ノウイング


大学教授のジョン(ニコラス・ケイジ)は、息子が持ち帰った50年前の手紙に記された数字が、その後の惨事を予言していることに気付き、未来の悲劇を防ごうと奔走する。



とくに前半の、「怖い」子どもの描写や怪しい人物?の登場の仕方などは、昔のオカルト映画のようだった。それから、最初のうち、色々な物事の概念についての会話が出てきたのは、ラストに掛かってるんだなと思った。
なんだかんだ言っても、地下鉄の車両が脱線するシーンは「252 生存者あり」と比べてその迫力に感心してしまったし、タイムカプセルを埋めるマンホール?みたいなやつのデザインもかっこよかった。
最後のシーンでは、白鳥さんの「死神」のオチを思い出して笑ってしまった。ああいうふうに、真剣じゃなければいいんだけど(笑)


うちではニコラス・ケイジのことを「はげ」と呼んでいる(他に一言で呼ばれてるのは、前書いたけどビル・ナイの「くそ(「ラブ・アクチュアリー」より)」。とくにファンってわけじゃないけど、はげでも観よっか〜とつい劇場に行ってしまう。
今回も、ワイン片手での登場シーンや、亡き妻を恋しがる息子を見つめる哀しそうな顔が可笑しくてたまらず、とどめに終盤、目覚めたら雨の中横たわってたというシーンで爆笑してしまった。


50年前のエピソードについて、あんな手紙をそのまま封しちゃうなんて、なんて怠慢な教師だ!とちょっと憤慨してしまった。ストーリー上「取り上げ」る過程が必要だから仕方ないけど。それに細かなことだけど、冒頭のシーンで、彼女があの女の子を注意するのは早すぎる。ああいうのって、リアルじゃないと感じて少し白けてしまう。