(笑)
菊之丞は、後で上ったこみちさんが言うように概ね「完璧」だけど、ネタ下ろしのこの会において一度だけ、こりゃひどい!という出来だったことがあり、それで余計好きになったものだ(笑)この日はネタ出ししていた「蒟蒻問答」が間に合わなかったとかで、「あまり演らない噺を」と「反魂香」。確かに「貴重」だしタイトで良かったけど、つくづくダメな蒟蒻の方が聞きたかった(笑)
トリのこみちさんの「茶の湯」は、愛らしく始まるも、長屋の面々の引越し騒動からかなり長く感じた(とにかく長い落語が苦手なので…)次に聴く時にはどうなってるのか楽しみ。