今年を振り返って


今年観て面白かった劇場公開作10本を、公開順に。


しあわせの雨傘感想)…奇しくもドヌーヴ様のジャージで始まり、ティルダ様のジャージで終わった一年(実際は少し違うんだけど、印象としては)。若い頃のドヌーヴには何も感じないけど、最近は見かけると楽しい。本作ラストのカメラ目線がたまらない。


ソウル・キッチン感想)…今年のモーリッツ・ブライブトロイ出演作はどれも最高(他は「ミケランジェロの暗号」「ゲーテの恋」)。本作では出番そう多くないけど、サントラよく聴いたから、こっちを。


イップ・マン 葉問感想)…体温上昇度ナンバーワン!中でもサモハンがテーブルに飛び乗る場面(だから「序章」よりこっち)。テーマ曲も頭から離れず、今や「カンフー」場面を見ると心にあの曲が流れてしまう。


▼神々と男たち(感想)…世界最高の美の一つであるところのランベール・ウィルソン主演、というだけで私にとっては必見だけど、その役どころが修道院長!青年のような熱ときらめきを見せていた。また今年の映画における「質素な生活」の中では、本作が一番好み。


アレクサンドリア感想)…最近は「女が辛い目に遭う」映画は観ないようにしてる。できればラクしてるのがいい。これも始め、辛気臭そうだな〜と避けてたんだけど、観てみたらとても良かった。同様にほんとは面白い映画があったのかもしれない(今年なら「レオニー」とか)。


ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー(感想)…今年は「カンフー・パンダ2」に初めて「3Dで観たかいがあった!」と感動したものだけど、本作の「髪振り」シーンにはかなわない。この映画のおかげでクリスマスもジャスティン漬けだった。


▼アウェイク(感想)…レナ・オリン様。彼女の登場シーンは全てが見どころ。脚を組ませたらやはり世界一。


▼愛の勝利を ムッソリーニを愛した女(感想)…広義には、ファシズムの何たるかを描いた映画。今だってあちらこちらにこういうことがあるんだと思う。


復讐捜査線感想)…アクションシーンがずばり好み。メルの満を持しての発砲シーンは今年随一のかっこよさ。


▼ハートブレイカー(感想)…「ダーティ・ダンシング」が切っ掛けで映画好きになった私にとって、昨今のブームは楽しい(おそらく以前から「スタンダード」だったんだろうけど)。今年は、劇場でスウェイジの名を三回も聞いた(「ハートブレイカー」「ラブ・アゲイン」、「ダーティ・ダンシング」がらみじゃないけど「50/50」)。「ラブ・アゲイン」の二人も頑張ってたけど、こちらではロマン・デュリス(とヴァネッサ・パラディ)が!あのダンスの!コピーをしてくれる。それだけでいい。お話は「或る夜の出来事」現代版。