週末の記録



八重洲ブックセンターにて、「りぼんの付録 全部カタログ 〜少女漫画誌60年の歴史〜」刊行記念に二日間だけ開催されたふろくコレクション展。「60年の歴史」とあるだけに、別冊やスターものに始まり近年のまでがバランスよく並び、量も適度で見易かった。RMCで「後追い」した作品の数々を別冊の姿で見ると感慨深い。そうか、おとめちっく御三家の頃にはまだ「別冊ふろく」があったのかと思う。
そうそう、夏休みのプールにはふろくのビニールかばんを抱えてくる子がいたものだ。自分が持っていたもので鮮やかにああ!と思ったのは、小椋冬美のクリスマスカードと萩岩睦美の「ドアメッセージ」。彼女のふろくじゃレターセットが白眉だったのに一つも無かったのは残念。遡って「80年」の頃には「Micky」連載時の小椋冬美の絵のバックにロッド・スチュワート萩岩睦美の描く男性も長髪だった。数年で全然変わるんだから、「少女」漫画家も少女も変化が激しいものだ。


日本橋タカシマヤにて「セサミストリート 45th アニバーサリーフェア」。楽譜や原画、ニューヨークとの繋がりなどに気軽に触れられ楽しかった。写真の左は「あの階段」に座ってるところ、右は入場者に配布のオリジナルうちわとショップで買ったチョコマシュマロ。他、同居人がTシャツなどを購入。


帰りに屋上で開催中の、というほど大仰じゃないところがいいスターライトビアガーデンへ。同居人はベルギーのチェリーのビール、私はサングリア。エビにチーズフライにオニオンフライ、何でも美味しい。帰りに屋上の反対側に回ると、東京湾大花火祭の花火の端っこが見えた。


東京国立博物館にて開催中の「クレオパトラとエジプトの王妃展」。「クレオパトラ」(7世)が登場するのは客を誘う冒頭と最後の一室のみ、とにかく大勢の王妃達にまつわるあらゆるものが展示されており見応えたっぷり。何で作られているのか、レリーフの細かい部分はどうやって彫ったのかなどの詳しい記載が無いのが残念。ちなみにサンダルが生まれたのはエジプトだと言うけれど、ダニエル・デュコマン・ドゥ・ロクレ作のクレオパトラの足に始まり素敵なトングサンダルがたくさん見られたのも楽しかった(私も履いてたしね・笑)写真は列の出来ていた撮影コーナーにて。


TOHOシネマズ新宿にて、公開初日の「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」。先日劇場でのジャパンプレミア&レッドカーペットイベントにトム・クルーズと監督が訪れたためだろう、館内のポスターにサインがあったので記念に一枚。


トムの下ろした前髪が若々しさの演出なら、サイモン・マクバーニーの寂しい頭髪はスパイもの、しかも悲哀を描いたスパイものだというしるし。面白く見たけど、私としては、かっこよくて楽しい場面(バイクチェイスなど)と眠たくなっちゃう場面(中盤の人々の会話など)が交互にくる感じ。一番心躍ったのはオープニング&エンディングクレジット、あれで締めてくれたから満足(笑)オペラハウスでの「a woman」登場シーンは音楽含めてデパルマだった。その後の一幕は全然、デパルマみたいにわくわくしなかったけど…
ヒロインは素敵でトムとの関係もよく、彼女の最後のセリフも最高だった!けど、この手の映画で女が一人しか出てこないと飽きる。またお前かよと思ってしまう。冒頭同じようなタイプの女はちょこっと出てくるけど(この「同じような女ばかり」ってのが飽きるんだよねえ、韓国映画なんかもそういうの多いけど。おっさんは可愛こぶった色んなのが大挙して出てくるのに・笑)