ナンシー関 大ハンコ展/イタリア・ワインデー祭など


土曜日は暑かった。寝不足もありずっとベッドの中。
夕方に起き出して「Mr.ブルックス〜完璧なる殺人鬼」を観に行った。都内ではもうQ-AXシネマのみの上映なので渋谷まで出たんだけど、ユーロといいO-Eastといい、駅からの道のりに飽きた!新宿なら毎日同じとこをうろついても何とも思わないのに〜。副都心線が開通するのは嬉しいけど(明治通りの工事が終わって歩道が広くなる/三丁目から高島屋まで地下を通っていける、ことが嬉しい)、私の昔からの望みは、東急本店あたりへの直通交通手段が出来ること。
映画は面白かった(感想は下に)。韓国料理を食べて帰る。



日曜日は、渋谷に「ナンシー関 大ハンコ展」(パルコファクトリー内告知)を観に行く。七回忌を前にしての開催で、5000点あまりの「ハンコ」の実物が並んでおり、会場はかなりの混雑。
当たり前だけど、消しゴム小さい!線の細かさにびっくりした。会場の外にも実物大?ほどに刷られた「顔」が貼られており、同居人が「(私の好きな)金城武じゃん、写真撮りなよ」と前に立たせて一枚。ちょっと恥ずかしかった(笑)それにしても、あれだけ拡大しても「見られる」なんてすごい。
使用品の展示では、ビデオテープのラベルに残された、私には絶対書けない、極小ながらも読みやすい文字が印象的だった。町山広美のコメントだったか、ナンシーいわく「注文とはぴったりすること(とかなんとか)」。「私情を入れない」ことができると、あの文字からも伺える。仕事場の再現(写真)も嬉しかった。うちにも(同居人が使うので)あの緑の下敷き?があるけど、あの大きさ(小ささ)のものは初めて見た。ほんの数十センチ四方の場所で彫ってたんだなあ、としみじみ思う。
コラムの文章は全て記憶にあった。もう6年経つなんて。彼女の著作はたぶん全部持ってたと思うけど、「テレビ」以外にも忘れられない話がたくさんある。コーヒーファシズム、正月のハードル、チューブトップは着慣れない人が着るとへんである…などなど。どの分野にせよ、信頼できる人がいるというのは幸せなことだ。
その後、同じくパルコにオープンしていた「タツノコギャラリー」に寄ってみる。映画「Speed Racer」(前売り券はもうずいぶん前に買った)の公開に合わせたもので、「マッハGoGoGo」のキャラクター指示図やアートワークの展示、ガッチャマンなどのグッズ販売が行われており、どれも可愛かった。



六本木ヒルズに出て、「イタリア・ワインデー祭」でお昼ごはん。出店で買ったワイン数杯に、トリュフ入りやきのこ入り、マルゲリータなどのピアディーナ、きのこのリゾットなどでお腹いっぱい。座りながら眠りそう…。リゾット超美味だった。
最後にカルピジャーニのジェラートと、おなじみセガフレードのアイスカフェラテ。ジェラートはいちごミルクとチョコレートを注文したけど、あまりの濃厚さに半分残して食べてもらった。食後にエスプレッソが欲しくなるのも当然。
麻布十番までぶらぶら歩き、豆源で買い物などして帰る。
夜ごはんは、日本そばに、アボカドとスモークサーモン、湯通しした三つ葉とツナをそれぞれ和えたものを載せた。下地は素麺にするつもりが、急にそばが食べたくなって。全部混ぜては食べなかったけど(笑)美味しかった。デザートは近所で売ってた、きなこやの「琉球プリン(黒糖)」。微妙で食べやすい味。ごちそうさまでした。