大手町落語会


柳亭こみち「熊の皮」
桃月庵白酒「松曳き」
立川志らく「死神」
 (中入)
古今亭菊之丞「替り目」
柳家さん喬「芝浜」


「開口一番」のこみちさんは「ホールの落語会に出るのは珍しいので、何者だと思ってる方も多いかと…」と「熊の皮」。何度聴いても彼女にぴったりで楽しい。会場の雰囲気もとても良かった。
白酒さんは落語界の例をあげ「トップがぼけてると下の者は大変」というマクラから「松曳き」(笑)何言ってるか分からない箇所も多いけど、ボケ倒しに大盛り上がり。
志らくは冗談めかして「普段の会場は信者ばかりで、こういうゆるい所に出るのは久しぶり」。数日前に独演会で口演した談志の話の他、立川流「四天王」を「山」や「遊園地」に例えるなどしてから(談春は「談志と同じような山の小さいのを作ってる」自分は「皆に山なんて作れないと思われてるけど懸命に作ってる」)、「死神」へ。呪文はキム氏と大桃美代子の二つ挙げて、受けの悪かった後者は切り捨て(笑)


菊之丞は「クリスマスですから」と緑色の帯を披露。マクラはお酒を飲んでの失敗談。「替り目」はうちらが彼を初めて観た時の演目だから、思い入れがある。この日は独り言を聞かれてしまう所まで。初めての時よりずっと面白く感じられた。
さん喬の「芝浜」聴くの初めて。さっさと進むと思ったら、さん喬らしいといえばそうなんだけど、最後のおかみさんの回想がめちゃくちゃ長い!隣の夫婦の奥さんのほうは寝息を立てており、可笑しくなった。