私はアメリカに住んだことは勿論、行ったこともないのですが、今日のいま、思ったこと。
唐沢俊一の裏モノ日記11/4分。
現在ウェブ上では選挙結果を受けて「農村地帯批判が盛り上がっている」というの、私は色々読んでるわけじゃないのでわからないのですが、「リベラル派の意見の方が正しい場合があることも少なからず認める。しかし、なぜ、そのような意見が主流になりえないのか。それは何度も言うが、その意見をデモクラシー下で国民に伝える、根本の方法、そして態度が間違っているからではないのか」というのは、なるほどなあと。
この文章とはちょっと違うけど、最大多数の最大幸福につながるかもしれないリベラル派の考えも、「正しい」からといってなかなか実現されるものではない。その焦りから(ストレス解消、と言ったら変かな)相手を笑いとばす行為に走ってしまい、ますます壁ができてしまうのではないか。
(ふと、いしいひさいちの「アメリカ国民がブッシュに投票する理由」という四コマを思い出したんだけど、オンラインで見られるはずなんだけど、みつからないので省略。どこにあったかなあ?)
じゃあどうすればいいのか?私にはわからない、だから、日本のこの町で、想像力と思いやりを持って日々行動し、世界がちょっとでもよくなりますように、と祈るしかない。
(しかし、世界はどこかに向かわなければならないのだろうか?止まれないのはツライことだ)
話がそれるけど、私がこれまでおつきあいした男性の中に、日常的に映画観たり、本読んだりする人はほとんどいませんでした(無作為に抽出した何百人もとおつきあいしたわけじゃないけど、わりと色んな職業、タイプの人を見てきた方だと思う)。世の中そんなものじゃないだろうか。私はそういう人たちが好きだし、皆私より役に立ってると思う。
そんな卑近なハナシじゃなくとも、この世の中は、一人の人間には予想もつかない、あるいは知れば知るほど相容れられないことばかりだ、ほんとに。
余談ですが、昨日ジョー・ダンテのTVムービー「セカンドインパクト」(原題「Second Civil War」)放送してた。
アメリカに移民が大量流入してくる中、アイダホ州は受け入れ拒否して州境を閉鎖。大統領は派兵を宣言、あと67時間半で(なぜ67時間半なのかは、観ればわかる・笑)内戦勃発!…という非常事態を、「大統領」「アイダホ州知事」「視聴率命のテレビ局」の三つの舞台を切り替えて描くコメディ。
ジョー・ダンテの描く「アメリカ」というと、私は意外にも(?)「グレムリン」「マチネー」などに垣間見られる「あたたかい家庭生活」を思い浮かべます。だからこの話でも、たとえば「マーズ・アタック!」(ルーカス・ハースとジャック・ブラックが兄弟というとんでもない話)みたいに緊急事態に揺れる諸家庭が出てくるのかな?と思いきや、そんなもの全く出てこない。政治とマスコミのバカバカしい裏側がひたすら描かれます。
レンタル屋じゃあまりみかけないけど、もしみつけたら、面白いのでお勧め。