週末の記録



同居人がNHKの朝の番組で見掛けたとかで、自分は読んだことがないけど私は本を持ってるからどうかと誘ってくれたので、世田谷文学館で開催初日の「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」へ。
最初のゾーンの一番奥に小学校の卒業文集が展示されており、ちらと読んだら、既に岡崎京子なのが面白かった。クレアで連載してた「女のケモノ道」を最も「空で覚えて」た。出口の本人からのメッセージが嬉しかった。私は岡崎京子が大好きだと思ったことはない、けど、あの頃は、居るのが当たり前だったから。
会場で先行発売されていた単行本未収録作品集「レアリティーズ」などを購入。初期の作品をぱらぱら読んで、私がまだ彼女を知らなかった頃に読んでいた、80年代半ば〜後半のぶ〜けを思い出した。


新宿ピカデリーにて、こちらも公開初日の「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」。小さめのスクリーンが満席。とても楽しかった。
映画ってまずは見た目や動きの面白さが大事じゃん?「新しい」感じの作りと同時に、昔ながらの笑っちゃう要素もあり楽しかった。ニックが結局は噛まれちゃうまでの一幕なんて最高(かばんの中から出てきたり犬人間になってたりなんて、それこそメリエスの映画みたい)。廊下を追いかけられたり庭で飛びかかられたりのアクションも楽しい。virginを好むのは「サンドイッチみたいなもので、手を付けてない方が美味しそうだから」という軽さもいい。
異種ものなら「普通」じゃない制約と、「普通」じゃないパワーが見たい。作中「トワイライト」がネタにされるんだけど(「ヴァンパイア」は見ない、そりゃそうか・笑)あの映画版だって、ヴァンパイアならではの見た目や動きの面白さを活かしてるという点でも、特に一作目はやっぱり全然傑作だと思う。


ちょっとした話から同居人が「うなぎのタレのお握りを作ってみたい」と言うので、伊勢丹の地下の宮川でタレだけ購入。翌日、タレをまぶしたご飯に卵焼きをくるんで、バーナーで焼き目を付けたものを作ってくれた。組み合わせたのは大根菜としらすのお握り。どっちも美味しかった☆
お握りを持って出掛けたのは新宿区立新宿歴史博物館、目的は開催中の「写真展 新宿・昭和50-60年代 <昭和>の終わりの新宿風景」。昨年はお花見の頃に「40年代」を見たものだけど、変わらず面白かった。