週末に観たもの



金曜の夜は、公開初日の「パシフィック・リム」。同居人が予告編に興味を持って、それなら私も見たいなと思って。所用で近くにいたのと、うちらが初めて一緒に行った映画館だから懐かしいのとで、新所沢レッツシネパークにて2D字幕版を観賞。お客が10人足らずなのが寂しかったけど、きっと皆楽しんでたろうからいいや(笑)


ロボット&怪獣の知識ゼロでも全然面白かった。事前にtwitterのTLで「(いい意味で)ロボットと怪獣が戦ってるだけ」という意味合いのRTを見かけて、どちらもさほど興味が無いので心配だったけど、見てみたら色んな場面があって楽しめた。ああいう感想が出るってことは、世のロボットや怪獣の映画は戦闘シーンが少ないんだな。肝心の戦闘シーン、私には何が起こってるのかよく分からなかった(暗い中での闘いばかりだったし)&怪獣はどれも同じに見えたけど(これはほんとに、似てたよね!笑)
ヒロイン・菊地凛子の素晴らしいこと!あの素敵な登場シーンにも「お決まり」的要素があるのかな?きっと彼女だ、と思ってるとやっぱりそうなんだけど、想像以上のものが姿を現す。メイクと口元の動きに、変な言い方だけど心地よい違和感を覚える。少女そのものと、女優が少女の心を持った女性を演じてるのとはやっぱり違うなあ、私は後者の方が見ていて面白いなあ、なんて思った。また、アジアのこの手の映画のヒロインは私からすると「特異」なキャラクターであることが多く、見ていて辟易するけど、本作の彼女は「普通」でよかった。
他の役者さんも皆「的確」という感じ。観賞後、主役のチャーリー・ハナムってヘイデン(クリステンセン)に似てるね、と話してたんだけど、wikipediaにはアナキン役の最終オーディションに残ったと書いてあるから、アナキン役に求められてるタイプ、さもありなんなんだな。彼に限らず、(ロン・パールマン以外)「誰かっぽい」感じの人が揃ってた。


日曜の午後は、ミラノ1にて「ワールド・ウォーZ」。(ミラノにしては)かなり混んでいた。
ゾンビものならではの場面が脈絡無く続くので、ゾンビが苦手な私は疲れてしまった。最後の舞台である研究所に辿り着いてやっと落ち着く、このくだりが一番面白かった。全編通じて、様々な人が様々なドジをする場面=上映前に流れるマナーCMに使えそうな場面がたくさんあったけど、美味しいところばかりだから事前に見せちゃダメか(笑)
ブラッド・ピットが「普通」だけど頼れる男を演ってるのは何気に新鮮で、こういうお父さんいいなと思った。モーリッツ・ブライプトロイの出演は勿体無さすぎ。