- 作者: 石井徹也
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/10/01
- メディア: 単行本
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「クリスマスプレゼント第一弾」として買ってもらった。「志ん朝・幻の41席、25年を経て発掘」とのことで、録音状態は悪いけど、ナマの感じが楽しい。正楽さんの紙切りによる21枚のジャケも嬉しい。
馴染みのない「首ったけ」「稽古屋」から聴いたところ、落語会で遭遇しないのも分かる…「明るい笑い」じゃないし、邦楽の素養が不可欠だし、下手な演者だと目も当てられない。でもいつか、誰かのをナマで聴いてみたいな。
書籍の方は、こんなに豪華な装丁で読むものじゃないなと(笑)つまらないわけじゃなく、寝転がってでも気軽に読みたい類の内容だから。
土曜日、東劇にて公開初日のシネマ落語「落語研究会・昭和の名人」を観る。スクリーンで落語ってどんなもんだろう?と思ってたけど、すごく面白くかった。「カメラ」を意識せずに済んだし(テレビ番組と比べるのもなんだけど、「笑神降臨」の喬太郎の回なんて妙な角度のどアップに気が散ってしょうがなかった)、周囲のお客さんも大盛り上がり。入れ替えなしのため、それこそ寄席みたいに、途中入場や通し見が出来るのも楽しい。
プログラムは桂文楽「明烏」/古今亭志ん朝「抜け雀」/金原亭馬生「親子酒」/三遊亭円生「掛取万歳」。あんなに面白い「明烏」は初めて、甘納豆食べてるやつの顔が脳裏から離れない!私より若い頃の志ん朝はほんとに若くて、まだまだ小僧って感じ。「親子酒」はミニマムな中に色々ほとばしってる(ただ私は「酒飲み」の様子ってそんなに面白いと思わない)。「掛取万歳」初めて聴いた、今やってる人いるのかな?こういうくだらない噺でシメってのが嬉しい。