三連休の記録



彼岸入りの土曜日は同居人の地元へ。総武本線に乗って二時間半、帰りは千葉から「わかしお」という、鈍行も特急も味わえるちょっとした小旅行。写真は彼が風情あるなあと言っていた、駅のホームの柱。
寄るのを楽しみにしてる町のスーパーには、子どもの頃、実家の近くにありよく行っていた「タカラブネ」が健在なのが嬉しい。神戸の企業だし都内にも店舗はあるようだけど、普段見かけないから。この日は新商品の「神戸かりんとうシュークリーム」を購入。隣はお馴染み銚子電鉄のぬれ煎餅、乗り換え時にキヨスクで買ってもらった。どちらもがっつり濃い味。


日曜日は所用で中央区役所を訪ねてから、初めての「江戸バス」に乗って、東京駅八重洲口にオープンしたてのグランルーフへ。大屋根の下のペデストリアンデッキ(どことなく名古屋駅に似ている)を端から端まで歩いてから、飲食店街に足を伸ばしてみたけど、どこも長蛇の列であきらめる。

新宿に戻り、宣伝が目に留まった、大久保公園で開催中の「新宿ビアスタジオ」へ。ステージ上の歌が死ぬほど煩いものの、そのうち終わるだろうと見込んで入る。会場はがらがらだったけど、夏の終わりって感じで悪くない。揚げピザやブルスケッタに、専門学校とタマノイ酢のコラボ商品「贅沢秋の5色盛りさっぱりおうどん」を注文。どれも食べやすかった。


月曜日は武蔵野館にて「ウォーム・ボディーズ」。
ゾンビ版「コレクター」かあと少々嫌な気持ちで見てたけど(ゾンビ化しておつむが弱ってるとしても、拉致してきた相手を「守る」だなんて胸糞悪い)、終盤の「ロミオとジュリエット」から楽しくなった。私はやっぱり、恋愛ものは女の方に(も)恋心が無いとダメだな。
彼女が彼のことを好きだと「分かる」のは、逃げ帰った彼女が女友達と再会してお喋りする場面。彼の元を離れて初めて「実感」したとも取れるけど、この映画は口に出して話さないと恋心が表現できないのだとも取れる。また音楽がしっくりいってないというか、BGMが煩わしく感じられる箇所が幾つかあった。二人が住宅街の家に忍び込む場面とか。
「両思い」になってからの後半は楽しんだ。胸を張って走る彼女と、その後ろを猫背で走る彼、二人のシルエットがいい。名前に関するやりとりもお気に入り、名前の真実とか、良し悪しとか、そんなことより、好きな人の意思による呼び名、自分を呼んでくれるってことが大事なんだよね。ラストの彼の台詞が嬉しかった。