愛宕山講談会/鈴本演芸場早朝寄席


愛宕山講談会


宝井梅湯「三方ヶ原の戦い
宝井梅星「秋色桜の由来」
宝井琴梅「快男児・作田玄輔」


カテゴリ、落語じゃないけど。講談(のみ)の会は初めて。花見とセットで行ってみた。
梅湯さんは入門したての新人。懸命に拍子木をベンベンやる姿に、意味合いは違うんだけど、ピアノのペダルを思い浮かべた。慣れないのを見ると「いちいち」という感じがするもの。覚えて喋るだけの段階なんだろう、聴き慣れてない私に内容は分からなかった。
先生二人は、マクラも含めなごやかな高座。「人間の声」を楽しむという点では落語と同じだなと思った。ただし、事前に・あるいは途中に「これはこういう話ですよ」と「客観的」見解が提示されるのが異なる。


鈴本演芸場早朝寄席


柳家小権太「のめる」
柳亭市楽「転宅」
古今亭志ん八「丘の上のピヨ」
三遊亭司「花見小僧」


早朝寄席について、わざわざ分けて記録するのは初めてだけど、とくに意味はなし。
司さんいわく「(深夜寄席なら余裕持ってネタを選択できるけど)早朝寄席の場合、時間がないから…今回の皆のネタも、よく聴くやつばかり・笑」。私にとっては多分、各人初めてのネタで楽しかった。
小権太さんのマクラは(旧)こぶ平ネタ。もはや反権力?というより、安易に仲間意識を持たせる手段としか感じられないこぶいじりだけど、よく出来た笑い話。
市楽さんは好きな二つ目さんの一人。例えば今回の噺なら、女声をあまり作らないなど、普通っぽいところがいい。
志ん八さんは昨年初めて作ったという新作。マクラが伏線になってて面白かった。