▼ドラマ「CHANGE」つながり?で、市議会選選挙のドキュメンタリー「選挙」を観た。
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2007/12/22
- メディア: DVD
- 購入: 5人 クリック: 274回
- この商品を含むブログ (98件) を見る
ド素人の落下傘候補者「山さん」の数日間をナレーションなしに撮ってるんだけど、選挙運動ってそんなもんなんだろうなあ、と多くの人が思ってるであろうそのまま。お辞儀と名前の連呼、事務所のおやじによる「決まり」の指導。ほどほど戸惑い、ほどほど熱心に取り組む「山さん」のスタンスが良い。開票速報の際、事務所からの電話に「今自宅です」と言うのが素人ぽくて可笑しかった。コンビニ弁当がしょっちゅう映るのにはうんざり…(奥さんに「野菜ジュースは振って飲まなくちゃ」と言われるシーンが楽しい)。
私は選挙カーから本人以外の(身内やウグイス嬢の)声が聴こえたら投票する気が失せるけど(なんで他人の話聴かなきゃなんないの?と思うから)、日本の選挙は、当人でなく「その名前が表す色々」を選ぶものなんだなとあらためて思った。
▼書店に平積みされている、小林多喜二の「蟹工船」(漫画じゃないほう。ISBN:4101084017)を買ってしまった。読んだことないから。ちなみに佐藤忠男の「映画が語る働くということ」には、例えば、ルポルタージュによると製紙業に従事した「女工」たちの多くが当時のことを惨めとは感じていないと書かれている。学問的な見方では「生活の実感」が抜け落ちてしまうと。そういうものだろうと思う。他の章で紹介されている、理想主義の経営者を描いた内田吐夢の蟹工船もの「生命の冠」は面白そうだ。
- 作者: 佐藤忠男
- 出版社/メーカー: 凱風社
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
▼手塚治虫の「MW」が映画化される(ニュース記事)。同性愛部分がカットされたら全然面白くないのに〜。それに玉木宏はともかく、神父様はもうちょい年かさの、でも原作ほどオヤジぽくない、山本太郎とかがよかった。それじゃあ客入んないか…。
それにしても、こういうニュースを見ると、嬉しいわけではなく単純に、生きてると何があるかわかんないなあと思う。子どもの頃読んだ漫画がね。
ピカレスク漫画なら、ベタベタだけど大和和紀の「KILLA」なんかも実写化したら面白いと思う。