85年作の戦争もの。前回の日記からエリック・ストルツつながりで。
1944年、ナチス占領下のパリ。ドイツ軍は連合国側の上陸作戦の情報をつかむのにやっきになっていた。イギリス軍は二重スパイとして働くコードネーム「エメラルド」(エド・ハリス)を通じ、偽の情報を流そうとする。
ナチスの高官はホルスト・ブッフホルツ、その部下にマックス・フォン・シドーとヘルムート・バーガー(とりわけ狂信的な反ユダヤ主義者の役)、エメラルドが救う捕虜の米兵にエリック・ストルツ。エリックのルックスは「フルメタル・ジャケット」のマシュー・モディン風→「戦争のはじめかた」のガブリエル・マン風(ちょっと違うか…ああいうメガネかけてると区別がつかない)。登場時、トラックの荷台でヘルメットを取ると、あの赤毛がわさっと出てくるのは印象的でした。
数々の映画で取り上げられたノルマンディ上陸作戦の裏側が舞台ですが、地味な情報戦で、エリックなど牢獄でヨレヨレになってるだけ。でもラストにエメラルドが打つ大芝居はドキドキします。エドのナチス軍服姿がカッコいい(ドイツ軍人役といえば「スターリングラード」の狙撃手もよかったけど…)
そして、忘れかけていた「双子座」カテゴリを復活(笑)
この中ではヘルムート・バーガーが双子座の人です。私と二日違いの5/29生まれで、美空ひばりやノエル・ギャラガー、ルパート・エヴェレットと同じ。
この作品は彼の出演作のほぼ最後にあたり(この後のはヅラ着用の「ゴッドファーザー3」しか観たことない)、たんなる「ナチスの制服を着た顔立ちのキレイな人」になってるけど、立ち居振る舞いなど雰囲気があります。
でもって久々に大島弓子の「さよならヘルムート」(主人公の女の子が、ヘルムート・バーガーそっくりの男性を好きになる話)を読もうとしたら、本が見当たらない…
(かつての大島弓子は彼の熱心なファン。「綿の国星」で百済さん(ノラ猫の「フン」に去られて意気消沈してるオジサン)がチビ猫にあげるハンバーガーの袋には、「ハンバーガーならヘルムート」と書いてある(笑))