週末の記録


先週の半ば、夜中にテレビを付けたらNHKで「証言記録 兵士たちの戦争」の再放送をしていたので、少し観た。「証言」映像はどれも、おそらく自宅であろう、昔懐かしい感じの日本家屋の一室で録られている。死ぬ寸前の所で戻ってきて、ここまで暮らしを築き上げたんだなあと思った。
今月末にDVD-BOXが出るらしい↓

シリーズ証言記録 兵士たちの戦争 DVD-BOX

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私が同居していた亡き祖父は、第二次世界大戦時、満州に行っていた。番組を観て「戦争のこと聞いとけばよかった」と思ったんだけど、母とのメールのやりとりによると「穏やかな人で、戦争のことは話したがらなかった」。そりゃそうだ、話したくない人もいるのに、勝手な考えだった。かつての戦争映画には経験者が出てる場合もあるけど、出演を断った元兵士の俳優もいるのかなあ、とふと思った。



金曜の夜はピカデリーで公開初日の「魔法使いの弟子」。テスラコイルが大々的に出てくるので「プレステージ」を思い出した。
「男の超人」ものって、特殊能力を使って好きな女性とデートを楽しむのがお約束だけど(代表例が「スーパーマン」のベランダからひと飛び)、この映画の主人公は、「魔法」じゃなくまずはハンドメイド感たっぷりの「科学」でもてなしてくれる。彼女はそうした彼の「創造力」が好きだと言う。それならば、その後どんな創造力が発揮されるのか、「魔法」と「科学」がどのように混じり合うのか期待したけど、いまいち盛り上がらないまま終わってしまった。「僕には科学がついてる!」というセリフは良かったのに。


土曜日の午前中、宮崎からの桃を受け取る。
お昼ごはんの後、バルト9で先行上映の「特攻野郎Aチーム」→渋谷に移動してお茶のあと「フローズン」。前者はとにかく派手。後者は上映館が少ないから混んでるかと思いきや、がらがらだった。簡単な感想を下に。






日曜日は、さいたま市ジョン・レノンミュージアムへ。前日、11月公開の映画「ノーウェアボーイ」の予告編を観て、同居人が、ミュージアムが来月末で閉館になることを思い出したため。入場後に見せられる映像の「感動的」な内容にはびっくりしたけど、その後は遺品もたくさんで楽しかった。ポータブルのジュークボックスなんて可愛い。生涯を追った展示に、当たり前ながら、それぞれの時代を強く感じた。語られる「物語」はヨーコ寄りだけど、彼女のこと好きだから違和感無く観られた。
その後、埼玉県近代美術館で開催中の「スウィンギン・ロンドン 50's-60's」にも立ち寄る。そう多くない展示物が一つずつ丁寧に並べてあり、どれも可愛い!特に食器が素敵。家電はソニーやBROWNのものが目立った。映画「欲望」のライブシーンを流してる空間もあり、最後というかどん詰まりには「2001年宇宙の旅」のポスターが。
新宿に戻って落語会(記録を下に)の後、帰宅。