ヘビー・ペッティング



「50年代のアメリカの若者における性意識」がテーマのドキュメンタリー(製作は88年)。当時のニュースや教育フィルム、流行映画などの映像の合間に、幾人かの証言が挟み込まれます。音楽はハル・ウィルナー。
そんなマジメに観るもんじゃないですが、結構面白い…


「キスにも色々ある…口をとじてるの、あけてるの。胸をブラジャーの上から触る、はずして触る…(中略)肝心な部分を触りあいたかったら、本塁に向かってまっしぐらだ」
と語るデヴィッド・バーンで幕を開け、その他、ウィリアム・バロウズ、ローリン・アンダーソン、ジョン・オーツなどが様々な思い出話を披露してくれます。
「化粧が濃い」というパパの怒声を背中に聞きながら出かけるパーティ、町のカフェでのデートの誘い、女同士の悩み相談…今から見たら呑気きわまりない映像エピソードの数々が楽しい。
こまかいこととしては、当時(のアメリカ)の生理用品は、あのような仕組み(というと大袈裟だけど、コットンパフの箱みたいのに入ってる)になっており、少なくとも女同士の眼前では振り回しても恥ずかしくなかったのだということがわかりました。私は小さいころ(25年以上前)、母親のナプキンをパフ代わりに化粧ごっこをしていたらしい…