第166回長崎寄席


柳家花どん「真田小僧
柳家花緑高砂や」
 (中入)
柳家花緑粗忽長屋
柳家花緑「笠碁」
柳家花緑(ピアノ演奏)


花緑さんは「落語について」よく口にする。メディアへの露出が多いからつい癖で、というより、調べたり分析したりするのがほんとに好きなんだろう。この日も「日本人のほとんどが『落語』を知らない」というマクラの最中「(世襲制という勘違いも多い、という話から)全国に700人ほどいる噺家のうち『二世』の占める割合はどのくらいか、数えてみました」「約20人、私はその中の貴重な一人!なんですよ(笑)」


高砂や」楽しかった。いつもに増して顔芸も派手。終了後、近くのお年寄りが「すごく面白かったわね〜落語って感じがしない」と言ってたのが印象的。
粗忽長屋」の後、「独演会は普通二席ですけど、今日は三席、どれも(師匠/祖父の)小さんがよくやってたネタです」「最後のは小さんの十八番、自分が演ると『十三番』くらいになっちゃうけど・笑」。「笠碁」は著書「落語家はなぜ噺を忘れないのか」で思い入れのほどを知っているので、最後に聴けて嬉しかった。爺さん二人が若者のようなのも悪くない。「落語家は〜」で書いてる通り、無理に「年寄り」を演じることはしないんだろう。


再び休憩の後に洋装で登場、会場のベーゼンドルファーを使用してのピアノ演奏&歌。正直下手だけど憎めず、本人もネタにしちゃってる部分あり(笑)
6時半から9時15分まで、たっぷりの会。中入時の福引では、ビール半ダースを当てた☆