週末の記録



土曜日は、東京国立近代美術館にて「美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年」。
第一部「MOMATコレクション」では「60年のコレクションの精髄に触れる」。お気に入りは岸田劉生による土の絵や植田正治砂丘の写真など、屏風もすてきなのがあったけど、一番興味を惹かれたのは戦争画の部屋。戦時下に画家達が描いた・描かざるを得なかった作品の数々を、ああしてまとめて観たのは初めて。
第二部「実験場1950s」では「美術館が誕生した時代を考察する」。こちらには映像作品も多く展示されており、全部はムリだったけど、つい見入ってしまったのが、野田真吉による下北半島ドキュメンタリー映画「忘れられた土地」。描かれてるのは「過酷」な生活なんだけど、映像はすごく「きれい」。タバコはどこで買ってるんだろう?学校以外の施設は全く映ってなかったけど、他に何があるんだろう?なんて思った。そういう「枝葉」(というのか)が省かれてるから、「きれい」な感じがしたのかな。



日曜日は、国立西洋美術館にて「手の痕跡 国立西洋美術館所蔵作品を中心としたロダンブールデルの彫刻と素描」。
ロダンは鼻がつぶれていたり年を取っていたりする顔も見せてくれるから楽しい。同居人に言われて気付いたんだけど、「現実には到底ムリな格好」のものばかりなのも面白い。ちなみに本展では会場内の写真撮影が禁止されておらず、皆けっこう撮ってたんだけど、私なら触らずとも彫刻と並んだりポーズ取ったりするのに、誰もしてなかった。まあ私も恥ずかしくて出来なかったけど(笑)
表に出て、あらためて美術館の庭の「地獄の門」を眺めて、写真を一枚。拡大版の「考える人」も見直したけど、中にあった元のサイズの方が、みっちりしててずっといいように感じた。


母から送られてきた埋蔵金チョコレート、円いのと小判型のと。昨年池袋にショップがオープンした芥川製菓の地方出店で買ったらしい。なんてことないチョコだけど嬉しい(笑)
上野公園に行った際には、池のほとりの桜木亭で、名物「パンダ焼き」を揚げたものと、コーヒーのセット。揚げまんじゅうの好きな同居人はとても気に入ってた。餡子が苦手な私も全然いけた。
久々にエキュート品川に寄ったら、昔は大好きなドーナッツプラントだった場所が、キャスロンカフェというサンドイッチのお店になっていた。夕飯前なので自家製りんごジャムサンドのセットを注文。パンを焼いた香ばしい匂いに、子どもの頃、石油ストーブでおじいちゃんに焼いてもらって食べたのを思い出した。