立川談笑 月例独演会


立川談笑「牛ほめ」
立川談笑茶の湯
 (中入)
立川談笑「花見の歌会」
 (4/9・国立演芸場


演芸場改装後、初の月例会。出囃子は「Sunshine of Your Love」。
挨拶の後、大地震数日前の前回の月例会で「原発息子」を演ってしまったことに触れる(笑)それから…当日何をしてたか聞いて回ると面白い、自分は上野動物園のペンギンとカンガルーの間に居たという話。しょぼくれてないで経済を回そう。小噺数個。今は「実話」の方が流行ってるからと自分の話、すべてうんこネタ。うんこの話でも「落語」の所作が楽しい。うんこがらみの話を幾つも振ってから本編へ。本人いわく「体調はいいけど変な感じなのが分かりますよね?」ライヴ感あってよかった。


「牛ほめ」では一部文句を忘れる(却って面白かった・笑)。ラストは、通常のサゲに対しておじさんが「屁じゃなく糞に困ってる」と言うと、与太が今後は牛の糞を掃除しにくると提案、それを資源にエネルギー開発事業を起こし、蔵前に大店を構えるというもの。
その与太の数十年後が、この日の「茶の湯」のご隠居。メインは前半の、隠居と定吉が「茶」でトリップするくだり。そういやこの噺にもうんこが出てくるなあと思ってたら、そこはカットされてた。
「花見の歌会」は初めて聴いた。この時期に花見の噺、桜が全然出てこなくてもやっぱり嬉しい。前回の「河内山宗俊」もそうだけど、最後にこういう、ワルやお侍さんなどの出てくるドスい感じの噺でシメるのっていい。