週末の記録


土曜日は、うちでプリンを作ったり、先週から公開されているシドニー・ルメット「その土曜日、7時58分」の前にと「狼たちの午後」を観返したりした。
前日寝られなかったので…30年前のニューヨークの街角って閑散としてるなあ、銀行の周囲をヘリコプターが飛ぶ空からの映像がいいなあ、と思いながら後半は最後の銃音までうとうとしていた。同居人は「昔は個人のイデオロギーが流動的だったけど、今は皆なかなか動かないから生きにくいよなあ」というようなことを言っていた。
夜、同居人がブックトークをしてくれた。職場から小道具をわざわざ持ち帰っての一席(笑)何かに触れるにはいろんな道があるけど、誰か(やその人のかけた手間)を介すると新鮮で面白い。肉体的な経験というかんじがする。



日曜日は午後から江戸東京博物館に「ボストン美術館 浮世絵名品展」を観に行った。場内は満員。絵だけでなく、物販コーナーで流れていた商品が刷り上がるまでの映像も面白かった。目録とセットの観賞案内の小冊子が見易くて良かった。
江戸博は初体験なので、常設展示も見て廻る。ジオラマや実際に乗れる模型が多く、閉館間際まで長居してしまった。企画「浅草今昔展」の活動写真についての展示も面白かった。写真は「明朝新聞社」の前にあるダルマ自転車。すべて同じ材質なので尻が痛い。
両国の駅のまわりはよく分からず、適当なお店もみつからなかったので、新宿に戻り、但馬屋珈琲店で抹茶カステラを食べて休憩した。